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プロジェクトマネジメント義務を知らないマネージャーはもう要らない
SIerやベンダーにとって、このプロジェクトマネジメント義務(以降、PM義務)を知らないプロジェクトマネージャーや管理職、経営者がいたら多分その人はモグリです。
っていうくらいとても大事な義務です。
義務とは与えられた役割を担うことそれ自体といってもいいでしょう。
ぶっちゃけPMBOKなどのノウハウ集やその資格を有しているかどうかなんてのは、この義務を担うことの重要さに比べれば些細なことです。
真の目標を明確化しない組織は弱い
「目標を確実に達成するのがいいチームだ」
目標が利益なら、利益さえ達成すればいいチームですか?
目標が受注なら、受注さえ達成すればいいチームですか?
はたしてそうでしょうか。
リーダー、マネージャー、上司、経営者が語る言葉の多くは、実は疑問に満ち溢れています。多くの人が抱いているチームに対して、多くの人が持っている誤解を1つ解いておきたいと思います。
ここで1つ実験をしてみましょう。
質問
計画しているとうまくいくから「計画」の有難みがない ~私は、計画の大切さとプロジェクトリカバリーの難しさを、失敗体験から学んだ~
今回は、私が問題プロジェクトのリカバリーに入ったときの実話です。
それは途方もない予算規模の大型プロジェクトでした。
契約が完了した時点で、このプロジェクトに許された開発期間はかなり厳しいものでした。このような状況下では、計画軽視の人々が幅を利かせます。
「計画なんて、悠長なことをやっている暇はない」
「計画完了を待たなくても手を付けられるところはいくらでもあるだろう」
このプロジェクトはま
作業計画で誰もがぶつかる壁「タスクはどの程度まで詳細化すればいいのか?」についての私の考え
私の本職は企業相手のビジネスコンサルティングなわけですが、その中身はさまざまです。事業立ち上げや事業計画作成などのお手伝いが多いですが、馴染みのお客様から不調事業の立て直しを頼まれることもあります。
このときもそうでした。
以前に事業立ち上げをお手伝いしたお客様からお声がけいただき、事業の立て直しをお手伝いしていました。
最初の1年間は幹部の皆さんとトップダウンの改革を進めたのですが、あまりうま
グッドイナフ(今のままでいいや)の時代を制するには「外注管理」が大切だ
いまや多くの業界がグッドイナフ(Good Enough)に直面しています。グッドイナフとは、製品の機能や性能が向上して顧客の要求レベルを上回った結果、市場全体が「今のままでいいや」と考えるようになった状況を指した言葉です。私は、20年ほど前、マイクロソフトに務めていたころにはじめてこの言葉を耳にしました。パワーポイントやエクセルといったMicrosoft Office製品群はバージョンアップのたび
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