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【勉強系29】社会人が「経営戦略」を学ぶ際に読むべき書籍10選(オススメ書籍紹介)

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はじめに

書籍紹介シリーズも定番化してまいりました😁
今日は「経営戦略」に関する書籍を10冊ほどご紹介いたします。

ただ、経営戦略という分野は、経営学の中でも最も難しい分野の一つでして、その抽象度の高さも相まってよくわからないままとなりやすい分野です。
もっといえば、この分野には「経営戦略」というカッコイイ言葉を使いたいだけの胡散臭い人も多く生息しているので、中途半端に学ぶことはあまりオススメできない分野です。

もし自分の専門分野として経営戦略を選ぶならなら、大学院等でしっかりと研究して、修士号・博士号を取って、実務でも活かすという方が良いと思います。
一方で、軽く知っておきたいという方には、今回ご紹介する書籍の8番目までを読んでいれば十分です。

ということで、今日ご紹介する書籍は、大学の学部で経営学を専攻していなかった人を対象にしています。
「これから経営学や経営戦略について学びたいけど、まず何を読めばいいかわからない」という方に向けて、「この順番で読めば、ある程度詳しく学べますよ」という書籍をご紹介していきます。
これらの書籍を読み込んだ後に大学院等で研究をすれば、より深く学ぶことができると思います。



【初級編】

初級編は定番の入門書とざっくり学べる書籍をご紹介します😁
おそらく誰でも簡単に読めると思いますが、難しかったらマンガ等の書籍も出ていると思うので検索してみてください。



1.マネジメント・テキスト 経営戦略入門(新宅 純二郎)


この書籍は、経営学部に入る学生を対象に書かれた書籍なので、19歳前後の社会人未経験者でも「経営戦略」の基礎がわかるように書かれている良書です。
もちろん、経営学部を卒業した人でも学びが多いでしょう。

MBA等に入る前にまずは読んでおきたい一冊といえます。

なお、著者は、網倉久永教授(上智大学経済学部経営学科教授)新宅純二郎教授(東京大学大学院経済学研究科教授)です。



2.M&Aの経営戦略が10時間でざっと学べる(菅野寛)


続いて、早稲田MBA菅野教授が書いた経営戦略の書籍を読むとある程度概要が解ると思います。
菅野先生はBCG(ボストンコンサルティンググループ)出身なので、実務家教員です。
経営戦略の実践的な視点を持っている先生なので、ビジネスマンにとってはこちらの書籍の方が馴染みやすいかもしれません😁




3.ストーリーとしての競争戦略(楠木建)


続いて、一橋大学の名物教授の一人である楠木建教授の著書をご紹介します。
この書籍は経営学の書籍というよりは、ビジネス書に近いものです。
それゆえ、誰でも楽しんで読むことができる内容となっています。

学問の色彩が強い書籍は苦手という方は多いですから、そういう方にはもってこいの書籍だと思います。
ほぼ語り口調で書かれているのでスラスラ読むことができるはずです。
あとは好み次第🤔
楠木教授の語り方が合うか合わないか…(笑)



【中級編】

上記の入門書3冊を読破できた皆様は、きっと経営戦略に向いています😁
経営戦略は人を選ぶ学問分野なので、合わない人は合いません。
「あまり意味のない後付けの学問分野だ」と言われることも多いので、読んでいてもあまり得られるものがないと感じた人は中級編以降の書籍は読まなくてもOKです!

