つのだ|教授・経営者

つのだアントレと申します。中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を毎日発信…

つのだ|教授・経営者

つのだアントレと申します。中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を毎日発信しています。20代で株式会社3社を起業。35年以上経営者として活動中。国立大学でも客員教授を約20年間務めています。ジャズギター演奏が趣味。ウェス・モンゴメリーとラリー・カールトンが好きです。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

「給与はお任せします」と言う人を採用してはいけない

中小企業にとって人が採れないことは苦悩 しかし、間違って採ったら地獄だ。 これが私の長年、人材採用をしてきて出した教訓です。 そこで今回は、中小企業を経営する経営者に向けて など、かなり具体的に「成功する人材採用」を解説します。 結論から言うと、次の8つの掟を守ることが大切です。 人材の採用には大きく新卒と中途採用に分かれますが、今回は中途採用がメインです。 中小企業の経営者、経営幹部の方々に中途採用を失敗してほしくない、成功してほしいという思いから書きます。 ここで

    • 会社の成長のために、社員を変えようと一生懸命な社長が「社長失格」なワケ

      「会社を成長させたい」世の経営者はすべからくそう考えています。 私自身も起業時は会社を成長させようと必死でした。 しかし、途中から気づいたのです。 会社の成長は社長の成長にかかっている と。よく言われる ということを自覚したのでした。 特に社員の離職に歯止めが利かなくなった時期には、経営者というよりは、私の人間的な未熟さを痛感しました。 退職者の原因は突き詰めると社長である私の言動が引き金になっていることが多かった。 当時の私はこんな状況でした。 「他人と過去は変え

      • 以心伝心って、ほんとに美徳?

        「以心伝心」という言葉があります。 といった意味だと思いますが、実際のところこのようなコミュニケーションは“暗黙の了解”とはならず、とても難しいと感じています。 私の実感ですが、以心伝心は 以心伝心の齟齬により誤解が生じるかも。 そして、不信が生じる。ときに、不快まで生じて、 ついには、悪意まで持たれかねないのです。 もしかしたら「言わなくとも分かるはず」といった一方的な期待があるのかもしれません。もしくは、「言わなくても分かってほしい」という 甘えがあるのかもしれま

        • 社長が思う「会社員には絶対に話せない社畜」の話

          家を出るのは朝7時。帰ってくるのは夜10時。 明日も早い。シャワーだけ浴びてご飯も食べずに泥のように眠る。 こんな毎日のくりかえし。 まさに、社畜。 社畜という言葉は、このように定義されています。 社長である私は普段から、社内の社員研修の場などで と説いています。ですので、社員が会社の家畜とならないよう最大の注意を払っています。自社においてもまだまだ改善の余地があり、社畜という言葉は経営者である私自身の戒めとして重く受け止めています。 一方、社長の働き方は どう

        • 固定された記事

        「給与はお任せします」と言う人を採用してはいけない

        マガジン

        • すごくおもしろかった
          18本
        • 心に残った最高のnote
          33本
        • 起業家のあなたへ
          7本

        記事

          「失敗したらどうしよう」と経営者なら誰でも考える。では失敗をどう考えたらよいか?

          なんてよく耳にします。 この耳触りのよいチャレンジという言葉には失敗を恐れず"リスク"をとることが含まれています。 経営も然り、成功へのチャンスと失敗へのリスクを前提にチャレンジします。それこそが企業の生命力だからでしょう! 失敗すれば、チャレンジは即ピンチにもなる。 しかし、「ピンチはチャンスだ!」という言葉もありますね。 この言葉からすると、チャレンジはチャンスに転じると言える。 そして、チャンスはリターンに跳ね返る。 だったらチャレンジしよう、というわけです。 つ

          「失敗したらどうしよう」と経営者なら誰でも考える。では失敗をどう考えたらよいか?

          「社畜はいらない」と社長の私が思うワケ

          私は長い期間、経営者として執務をこなしてきました。 その間、職場の社員の皆さんに常に言い続けてきた言葉があります。 この2つの言葉です。 私も経営者として「自分をしっかり表現するよ」。 つまり、「自分に正直に生きるよ」とも発言していました。 そして、社員には本気で 「決して社畜となるな!」 とも言い続けていました。 会社は社員の幸せのためにある。 社長は会社の総責任者。 よって、社長の最大の使命は社員の「幸せである」という信念に基づいているのです。 「社長は社員第

          「社畜はいらない」と社長の私が思うワケ

          経営のことが不安で不安で仕方がない時の唯一の対処法

          経営者なら一度はこんなことを考えたことがあるでしょう。 一度どころか、毎日頭にある悩みかもしれません。 しかし、黒字にするための経営努力をしていれば結局のところこのような悩みは杞憂に終わることが多いです。 しかし、そうは言っても一度頭をよぎるとこれらの悩みは中々消えてくれません。 こんな状態が続くと、不安の症状や睡眠不足、仕事に集中できないなどさまざまな良くないことが起こってしまいます。 そんな経営者にオススメなのは「杞憂日記」をつけること。 その名の通り、杞憂、つま

          経営のことが不安で不安で仕方がない時の唯一の対処法

          「事あるごとに口を出す」経営者に誰もついてこないワケ

          「経営者たるもの、自分の言動や部下の業務には細かいところまで神経をつかい、こだわるべきだ」 と思っている方も多いことでしょう。 しかしこれでは、会社の士気は下がるばかり。 経営者には「こだわるべきこと」と 「こだわってはいけないこと」が 明確に存在します。 こだわるべきことは、 経営の方向性です。それは3つの視点です。 ①創業者精神とは「どうしてこの世にその企業が誕生したのか?」。 つまり、創業の原点にある存在価値を指しています。 ②経営理念とは「どのような事業

