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ガールズ&パンツァー
2010年代のオタクであれば「ガルパンはいいぞ!」とガルパンおじさんから営業されたことがあるだろう。
実のところ「ガールズ&パンツァー」(以下「ガルパン」)は良い。
程よく頭がお花畑で見ていられて、程よくアツい展開があり、程よくミリタリー欲を埋めてくれる。
良くないのは作品の内容に対して細部までリアルを詰め過ぎた結果、TVシリーズも劇場版も伸びに伸びたことぐらいである。
乙女の嗜み・戦車道!とい
ショーシャンクの空に
好きな映画は?と問われたらまず最初に「ショーシャンクの空に」を挙げるだろう。
スティーブン=キング原作のヒューマンドラマの傑作で、モーガン=フリーマン氏の演技で最も好きなタイトルだ。
妻殺しの冤罪で刑務所行きとなった元銀行員のアンディーの物語ではあるが、彼の心身の傷や自由を掴み取るドラマよりも、懲役刑の重さを垣間見るのが何より心に重くのしかかる。
噂に聞く派閥や上下関係に性暴力の描写は勿論のこと
ブラック★ロックシューター(OVA版)
僕が一番オタクオタクしていた頃……というと印象が悪いのだが、黒歴史時代を脱した直後はそれしか楽しみがなかった頃、めちゃくちゃトガッた作品が出てきた。
それがOVA版の「ブラック★ロックシューター」(以下「BRS」)だ。
何と言っても原作はたった一曲のボカロ曲で、人気こそあれどたった5分の絵と歌だ。
アニメオリジナルに性質は近いが、それともまた異なる生い立ちが強烈で、一体どんなものが出てくるのか興味
この素晴らしい世界に祝福を!
何でもかんでも複雑で重厚なストーリーが良いとか世界観が作り込まれてフィクションにリアリティーがあるのが良いとかは決して思っていなくて、頭カラッポで楽しめるのもエンターテイメントの一つの魅力だと思っている。
アニメで履修した「この素晴らしい世界に祝福を!」(以下「このすば」)は、まさにそんな作品だった。
異世界転生系のコメディー作品というのは数多くあるし、ハーレム作品のような「このすば」がニアミス