平たかゆき

写真を撮りながら、日本に一度も帰らずに世界一周の旅をしてる人です。でも11年も旅して、…

平たかゆき

写真を撮りながら、日本に一度も帰らずに世界一周の旅をしてる人です。でも11年も旅して、まだ世界半周しか回れてません。どうしましょ。好きなタオルはバスタオルです。 https://twitter.com/takayukirainbow

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世界一周11年目の新たな挑戦

みなさん、本当にご無沙汰しておりました、平たかゆきです。 このnoteでもTwitterでも長い間なんのアクションも起こしてなかったので、もしご心配をかけてしまっていた方がいらっしゃったら申し訳ありません。 とりあえず、僕はなんとか元気に生きています。 そして、相変わらず僕はまだ日本には帰っておらず、今年2月にはついにこの世界一周の旅は無帰国のまま10周年を迎え、11年目に突入してしまいました。 ただ、旅11年目とは言っても、僕が今いる国は未だにあの「ジョージア」。

    • 2020年4月、僕の旅の現状

      みなさん、ご無沙汰しています。 平たかゆきです。 しばらくツイッターをお休みしていたんですが、現在の世界中での新型コロナウィルス問題の深刻な拡がりもあり、僕の事を心配してくださるメールもいくつも頂くようになってしまい、さすがに一度僕の旅の現状をみなさんにも報告しておかなくちゃと思ったので今回noteに書かせてもらいます。 ただ、今回はネガティブな部分もちゃんと正直に話していこうと思っているのと、かなり時間をさかのぼって話を始めるので、前半はコロナ問題とは全く関係のない極個

      • 現実を自分の目で見るということ(ジョージア「パンキシ渓谷」にて)

        僕は約9年にも及ぶ長い旅の中、この1年間ほどは出たり入ったりを繰り返しながらも基本的にはコーカサス地方の「ジョージア」という国(旧ソ連の構成国で、2015年までは日本ではグルジアと呼ばれていた)に長期滞在しています。 そして去年の夏の初め、その首都「トビリシ」のホステルで、一人の若い日本人女性に出会いました。 彼女は21歳の学生さんで、時間を作っては世界を回りながら訪れた場所の話を記事にするwebライターもしているという、行動力あふれる女性。 今回彼女は、トビリシから北

        • 友達と夢の話

          友達ってなんでしょうか。(突然の哲学的始まり) 僕は9年近くも旅してるので、当然のように日々たくさんの人に出会っています。 そして日本で生活しているとあんまり感じることはないかもしれませんが、近年世界一周旅行や世界放浪の旅をしている日本人っていうのは本当に多くて、よっぽどマイナーな国や地域など以外、旅先で他の日本人に出会うっていうのも全然珍しいことではありません。 なので、もちろん宿で日本人に出会えば普通におしゃべりしますし、時には仲良くなって数日間行動を共にして一緒に

        世界一周11年目の新たな挑戦

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        • 自己紹介
          1本
        • 写真まとめ
          1本

        記事

          大麻の話(後編・ジャマイカ編)

          さて、前回のモロッコ「シャウエン」編に続いて、今回は「ジャマイカ」編です。 (かなりの長文ですが、気合を入れて書いたので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!) カリブ海に浮かぶ小さな島国「ジャマイカ」。 僕がこの国を訪れたのは、旅を始めて3年目、2013年6月のこと。 それまで2年半近くも中南米の危険と言われる地域をたくさん旅してきて、ある程度そういうものには耐性ができていたはずなんですが、なぜかこの時まで僕はこのジャマイカに関してだけは特別な緊張感や警戒心を持ってい

          大麻の話(後編・ジャマイカ編)

          大麻の話(前編・モロッコ編)

          今回なんだか物々しいタイトルですけど、僕は別にこの事について問題提起がしたいとかそういうことではなくて、ただただ自分がこの旅の中で見てきたものをお話ししようと思ってるだけなのでその点はご了承を。 じゃあとにかくまず、タイトルとは全く関係の無さそうな、ある美しい町の紹介から話を始めますね。 北アフリカの観光大国モロッコの北部に、別名「青い街」とも呼ばれる「シャウエン(またはシェフシャウエン)」という都市があります。 シャウエンは青い街という名の通り、街中のほとんどの建物が

          大麻の話(前編・モロッコ編)

          平たかゆきの世界一周まとめ

          みなさん、こんにちは! 2011年2月1日から、写真を撮りながら、一度も日本に帰ることなく長い長い世界一周の旅を続けている「平たかゆき」と申します。 (現在9年目) ここでは、わたくし「平たかゆき」の自己紹介を含め、これまでの旅の軌跡をまとめたいと思います。 まず、なんでそんなに長く旅をしているのか? 理由は単純。 あまりにも色んな場所に行き、かつスローペース、かつ写真を撮りまくり、かつ出来るだけ陸路にこだわった旅をしているからです。 しかも世界一周の旅なのに、こ

