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「食事療法」は存在するのか?

存在しないと思ってます。

食事でできることは健康維持であり、疾患治療ではありません。

の記事で、発達障害/精神疾患は、
的確な検査、原因分析、サプリの選択により十分治療可能であることを解説しました。

が、「サプリ飲んどけばOK」ではありません。

それを補足する意味でも、今回は食事について解説します。

食事療法ではなく「食事制限」

この手の疾患の治療情報は多数出回っており、玉石混交です。

特に、

サプリメント =  栄養素 = 食事で補える

という誤解はよく見ますし、フォロワーの人から食事療法について質問されることもあります。

食事で治るのはかなりレアケースだと述べましたが、じゃあ食事は何でもいいのか?といえば、声を大にしてNOと言います。

「コレを食べれば良くなる」はありませんが、
「コレを食べてはいけない」はいくらでもあります。

それは疾患状態によって大きく異なります。

社会復帰過程での食事制限

僕の場合、重篤なうつ状態から社会復帰した過程の半分は、腸壁と腸内フローラの修復でした。
(発達障害超あるあるです。)

具体的には、

・リーキーガット症候群の治療
・カンジダ菌の繁殖抑制
を行いました。

ノウハウは僕のマガジンに山ほど記事がありますが、サプリと一般処方薬の服用だけではほぼ治りません。

加えて、食べてはいけない物を控えること、これは必ず実行して下さい。

以下、ざっくりとですが例を示します。

リーキーガット治療

小麦と大豆と乳製品(ホエイプロテイン除く)を制限しました。

これらが未消化状態で腸内に入ることで発症するからです。

僕の場合は、カタマリを禁止することで何とかなりました。

醤油に含まれる大豆やカレールーの小麦粉、大抵の加工食品に多少含まれてる乳成分。
そこまで気にしていたら何も食べられません。

二八蕎麦や揚げ物の衣もたまに食べていました。

カンジダ除菌

甘い物(白砂糖)が厳禁です。
鉄サプリもダメです。

これ最初はキツかったですが、2週間ほど我慢したらスイーツ食べたい欲は減ってきました。

チャレンジしたことないですが、禁煙より楽だと思います。

その後の食事制限の変化

食事制限はとてもイヤでしたが、疾患状態が回復するにつれて少しずつ食べられるようになってきました。

甘いものについては、いま食べたい欲があまりないので気にしていません。

たまーに食べたくなったら食べてます。

また、リーキーガット治療後は、週一ぐらいでラーメン食べても体調に変化はありませんでした。

グルテン・カゼイン専用の消化酵素サプリを発見してからは頓服しながらもう少し食べてます。

この一時対処も、酵素生産を邪魔する体内の水銀が抜けきれば不要になります。

というわけで現在は、

重金属デトックス

大型魚(カツオマグロ系)と水道水を制限しています。

大型魚には水銀とヒ素が含まれ、水道管は地区によっては鉛が使われています。

有害金属の親玉は水銀です。
これの量が正常範囲になれば自然排出能力が復活するので、その後は食べ過ぎなければ問題ありません。

治せば全て解決

食事制限全般について、「一生食べないで下さい」という医師もいますが、食べて大丈夫な人がいる以上、原因を潰せば制限解除できます。

(※ただし、糖質や塩分、アルコールなどの過剰摂取が身体に悪いのは誰でも同じです)

完治を目指すには執念が必要ですが、そこは安心してください。

そして、結果的に健常者の平均よりずっと健康な脳と身体が手に入ります。

食事制限を辛く感じる人も多いと思いますが、どうか未来の自分を思いやって、他のストレス解消法やマインドフルネスで乗り切りましょう。

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頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。