          「事あるごとに口を出す」経営者に誰もついてこないワケ

          社長の私が思う、「こんな上司は、上司失格」。

          わかってますか? 誰もついてこない上司の特徴。 それは「意志の強さ」と「発言力があること」です。 上司や職場のリーダーは、意志の強さと発言力の強さを持っているがゆえに、周囲の人たちに対して本人は“確信をもって、迷わず言い切る”ことができます。 まさに、リーダーシップの中身そのものと言えますね。 本心からリーダーとはこうでなければならないと思います。 ところが、現場での様子をよくよく観察してみると、実際にはよい結果だけを生み出しているとは限らないのです。 過剰な自信

          社長の私が思う、「こんな上司は、上司失格」。

          自己紹介とサイトマップ

          はじめまして。つのだアントレと申します。 私は日々、中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を発信しています。 20代で株式会社3社を起業。約35年間、経営者として活動中。 国立大学でも客員教授を約20年間務めています。 そんな私が今までに書いた人気noteを以下にまとめました。 経営でお悩みの中小企業の社長にぜひ読んでいただきたい傑作です。 また、よろしければツイッターにも遊びにきてください。 中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を日々発信して

          自己紹介とサイトマップ

          「こんなにしんどいなら、経営やってられないな」

          そう思っているあなた、 そう思うことこそが 価値あることなんです。 経営の実践において”苦境”はつきものです。 苦境とは苦しい境に身を置くわけで大変辛いことに違いありません。 しかし、苦境を教訓に転換できれば価値が生まれ、その価値の積み重ねによって経営も人生においても”成功”の二文字がいつの日か手に入るはず。 「あの時のあの苦境があったからこそ今の自分がある」と・・・。 ①苦しむことで、経営者として最も重要な「胆力」が身につくもし、あなたが経営の重大な局面において困

          「こんなにしんどいなら、経営やってられないな」

          「自分には才能がないから稼げない」と思ったときにすべきこと

          時々、素朴に思うことがあります。商売で稼げるようになるためにはどうしても「"商才"が必要ではないか?」。商才があれば心強い、なければ不安と‥‥。 商才とは“商いの才覚”を指します。 才覚ということはその人に備わっている生まれつきの“才能”(タレント)と、生れた後に身についた“感覚”(センス)のようなものです。 といったことに対し直観によって見分ける力。 それが才覚であり、その才覚は理屈を超えたところに存在する本能的(タレント)かつ野性的(センス)なものと言ってよいでし

          「自分には才能がないから稼げない」と思ったときにすべきこと

          お客さまを単なる「神様」と思ってはいけないワケ

          お客様の存在をどう捉えるか? 昔なら「お客様は神様」と当たり前に叫ばれていましたが、実際のところどうなのでしょう。 私は”お客様の存在”を7つの視点で捉えています。 第一の存在:『お客様は絶対的な存在』お客様は売り手(作り手)にとって絶対的な存在である。 絶対的とは”なくてはならないもの”という意味です。 一方、お客様にとって売り手は絶対的ではない、相対的なのです。 つまり、他の売り手でも代用がきく。 売り手が選ばれるかどうかはお客様の選択権に委ねられているということ

          お客さまを単なる「神様」と思ってはいけないワケ

          部下に避けられるダメ上司の特徴

          今回は、上司が部下に接する際の「心得と心根」について経営者である私が解説いたします。 部下に接する際は以下の2点が大切です。 1.上司がやめるべきは“こまかく”“こまかく”とは上司が部下に接するときに戒めとすべき“心得”(心がまえ、心がけ)を表しています。 心得とは上司が持っておくべき基本的な部下観です。 部下が何か発言をするたびに、何か行動をするたびに上司は“気になるのか?”、“気にいらないのか?”きまって口を出す。 しかもことあるごとに…。 これって部下にとっ

          部下に避けられるダメ上司の特徴

          「ダメな社員」は、実は「上司にダメにされている社員」である

          「うちの会社にはダメな社員がいるんだ!」 よくある中小企業の社長の愚痴です。 私の周囲にも結構います。 しかし、そう決めつけられた社員の大多数は 実は“ダメな社員”でなく“ダメにされている社員”なのです。 とダメレッテルを貼られた社員が、その後私が講師を務める研修会などに参加していることがあります。 しかし、直に話してみると決してダメな社員でなかったりすることが多々あります。 むしろ、しっかりとした“できる社員”の雰囲気さえも感じることがあるのです。 とついつい思っ

          「ダメな社員」は、実は「上司にダメにされている社員」である

          社長や上司たる者はバカなふりをすべし

          会社の会議でわざと的外れな発言をする。 物事をあえて忘れたふりをする。 部下から何か提案されても、意図的に判断に迷ったふりをする。 このように、私は常々 「社長や上司たる者はバカなふりをすべし」 と思っています。 もし、社長が頭の良さを露骨に出していたとします。 するとどうなるでしょうか? 社長にとっては幹部ほか部下の一挙手一投足が物足りなく思えてしまい、ついつい と口を出すことになります。 ついには、アドバイスを超えて指示・命令に至る。 所謂、マイクロマネジメ

          社長や上司たる者はバカなふりをすべし