          平たかゆきの世界一周まとめ

          平たかゆきの「写真」まとめ

          ここでは、僕がこの旅で撮ってきた膨大な写真の中から、今までTwitterに載せたことのあるものを中心に紹介していきます。(順次更新予定) 参考:撮影機材 2011年1月 ~ 2012年10月 Canon Power Shot G11 or G12 2012年10月 ~ 現在 OLYMPUS OM-D E-M5 or E-M5 Mark II or E-M1 レンズ多数 (順不同) 北アイルランドの外れにある神秘的な森 スペイン 本場「セビージャ」のフラメンコ モロッ

          平たかゆきの「写真」まとめ

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(後編)

          中編からの続き。 (かなりの長編ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。) さて、僕が見た限り、お昼前の時点で国連ボランティアの方が手にしていた手動式カウンターが「1703」という数字を示していたので、 この日一日で少なくとも4000人以上の難民の人たちが、この線路を通ってハンガリーに入国したんじゃないかと思われます。 僕はずっと、警察や軍隊が見守る中、線路を歩いて入国する難民の人たちに対して、英語やモロッコで覚えたばっかりのカタコトのアラビア語で「こんにちは

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(後編)

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(中編)

          前編からの続き。 結局その朝は列車もなんとか定刻通りに動いていました。 ブダペストからまずは3時間ほどかけて中継地点の「セゲド」という駅まで向かいます。 そして、その「セゲド」駅で目的の「ロスケ」行きに乗り換えるわけですが、ここの時点ですでに駅には警察が何人か巡回していました。 おそらく、キャンプを抜け出したりして自力でブダペストに向かおうとする難民を見つけて捕まえるためです。 否が応でも、僕の緊張感も高まってきます。 すると、ロスケ行きの列車を探す僕にも2人の警

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(中編)

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(前編)

          (このレポートは、シリア難民問題が大きく取りざたされていた2015年9月当時に僕のTwitterアカウントにアップした文章を、note用に編集しなおしたものです。リアルタイムではありませんが、今でもたくさんの方に目を通していただきたいお話なので、どうか最後までお付き合いください。) 最近インターネットのニュースやこちらのテレビなどで頻繁に取り上げられている「シリア難民」に関する問題。 そして、偶然にも今僕がいる国は、その難民問題で揺れる渦中のハンガリーです。 ただ、今回

          旅人の僕が実際に目にしてきたシリア難民についての一大レポート(前編)

          僕が中米のジャングルでマヤの先住民のお家にお世話になってきたお話

          あれは確か今から6年以上前、この旅を始めて1年半ほどの頃の話。 僕は当時すでに巨大な南米大陸の旅を終え、その舞台を中米へと移しており、その中米でもすでに様々な国で10か月ほど旅を続けていました。 その時僕が旅していたのは、そもそもメジャーでは無い中米の中でも特に知名度の少ない「ベリーズ」という国。 有名なメキシコとグアテマラの二か国に挟まれている、カリブ海沿いの小さな国。 中南米の90%以上の国の公用語がスペイン語なのに対し、ここ「ベリーズ」の公用語だけはなぜか英語。

          僕が中米のジャングルでマヤの先住民のお家にお世話になってきたお話

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(後編)

          中編からの続き。 さて、目的の森を無我夢中で撮影し終わり、そこでようやく時間のことを思い出した僕。 今がすでに午後4時ということは、日が落ちるまで後30分ほどしかありません。 そして、僕は行きにここまで3時間以上かかってるわけです。 ほんと、これって結構やばいよなあ…。 なにせ、ホステルに戻るには、来た道と同じくあの細い並木道を少なくとも1時間以上は走らないといけないわけです。 あの道には街灯など無く、時折車も往来します。 むむむむむむ…。 でも、今の状況では悠長

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(後編)

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(中編)

          前編からの続き。 出発から1時間後の午後12時半。 計算上はすでに目的の森にかなり近づいてるはずの僕は、実際は未だに総距離の3分の1ほどしか進めておらず、車が横を通る歩道の上で必死になって自転車を漕いでいました。 なんでまだそんな場所にいるのかって? いや、それは僕が聞きたいぐらいです。 とにかくね、やっぱりこの即席自転車、何かがおかしいんです。 確かに物理的には漕げば進むんですよ。 でもなんというか、漕いでも漕いでも「思ったようには」距離が進まないというか、いや、ギ

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(中編)

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(前編)

          2017年1月中頃、僕は北アイルランドの北の外れにいました。 この辺です。 ただでさえ「北アイルランド」なんて名前なのに、さらにその一番北だなんて、まさにキングオブ「北」です。 なんでそんな所にいたかというと、そこにどうしても見てみたいものがあったから。 それは、8kmにもわたる海岸線を六角形の石柱奇岩群が覆いつくす特異な景観の世界自然遺産。 その名も「ジャイアンツ・コーズウェイ(巨人の石道)」。 ただ、世界遺産とはいえ北の外れの海岸にあるので、個人で行くにはアクセ

          僕が北アイルランドの森で死にかけた話(前編)