こーひー

アイコン、ヘッダーは自分で撮りました。Twitterには書かないようなことや詩や短歌な…

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アイコン、ヘッダーは自分で撮りました。Twitterには書かないようなことや詩や短歌など元文芸部/理系大学生

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固定された記事

9月

どの先生たちも「あとは出席点で卒業」と言って、私たちはテストの端に書かれた赤い数字を紙の中に含めて恥にした。夏の終わる香り。うろこ雲はまだ無いし、後ろの友人の手…

こーひー
4年前
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2023年

こーひー
4か月前
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てんしとぼくたち

こーひー
5か月前
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鼻が曲がってるねと言われた人の手術レポ

こんばんは。こーひーです。 今月3月3日金曜日に鼻の手術を受けたのですが、どうだったか聞かせて欲しいと言われることがたまにあったので、自分のためにも記録しときます(…

こーひー
1年前
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ふゆのはるのおわる

どこかが燃えているみたいだ。香りのしなくなった金木犀がコンクリートを鮮やかにして、私の冬の春がちる。人々が縮こまり震えていて、あなたのなかの熱にふれる。どこかで…

こーひー
1年前
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2022年1月~6月の短歌

今年はめちゃくちゃ詠めない時期とめちゃくちゃ詠む時期の差が凄かったです。気に入ってるのとか抜いて集めてます(後半はほぼただの記録) サムネ写真は今年上半期のお気に…

こーひー
1年前
4

春色のとうめい

こーひー
2年前
2

屋上に梅

紅梅のあかあかを切り取れませんでした、これは自白で、そのあとわたしは現代の加工技術にハグをして、くらいくらい赤をまことの紅にかえる。なんだかネズミ色の空は真夏の…

こーひー
2年前
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起き創歌会#5-冷-

2021年12月10日(金)、銀猫( https://twitter.com/Ginneko0 )さんのDiscordサーバー「起きろ!!創作の時間だ!!!」にて、5回目の歌会を行いました。現時点で約2000人の創…

こーひー
2年前
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ただ1人

11月22日。並木通りの中にただただ真っ黄色に孤立してる奴がいて、違う日にそいつがビルの隙間の太陽を一心に抱いていたことをしる。そいつは、緑の中で黄色に孤立して、そ…

こーひー
2年前
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境界と冬

ホームシックな気持ちを駆り立てる冬の風が吹いている。いつもならここで鼻の奥が冷たさをしかと感じ取って冬を抱きしめられるのに、そんなことさえ許されないような今朝は…

こーひー
2年前
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起き創歌会#4-数-

2021年10月1日(金)、銀猫( https://twitter.com/Ginneko0 )さんのDiscordサーバー「起きろ!!創作の時間だ!!!」にて、4回目の歌会を行いました。現時点で約1800人の創…

こーひー
2年前
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予告されていたとおり、駅はその言葉通りの機能を残して、工事中の文字の書かれた白幕の内に消えていった。工事用ヘルメットをかぶった男たちが煙草をふかしていて、慣れ親…

こーひー
2年前
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ブルーブルー

雲の切れ間の日光が凄まじかった朝 セミは誰から鳴き出したんだろう 最後の仕上げに花火玉は磨かれて 縁日のためにと金魚は運ばれる 屋台を覆うブルーシートは何よりも青い…

こーひー
2年前
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2021.7-8月

【青色】 告白の返事を待っている。君のブルーハワイは溶けきっている 胸骨はクラゲのように動きます水中である夜空の中で ブルーグレーの空かき抱き髪結ぶ鮮やかな青い…

こーひー
2年前
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まわれば

私のスマホの中。たしかに、たしかにさきほど、ツバメのツンとした影が飛んでいきました。木々の揺れさえスマホに写し取りたくて画面は常に真っ暗にしておこうと思うけれど…

こーひー
2年前
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9月

どの先生たちも「あとは出席点で卒業」と言って、私たちはテストの端に書かれた赤い数字を紙の中に含めて恥にした。夏の終わる香り。うろこ雲はまだ無いし、後ろの友人の手汗は未だ酷いけど。

行っては帰ってくる残暑のせいで銀杏が割れる。割れた銀杏から自分を守るために日傘が必要で、だから日焼け止めは必要がなかった。縦に並んだ社用車。やっとうの涼しさにほっと出る9月の裏切りがペットボトルのお茶を揺らす。誰にも見

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鼻が曲がってるねと言われた人の手術レポ

こんばんは。こーひーです。
今月3月3日金曜日に鼻の手術を受けたのですが、どうだったか聞かせて欲しいと言われることがたまにあったので、自分のためにも記録しときます(あと自分がいざ手術するとなると体験談がもっと欲しかった!)