一方で、経営戦略の書籍を読んで思考が加速したり、ワクワクできた人は経営戦略に向いていますよ!
そういう方は中級編の書籍もガッツリ読みましょう👍




4.経営戦略概論(波頭亮)


こちらの書籍は、若い頃にマッキンゼーのコンサルタントをされていた波頭さんが書いた書籍です。

私は通常、有名大学・大学院の教授陣の書籍以外はご紹介しないのですが、こと経営戦略においては実務家の書籍の方が役に立ったりするのであえて入れています。
その中でもこの書籍は学者が書いたと言われてもあまり違和感がないくらいちゃんとしています。

経営戦略という学問の歴史を丁寧に解説して、かつ、理論面も丁寧に紹介しています。
MBAに入る前に概要をおさえておきたいという人にはちょうどいい書籍だろうと思います。




5.ビジネスに役立つ経営戦略概論(澤田直宏)


上記の実務家の書籍で満足できない、もっとハイレベルな書籍が読みたいという方には、こちらの書籍をオススメします。
著者の澤田直宏教授は、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(ビジネススクール)の教授です。

通常の経営戦略の書籍は、海外の理論を紹介して解説するだけのものが多く、かつ、抽象的な話ばかりをします。
経営戦略を学んで何の意味があるの?と思われる原因はそこにある気がしますが、その点この書籍は財務理論という実務でよく使う分野から経営戦略につなげていく話なので、かなりレベルが高く、実践的です。
読みこなせる人は少ないと思いますが、もしサラサラと理解できるようなレベルに至ったとすると、日本のMBAなんて楽勝だろうと思います🤔

経営戦略と財務は切り離せない分野なので、よりハイレベルな実践的理論を学びたい人はこの書籍を読みましょう!



【上級編】

最後は上級編です。
このレベルの書籍になってくると、MBAのテキストとしても使用されるものとなってきます。
ただ、テキストというものは当然読みにくいですし、長いです🙄
海外学者あるあるですが、1ページで言えることを10ページかけて書くという習わしでもあるのかと思うほど説明が長いです。

でも、一応世界的権威ですし、内容も濃いので、MBAで経営戦略を専攻する場合は一度は熟読しておくべきかと思います。
実際に研究としてこの分野を選ぶのであれば、一応触れておかないといけない文献でもあるので、お作法として読んでおきましょう。





6.企業戦略論【上】(ジェイ・B・バーニー)

7.企業戦略論【中】(ジェイ・B・バーニー)

8.企業戦略論【下】(ジェイ・B・バーニー)


経営戦略のテキストの定番といえばこれかなと思います。
上中下の3巻ありまして、読むのは大変です。
ただ、比較的わかりやすく書かれているので、初級・中級を読めた人にとってはスラスラと読めるのではないかと思います。

しかも、有り難いことに2021年に改定されて最新事例になっているので事例がイメージしやすいものばかりだと思います。
経営戦略をガッツリ学びたい!という人には最高のテキストです。




9.競争戦略論1(マイケル・ポーター)

10.競争戦略論2(マイケル・ポーター)


最後は皆さんご存知、マイケル・ポーター教授の経営戦略論です😱
マイケル・ポーター教授はハーバード・ビジネス・スクールの教授ですが、既に世界クラスで有名な人なので、経営学を学ぼうとしている人で知らない人はいないでしょう。

書籍の内容自体は結構高度だと思います。
ただ、ビジネスの世界である程度経験を詰んできた人ならば比較的読みやすい内容かもしれません。

この書籍に書かれていることがどれだけ実務で役に立つかは不明ですが、経営戦略論の大家の本を読んでいないというのはあり得ないと思うので、一応読んで、理解しておいた方が良いと思います。


おわりに

今日は、「経営戦略」に関する書籍を10冊ほどご紹介させていただきました。

不安定な時代だからこそMBAが流行っているので、今年または来年あたり受験しようと思っている人もいるかと思います。
もし行くなら上記の10冊はサラッと読みこなしておいた方が良いでしょう。

MBAにただ行くだけ、修士号を取りたいだけという人にとっては別に必要ない書籍だとは思いますが、優秀な人はMBAで上位の成績を取って海外大学院等に行くことを目標にしていると思うので、最低限の知識量は持った上で入学しないと、同級生たちに勝てません。
特に日本国内の上位MBAだと学生の平均的学力も高いので有名な理論は全部頭に入っている状態で入学してくる人が多いです。

もし本気で受験を考えているのであれば、読んでおきましょう👍


ではまた次回🎵


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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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