Nori TAKAHASHI

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設計に関する48章『も』目的忘れた高価な設計

設計に関する48章 『も』目的忘れた高価な設計 副題:最高の機能を最低のコストで 飛行機のB29の話しにあるように、キャビン内圧をどうキープするか、アメリカは多少の漏れ…

Nori TAKAHASHI
3週間前
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矢澤永ちゃん最高です^ ^

設計に関する48章『せ』絶対安全•フェール•セーフで

『せ』絶対安全•フェール•セーフで 副題:信頼性情報をうるには ここで、"Fail-safe"の語源は、英語で「安全を確保するための装置や手段」という意味で、 航空機やその他…

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設計に関する48章『ゑ』画を描いたらクレームの予測を

『ゑ』画を描いたらクレームの予測を 副題:自己検図のポイント ここで書かれている、応力集中は無いか、組み立てにおいても部品を減らせないかなどは、計画時点でしっか…

Nori TAKAHASHI
1か月前
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設計に関する48章『し』試作は完成をもって半ばとす

『し』試作は完成をもって半ばとす 副題:玉成まで道通し 「玉成」は、日本語で「完全に成し遂げること」や「完成すること」を指します。また、目標や計画が達成され、成功…

Nori TAKAHASHI
2か月前

設計に関する48章『み』未熟者の恐れ知らず

『み』未熟者の恐れ知らず 副題:設計者の段階 今の時代だと、構想、計画、設計の各段階で必ず、デザインレビューなど様々な関所があり、未熟者の開発で恐れ知らずの設計が…

Nori TAKAHASHI
2か月前
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設計に関する48章『め』目でたしかめよクレーム原因

設計に関する48章 『め』目でたしかめよクレーム原因 副題:現物検証してから変更せよ この話しは、クレーム品の改善検討には必須である。機械の場合、故障の内容をしっかり…

Nori TAKAHASHI
3か月前
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政府の復興支援策は適切なの?

Nori TAKAHASHI
3か月前

設計に関する48章『ゆ』ユーザの声は天の声

『ゆ』ユーザの声は天の声 副題:改良・開発のヒント 開発者はユーザの声は直接聞くべきである。 開発を進めるときに市場調査をしっかり実施し、色々なユーザの使い方、要…

Nori TAKAHASHI
3か月前
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設計に関する48章『き』きれいな図面より吟味された図面

『き』きれいな図面より吟味された図面 副題:製図工数節減 この内容は、昔はドラフター等で設計していた手書き図面のころの話であり、きれいな文字などに拘っていた時代…

Nori TAKAHASHI
3か月前
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設計に関する48章『さ』さみだれ訂正(変更)は生産なかせ副題:作る立場で変更せよ

設計に関する48章『さ』 『さ』さみだれ訂正(変更)は生産なかせ 副題:作る立場で変更せよ 設計変更は前にも述べたが、設計変更に設計が費やす時間の数倍後工程では時…

Nori TAKAHASHI
4か月前
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おかしいと思いませんか?

Nori TAKAHASHI
4か月前
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設計に関する48章『あ』後始末は倍かかる

設計に関する48章 『あ』 『あ』後始末は倍かかる 副題:急がば回れ 源流は設計であり、川上が濁っていると下流は全て濁ってしまう。 部品表を作成する時は二人で読み合…

Nori TAKAHASHI
4か月前
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設計に関する48章『て』テスト終わって対策でず

設計に関する48章 『て』テスト終わって対策でず 副題:テストは趣味にあらず ここで、最重要なのは、テストをする目的である。 1)設計で見落とした所を見出す →いまは、FE…

Nori TAKAHASHI
5か月前
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設計に関する48章『え』縁の下は力持たせ

『え』縁の下は力持たせ 副題:ベースの剛性を高めよ 操作レバーの土台の剛性をしっかり確保せよと書かれている。 取り付け面の板厚も必要であり、操作レバー自体の剛性も…

Nori TAKAHASHI
5か月前
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設計に関する48章『こ』こわれたところは強度を2倍に

設計に関する48章 『こ』こわれたところは強度を2倍に 副題:事故再発防止 色々と検討し、それでもこわれた場合は、まずは何処がこわれたのか?を見ることから始まる。破断…

Nori TAKAHASHI
5か月前
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設計に関する48章『も』目的忘れた高価な設計

設計に関する48章
『も』目的忘れた高価な設計
副題:最高の機能を最低のコストで
飛行機のB29の話しにあるように、キャビン内圧をどうキープするか、アメリカは多少の漏れは容認し補給して与圧した。
日本は漏れ無しを目指した。
飛行機が飛ぶ高さの空というのは気圧が低いのです。気圧とは、空気の重さによってはたらく圧力です。上空に行けば行くほど地上より飛行機の上にある空気が少なくなるので、気圧が小さくなり

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設計に関する48章『せ』絶対安全•フェール•セーフで

『せ』絶対安全•フェール•セーフで
副題:信頼性情報をうるには

ここで、"Fail-safe"の語源は、英語で「安全を確保するための装置や手段」という意味で、
航空機やその他の機械システムにおいて、システムが故障した場合でも安全を確保する仕組みを
指して使われていた。
この言葉は、システムが失敗した場合でも安全を保つために設計された仕組みやプロセスを指す
ように広がってきた。

