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https://5febfce53953c.site123.me/ WELTGEIST FUKUSHIMAに参加中。 某出版社にてコラムニストや書評者をしています。 映画·読書·音楽·哲学が好き。

最近の記事

今年読んだ本三選 三選目

今年読んだ本三選-その③- ※その①その➁は前の記事となります!※ その前にご挨拶を。 新年明けましておめでとうございます。 実は12月の半ばより大幅に体調を崩しまして……もっと早くに仕上がる予定が現在となってしまいました。タイトルの「今年読んだ本」の今年はもう終わったやん……と思いながら、更新しております。大幅に遅れが出てしまった事、申し訳ないです😢 ここから本題の三選目! 今年(2023)読んだ本、というタイトルで三選をお送りしているので、刊行されて間もない書籍

    • 今年読んだ本三選 二選目

      今年読んだ本三選-その➁- ※その①はひとつ前の記事となります!※ 私の好む本のひとつに"ノンフィクション"というジャンルがあります。小説には小説の良さがありますが、うまい事できてるなぁ~!という感銘を受けるような作品は、これは後に映画化決定だね!と思っている部分もあるので、活字で読むならノンフィクション!! (因みに、の話で申し訳ないのですが、この歳になって私は将来、ノンフィクション作家になりたいと思っています。) 私の愛するノンフィクション作家さんは日本にも何人かいら

      • 今年読んだ本三選 一選目

        今年読んだ本三選-その①- 気づけば2023年も残すところあとわずかとなりました。今年は出版社で書評のお仕事をさせて頂いたりと仕事上でも読書する機会が多かったのですが、個人的に読んで爆裂に良かった!の三選を残しておこうかな、と。 ※ひとつにつき一記事であげます。宜しくお願いします。 私が好む本 基本的に私は、ババアが書いた文章がとても好みです(言い方w) 若い人間には描けない生きて重ねた知恵と経験がある事、その他は子供を持たなかった生もあれど、多くは子供を育ててきてご苦

        • 『ゴジラ-1.0』にみた日本道徳

          まだこれから楽しむ方へ!(ネタバレなしゾーン) 珍しく映画のレビュー等を。 SNSで仲良くして下さっている方はご存じかと思いますが、私のSNSの投稿内容は、ほぼほぼ映画で綴られています。 今月はもう何本か映画館で楽しんで来ましたが、今回のゴジラ-1.0に限っては、ゴジラ生誕70周年!という事もあり、4DXで楽しんでまいりました♡ 正直、言うても私も女の子。 ゴジラなんて子供じみたもの楽しめるような歳なんか?オバハンは、と言われたら、ほんとそれはそう!と思っていたので、4D

        今年読んだ本三選 三選目

          物を捉える

          劣等感のうまれる場所 "幸せを得られるかどうかは、思考の質に左右される。それゆえ、適宜注意を払い、悪辣で無分別な考えにおぼれる事がないようにしなければならない" これは、ストア派のマルクス·アウレリウスの言葉だ。 この場合の、悪辣で無分別とは何か、を、よく考える。言葉ひとつをとっても、それは受け取り手によるものなので、正解もなければ不正解もない。そうして、答えのない事を求めるのが哲学であるが、善良に考えると、この場合の悪辣で無分別とは、自分の中にある(何かしらの足りなさ)

          物を捉える

          砂の城

          老朽化のすすんだ茶色いビル。再開発の対象に入っていて、近々取り壊されるらしい。最近の私の職場だ。そこは友人の職場でもある。友人は、長くその土地で開業なさった医師の膝元にあり、現在、人手不足のために友人以外の助手もおらず、入っても続かずで困り果てていた。だから私が週に数回、お手伝いに身を寄せている。私自身は年初めに働き過ぎて体を壊したので、今年の残りはあまり無理をしない方向で、としていたのだが、そう遊んでばかりもおれず、パート感覚で働きに出る事にした。 本来、仕事というものは

          砂の城

          ある日の例え話

          子どもの場合 うちの子は真ん中が健常で、上下に発達障害がある。一番上はASDで、一番下はADHD(彼女の場合は出産時の事故も起因して症状がなかなか難しい) 生まれ持った気質や性質によるもの、と理解されがちでもあるが、育てていると解る、脳の信号の遮断のようなものを感じる。確かに、気質や性質で、そんなの性格的な物でしょう?と思われやすい部分でもあるが、全ては脳の問題である。ここで生まれたもの(考え)を脳のあっち側に移動、つまり渡す事ができないでいる事により起こってくるエラーのよ

          ある日の例え話

          大人になるという事は

          先日、長女が急に"ママのところで洗濯させて!"と家に来た。 洗濯機が故障したのかと思ったら、長女が言うには 『洗っても洗っても臭くて、家の洗濯機で洗うとなんか逆に汚してる気分になってきて』 との事。 今、私達は、別々に暮らしている。あなたが養育すべきだった、とか、子供を捨てた等色々な意見を頂くが、どういう事情でこうなのかは散々書いてきたので、ここでは割愛。いつでも子供たちが来られる場所に居住地を置いている。 以前は私を入れて家族五人だった。育ち盛りが三人もいる家庭だと洗濯