細かい内容に入る前に鼻の手術(3点セット)の内容を書いておきます。全身麻酔下,二泊三日で行いました。
1つ目は鼻中隔湾曲矯正術で、鼻の真ん中の軟骨の曲がりを削ったりなんだりで

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ふゆのはるのおわる

ふゆのはるのおわる

どこかが燃えているみたいだ。香りのしなくなった金木犀がコンクリートを鮮やかにして、私の冬の春がちる。人々が縮こまり震えていて、あなたのなかの熱にふれる。どこかで石油ストーブが燃える。あなたの心臓ももえる。手足がこおりつくみたいだとはいうものの、実際問題こおりついている。わたしの心はずいぶん先に走っていくのに身体だけいつも置き去りになるね。たぶん、きっとあの道の先でだれかが瞬きをする間にまた春がきて

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2022年1月~6月の短歌

2022年1月~6月の短歌

今年はめちゃくちゃ詠めない時期とめちゃくちゃ詠む時期の差が凄かったです。気に入ってるのとか抜いて集めてます(後半はほぼただの記録)
サムネ写真は今年上半期のお気に入り写真です

まずはお気に入りから

恋人とていねいによぶ小雨には折りたたみ傘ゆっくりとさす
(うたの日「恋人」より)

わたしたち初夏の迷子だそこらじゅう真緑なればどこへいけるか
(うたの日「緑」より)

さん付けをあとから懐かしめる

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屋上に梅

屋上に梅

紅梅のあかあかを切り取れませんでした、これは自白で、そのあとわたしは現代の加工技術にハグをして、くらいくらい赤をまことの紅にかえる。なんだかネズミ色の空は真夏のようになりました。時間がたてば自分の罪を忘れて、音を立てて真実へとかわる。ほんものの君を大切にしたいのにいつだって周囲のラブを軸にまわっているよね。錆び付いたグリーンの屋根がみえるような屋上で、春の陽だまりのシーツのように揺れていたい。その

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起き創歌会#5-冷-

起き創歌会#5-冷-

2021年12月10日(金)、銀猫( https://twitter.com/Ginneko0 )さんのDiscordサーバー「起きろ!!創作の時間だ!!!」にて、5回目の歌会を行いました。現時点で約2000人の創作好きがいる大型サーバーで短歌の風を吹かせるために行っている歌会です。何度目かの参加になる人達の、お題「冷」での短歌をお楽しみください!また、それぞれの短歌へのコメント等いただけましたら

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ただ1人

ただ1人

11月22日。並木通りの中にただただ真っ黄色に孤立してる奴がいて、違う日にそいつがビルの隙間の太陽を一心に抱いていたことをしる。そいつは、緑の中で黄色に孤立して、そいつは、黄色の中で寂れていく存在である。12月1日、東京では3年ぶりの20度になって、冬の中で今日という日は孤立していた。道を行く人がジャケットを腕にかけて袖をまくった。地面の枯葉がうっとうしい。そいつは、今日という日は特別だと孤立して

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境界と冬

境界と冬

ホームシックな気持ちを駆り立てる冬の風が吹いている。いつもならここで鼻の奥が冷たさをしかと感じ取って冬を抱きしめられるのに、そんなことさえ許されないような今朝は、筆でないまぜにされた雲がどこまでも遠くある。まだ行ったことない道の方では、立体駐車場の車がビルの中で浮いていて、さらにこの雲達を遠ざけるから、頭のてっぺんから足の爪先まで私はこの空を愛することしか考えられなくなる。
冬。私とあなたと外界と

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起き創歌会#4-数-

起き創歌会#4-数-

2021年10月1日(金)、銀猫( https://twitter.com/Ginneko0 )さんのDiscordサーバー「起きろ!!創作の時間だ!!!」にて、4回目の歌会を行いました。現時点で約1800人の創作好きがいる大型サーバーで短歌の風を吹かせるために行っている歌会です。今回は創作サーバー内で行われている夏祭り企画の一貫で行っています。今回から初参加の初心者さんたちと、何度目かの参加にな

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鞄

予告されていたとおり、駅はその言葉通りの機能を残して、工事中の文字の書かれた白幕の内に消えていった。工事用ヘルメットをかぶった男たちが煙草をふかしていて、慣れ親しんだお店たちが、一ヶ月の閉店セールを経て売り物を減らし消えた。駅近くの店も、改修工事に伴って、少しずつ様変わりするのだろう。この街も都会の仲間入りをしてしまうのだろうか。ハイヒールを履いた女性が軽快に階段を降りる後ろで、私はすり減ったロー

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ブルーブルー

ブルーブルー

雲の切れ間の日光が凄まじかった朝
セミは誰から鳴き出したんだろう
最後の仕上げに花火玉は磨かれて
縁日のためにと金魚は運ばれる
屋台を覆うブルーシートは何よりも青いだろう

朝のことを思い出したみたいに
セミが何人か鳴きだした夕暮れ
わたしは誰からも嫌われたくないので
花火はひっそりと橋の下でしたのだ
浮浪者たちのブルーシートは何よりも暗かった

靴箱の中で湿気を吸った花火は
何事もなく火を吹いて

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2021.7-8月

2021.7-8月

【青色】

告白の返事を待っている。君のブルーハワイは溶けきっている

胸骨はクラゲのように動きます水中である夜空の中で

ブルーグレーの空かき抱き髪結ぶ鮮やかな青い爪をして
いる

【夏祭り】

後先を考えすぎて空返事カップから揚げのつまようじは一本

こぶしひとつよりも広めの抜き襟と赤いネイルにAirPods真白

行き場のない花火玉のこと重ねてる窓の外では真夜の雨ごうごう

【移動中にて】

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まわれば

まわれば

私のスマホの中。たしかに、たしかにさきほど、ツバメのツンとした影が飛んでいきました。木々の揺れさえスマホに写し取りたくて画面は常に真っ暗にしておこうと思うけれど、スクリーンショットって影は写してはくれないのね。バイパスのうねり、宇宙から見れば私たち無駄に回ってばかりで、くるくる、くるくると、バレエダンサーみたいに踊れたら、いくぶんか重力も軽くなると信じている。電灯は地面につんのめる形で立っていて、

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