油圧の部品でも、

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設計に関する48章『ゑ』画を描いたらクレームの予測を

『ゑ』画を描いたらクレームの予測を

副題:自己検図のポイント

ここで書かれている、応力集中は無いか、組み立てにおいても部品を減らせないかなどは、計画時点でしっかり検討すべき事項である。

新規の計画をする場合、設計検討項目の洗い出しをまず実施することから初めて、構想を考えるべきである。

設計検討項目が洗い出せないと言う新規性の高いものは極小である。

また新規性が高いもの程、設計検討が必要な

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設計に関する48章『し』試作は完成をもって半ばとす

『し』試作は完成をもって半ばとす
副題:玉成まで道通し

「玉成」は、日本語で「完全に成し遂げること」や「完成すること」を指します。また、目標や計画が達成され、成功を収めること。
機械設計の場合、設計段階、試作段階、
量産立ち上げ段階、量産段階と図面に手を入れる段階が沢山ある。
取扱説明書なども設計者は執筆する。
量産段階では、現場からの改善要望、コストダウン、更には市場不具合の改善など設計者は休

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設計に関する48章『み』未熟者の恐れ知らず

『み』未熟者の恐れ知らず
副題:設計者の段階
今の時代だと、構想、計画、設計の各段階で必ず、デザインレビューなど様々な関所があり、未熟者の開発で恐れ知らずの設計があったとしても、各段階の関所で引っかかる。
設計者の段階としては、3年、5年、10年、20年程度で区切られて来ると思う。
3年目程度
まだ計画は出来ない。
図面バラシの仕事が多い段階である。
5年目程度
出来る人は、計画をし始める。色々な

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設計に関する48章『め』目でたしかめよクレーム原因

設計に関する48章
『め』目でたしかめよクレーム原因
副題:現物検証してから変更せよ
この話しは、クレーム品の改善検討には必須である。機械の場合、故障の内容をしっかり見極め無いと適切な改善が出来ない。
例えば、構造物が破損した場合、破損部の破断面解析をする。
繰り返しによる疲労破断なのか、一発破断なのか。材料の疲労限度線図と照らし合わせる。過去の試験結果と照らし合わせる。
など、事実確認と裏付けを

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設計に関する48章『ゆ』ユーザの声は天の声

『ゆ』ユーザの声は天の声
副題:改良・開発のヒント
開発者はユーザの声は直接聞くべきである。
開発を進めるときに市場調査をしっかり実施し、色々なユーザの使い方、要望点を使っている
現場の作業されている方々に聞くべきである。
機械の場合、現場の管理者に聞いても、実際に
理解して話していない場合もある。
出来れば一週間程度同じ現場に張り付くと見えないものも見えて来て、開発時に盛り込むべき
機能や改善点

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設計に関する48章『き』きれいな図面より吟味された図面

『き』きれいな図面より吟味された図面
副題:製図工数節減

この内容は、昔はドラフター等で設計していた手書き図面のころの話であり、きれいな文字などに拘っていた時代の話であるが、筆者が文中に記載されているが、如何に標準品を使い多くの図面を書かずに済むかを計画時にしっかり検討すべきである。
①機能品(要素部品)は評価済みの物を使う。
 油圧部品(電磁比例弁、走行モータ、安全弁、シンダのパッキン類等)

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設計に関する48章『さ』さみだれ訂正(変更)は生産なかせ副題:作る立場で変更せよ

設計に関する48章『さ』

『さ』さみだれ訂正(変更)は生産なかせ
副題:作る立場で変更せよ

設計変更は前にも述べたが、設計変更に設計が費やす時間の数倍後工程では時間がかかる

【変更の優先順位】
1.重要品質問題の解決
  これは損失防止の観点からも最優先でタイムリーに実施が必要である。
  この場合、その部品に関しては、改善要望も収集し同時に変更をすること。

2.現場及び仕入先からの設計変

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設計に関する48章『あ』後始末は倍かかる

設計に関する48章 『あ』
『あ』後始末は倍かかる
副題:急がば回れ

源流は設計であり、川上が濁っていると下流は全て濁ってしまう。
部品表を作成する時は二人で読み合わせを二度やれと言われました。
後輩にも、必ず守らせました。

ボルト1本でも間違えれば、現場では組立が止まってしまう。
まして、機能部品の品番を間違えると、どこにも在庫がなければ、2~3ケ月は開発が ストップしてしまう。
納期を急が

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設計に関する48章『て』テスト終わって対策でず

設計に関する48章
『て』テスト終わって対策でず
副題:テストは趣味にあらず
ここで、最重要なのは、テストをする目的である。
1)設計で見落とした所を見出す
→いまは、FEM解析など解析ツールを駆使して最弱部や、流体の流れなどを検討し危なそうな所に歪みゲージを貼る。
昔は、何百枚も貼ったが今は危なそうな部分の周辺に貼る。
2)設計困難または不安な所があり、テスト確認したい。
→1)と同じ手法で進め

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設計に関する48章『え』縁の下は力持たせ

『え』縁の下は力持たせ
副題:ベースの剛性を高めよ
操作レバーの土台の剛性をしっかり確保せよと書かれている。
取り付け面の板厚も必要であり、操作レバー自体の剛性も必要である。
フィンガー操作レバーもあるが、ショベルで使われる様な長いレバーもある。
操作方式によって、荷重条件を変えて設計する必要が出てくる。
ジョイスティックと呼ばれる操作レバーでレバーガードがある場合はフィンガー操作となるのでレバー

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設計に関する48章『こ』こわれたところは強度を2倍に

設計に関する48章
『こ』こわれたところは強度を2倍に
副題:事故再発防止
色々と検討し、それでもこわれた場合は、まずは何処がこわれたのか?を見ることから始まる。破断面解析をし、疲労破壊か応力集中破壊か一発破壊か見極める。
次に壊れた部分の設計FEM解析結果と試験での応力確認結果と照合する。
疲労破断や応力集中破壊であれば、強度二倍にしておけば問題は収まる。
一発破壊的な破断面なら、顧客の使い方の

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