          大人になるという事は

          夜のバス停

          木曜、長女が友達と二人で、私の家に遊びに来た。 彼女たちはいつも一緒にいる。高校で出来たというそのお友達は、長女自身がずっと思い描いていた「友達」という形の関係性を築ける相手だという。そのため長女は最近、どことなくルンルンしている。人との距離感が上手に保てず、小三から中三まで不登校だった子だ。場面緘黙も持ち合わせていて無駄に頭がよく、次の展開に対してネガティブな想定しか引っ張って来られない事が原因で、外ではあまり話さない。何も言わければ次の展開は起こり得ない、を熟考した上で

          夜のバス停

          あの日の味噌汁

          思わぬ主役 うちの人に、今晩は何が食べたいのかを尋ねると、決まって 「あなたの作ったお味噌汁かスープ」 という返事を貰う。いつもいつも、私の作ったお味噌汁は本当に美味しい!と大絶賛してくれる。普段出来る限り、酵素の面を考えて生で野菜を食べる私にとって、お味噌汁は"古くなりつつある野菜達の最期の楽園"であり、味噌汁の為に何か特別な素材を使っているわけでもなければ、どちらかというとそれは、クズ野菜の処分場といったところだ。 でも。 考えてみると、あの人もこの人も、料理の話題

          あの日の味噌汁

          靄のかかる場所

          嫌な夢 嫌な夢を見た。雨も遠のいてせっかくの晴れた日曜日だったのに。私はたまに夢でうなされる。近くにうちの人がいて良かった。両足がどっぷりと沈みこまない内に私を現実に引き戻してくれる。 夢には時間の感覚がないので行きつ戻りつしながらの全体像でしかその夢の内容を説明できないでいるけど、とにかく 【クリームパンが食べたいと父から連絡があったから、レンタカーを借りて向かう】 という物だった。車の免許は持っているが長らく運転はしていない。それで高速に乗ろうなんていう事が既に自殺行

          靄のかかる場所

          共存共栄

          うちの人 よそ様はどうなのかは知らないが、私は彼の事を「うちの人」と呼ぶのが好きだ。うちの人は、家の人でもあり、内の人とも表現できそうなところを気に入っている。 さて、そんな「うちの人」は、私より一回りも年下である。毎日、私が、だらだらと垂れ流す日常生活を見ている人にとってみれば、それはいつもの話、だけれど、これが例えば仕事先等で 『麦さんは?彼氏とかいるの?』 とプライベートについて聞かれた際に、おりますよ、一回り下です、とでも答えようものなら、同世代はどこで捕まえたの

          共存共栄

          悪い習慣

          私が10代後半頃の事。 日本語学校にいた事があり、海外の高校生達が日本で一ヶ月過ごすので彼らの面倒を見る、というイベントが夏の間に発生した。海外の、としているのは、アメリカだけに限らず、私の周りでは常時36か国の人間が溢れかえっていたからだ。youtubeやネットの普及もあり、今では色々な国の文化がシェアされているのでそんなに珍しい事でもなくなったが、まだそんな物もなかった時代の事。彼らが初めて訪れた日本で最初に驚いたのは自動販売機が町中にある!という事で、皆大はしゃぎでカメ

          悪い習慣

          有為転変

          振り返り 今更ながらの報告になってしまうが、離婚した。周知されていると思っていたのは意外にも本人のみだったらしく、いまだに二人宛としてlineが届く事もある。結婚の報告ならば喜ばしいが、大々的に『離婚しました!』と言ってよいのかどうなのか……と迷った部分もあり、なんとなくで過ぎた部分もある。ここはひとつ、報告も兼ねて『私達、晴れて、離婚しました』 === 気楽に読んでください。 その後の暮らしはSNSを覗いて頂いている方には周知されている物の、お店を営んでいた事もあり

          有為転変

          雨奇晴好

          すれちがい 私が結婚生活に望んだものはごく一般的な、持っている人は持っているであろう物ばかりだった。これと言って、何か特別を望んだわけでもなかった。小さなものなら、炊飯器、食洗機、大きなものなら、家つまりは団らん、そういう物を求めていた。特に、現代でいうところの親ガチャに失敗している私は帰る家を持たず、他人よりもその憧れが強いように思う。 結婚生活で臨んだそれらはかなえられる事はなかった。かなえられたとしても、何かを妥協せざるを得ない状態で望まぬ物の方が大きかった。代表的

          雨奇晴好

          The lady Justice11/8

          生活の変化 5月、離婚をした。 離婚話が出てから具現化していったのは、急だったものの全くそのような兆候のないところから話が降って湧き出たわけではない。ビジネスパートナーとしてはうまくいっていた気はするが、夫婦となると、元々、破綻していたように思う。私自身は仕事をするのも母でいるのも妻でいるのも、全てが『私』だと思っていたけれど主人は違った。仕事をするのが自分で、家を守るのは妻で、と互いにたいしての役割分担を与えた。それを流れるままに受け入れていたのだけれど、実際にはそこが大

          The lady Justice11/8