見出し画像

シリーズ作品復習『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』

U-NEXTにて「名探偵コナン」劇場版第1作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』を見てみた。

「名探偵コナン」劇場版第26作『名探偵コナン
黒鉄の魚影』を見て、改めて「名探偵コナン」劇場版シリーズを見てみたくなったので、見てみることにした。

監督はテレビアニメ版「名探偵コナン」をはじめ、「ルパン三世」第2シーズンの作画、「キャッツ・アイ」や「シティ・ハンター」といった北条司原作作品を手掛けたこだま兼嗣。

ちょうど26年前の作品だが、
各登場人物が持ってる携帯電話以外は全く色褪せない名作である。
爆弾多めのアクション展開や
スケボーや蝶ネクタイマイク、
コナンシネマクイズなど、
その後の劇場版『名探偵コナン』シリーズの数々の定番が第1作目からある。

それにしても、事件のきっかけの一つになるニュータウンの都市開発計画やバブル崩壊の煽りからの建築物の予算カットなど、90年代半ばから後半の時代らしきものを感じ取れるし、
70年代のユナボマーみたいな連続爆破犯も映画ならでは。

進一と毛利蘭のロマンスや
間に出てくる少年探偵団、
まだ声が神谷明の毛利小五郎など、
「名探偵コナン」らしさ満点。

終盤の時限爆弾を使ったクライマックスなど、
本作は赤と青の色を大切に使った作品で、そこに深味がある。
メインのBGMが「太陽にほえろ!」のテーマ曲のアレンジだったりする辺りは日テレらしさと見れる。

ただ、冒頭の黒川邸での事件のいきなりな始まり方はかなり不自然で、ここがもっとスムーズだったらもう少し絶賛出来ただけに惜しい。

この記事が参加している募集

アニメ感想文

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?