藤原 樹

関西学院大学/商学部4年/体育会サッカー部/主将/14番/今年度チーム目的「共に闘う人の原動力であり続ける」/チームメイトへの「自己開示」/「体育会の課題」について考えていきます

2-14 ”信じる”ちから

筆者は信じるということについて以下のように述べている。

“教師が生徒の可能性を信じたために、「自己成就予言」(他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実現すること)が働いたのである。教師が生徒を「伸びしろがある」と信じたことで、その成長に大いに期待をかけたからなのだ。”p.166

これは、ランダムに選ばれた生徒を優秀だと教師に、嘘の情報を与えたらどうなるのかという実験で

もっとみる

2-13 「他者観点」はマジレスによってでしか育まれない

どのようにしてメンバーを巻き込んでいくのか。

筆者は以下のように述べている。

“「視点のズレ」という。心理的・身体的な興奮状態を経験していないとき、人はそれが自分に与える影響をひどく過小評価するのだ。
たとえば、医者はたいてい患者の感じている痛みを実際より軽く考えるという。自分自身がつらい目にあっているわけではないため、医者には患者のつらさが十分にわからないのだ。”p.148

“「自分は『よ

もっとみる

2-12 組織を失敗に導く「責任のバイアス」

また、筆者は本書で相手の努力に対して自分の貢献を高く見積もる「責任のバイアス」について述べている。責任のバイアスとは、相手の努力に対して自分の貢献度合いを高く見積もってしまうことである。

筆者曰くこれはテイカーが犯しやすい誤りで、協力関係が失敗する大きな原因になる。例えば、よくある話でいくと、「みんなのモチベーションが低くて困ってるんです問題」が挙げられる。私はあるキャプテンに「他のメンバーに自

もっとみる

2-11 4年生からでは遅い「特定人物固有信用」

特定人物固有信用とは、心理学者のエドウィン・ホランダーが提唱した考え方で、グループのメンバーに積み立てられる、相手に対する信用のことである。筆者は

“ギバーとして信用を得ると、ちょっと大胆で挑戦的なアイデアを出しても、まわりに特別に認められてしまう。”p.135 

と述べている。これは当然といえば当然である。リーダーの言葉はそれまでの行動が付加価値となって伝わる。つまり、リーダーになったから信

もっとみる

2-10 頼ることがもたらすメリット

筆者は、「頼る」ことについて、以下のように述べている。

“テイカーは、自分がほかの人より優れていて、別格の存在だと考える傾向がある。だから他人に頼りすぎると、守りが甘くなってライバルに潰されてしまうと思っているのだ。”p.130

“ギバーは、頼り合うことが弱さだとは考えない。それよりも、頼り合うことは強さの源であり、多くの人びとのスキルをより大きな利益のために活用する手段だと考えている。”p.

もっとみる

2-9 自分に矢印を向ける

また、筆者は

“自分の知力にだけ頼った、一見、個人の力が大きい仕事でも、成功するかどうかは自分で理解している以上にほかの人びとの協力にかかっているのだ。”p.125 

と述べている。

ジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー 2 –飛躍の法則」で紹介された「窓と鏡」の法則という考え方に似ている。これは、組織がうまくいっているときは窓の外をみて自分以外の人々の協力によってもたらされたのだ

もっとみる