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アメリカ(政治・歴史・文化等々)

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アメリカに関する種々雑多な記事をまとめておきます。
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記事一覧

激動の2024年をどう生きるか

激動の2024年をどう生きるか

長かった4年間とうとう2024年が幕開けした。

幕開けした途端に、石川県での地震と津波。翌日にはJAL旅客機と海保機が羽田空港で衝突。

なんとも不吉な年明けになってしまった。

しかし、私としてはコロナ禍から大統領選につづいた2020年が一番、今までの人生の中で衝撃が大きかった年だった。

というのも現在起こっている全ての悪いことや不吉なことはあの政権交代の時から端を発しているからだ。

あの

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ワシントンに道連れにされる永田町:ウクライナに支援し続ける日本

ワシントンに道連れにされる永田町:ウクライナに支援し続ける日本

日本のニュース報道では、ロシア・ウクライナ間の戦争がいまだ活発に続いているように報道されていた最中、イスラエル・パレスチナ間の戦争が勃発したことで、人々の関心はぐーーっとそちらに引き寄せられる形になった。

結局、ロシア・ウクライナのことで頓珍漢なことを言っていた自称保守の人達は自分達の見解の間違いを認めることもなく、それどころか、今度は違う場所に移しては、また同じ日本人との喧嘩に勤しんでいる。

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ハマスの攻撃から見えてくること

ハマスの攻撃から見えてくること

本当に誰も知らなかったのか?10月7日(その日はユダヤ教徒にとって特別な祭日だった)新たな戦闘の勃発に世界の目は一気に奪われた。

イスラエル内のパレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するハマスがイスラエルへの攻撃を開始したからだ。
イスラエル側も激しい空爆で報復している。これまでに双方の死者は少なくとも3000人以上出ていることは確実だ。

メディアは

『イスラエル側はこの攻撃に関して、事前

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ある本との奇跡的な出会い

ある本との奇跡的な出会い

運命を感じた瞬間久しぶりに、ものすごく「読みたい!」と思える本に出会った。

所有する前に図書館で借りてまず少し読んでみようと思って探した。

この著書は古いこともあり、なかなか見つからなかったが、やっと手に入った。

高揚した気持ちで、見るからに古い本の表紙をそっと丁寧に開いてみると。。

驚いた。

その本の著者の妻であった人の直筆で書かれた寄贈のメッセージとサインが入っていたのだ。

つまり

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2024年の大統領選はどうなる?!

2024年の大統領選はどうなる?!

民主主義絶対思考の行く末民主主義政治が世界的にも普遍的にも揺るぎない良い制度であると民衆が思うように扇動されたのは、たかだか戦後78年の短い間であったことをまず指摘したい。

戦前には民主主義に懐疑的な議論というのがたくさんされていた。古代ギリシャのプラトンの時代から、近代でいえば、トクビルやオルテガが代表的だ。

この三人の主張の共通点は

しかし、19世紀以降、ベンサムが言う様に、最大多数が最

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日本でより強く感じた危機感

日本でより強く感じた危機感

ここ最近は日本に滞在していた。

日本の状況について自分の目で確認したいことが色々とあったので、現地取材も兼ねて様々な所へ行ってきた。
それぞれの取材内容はこれからの関連記事に活かしていこうと思っているので楽しみにしておいて欲しい。

さて、毎朝、意識的にテレビのニュースを見る様にしていたのだが、やはり中でも特に気になったのが、ウクライナに関するメディアの報道姿勢だった。
毎朝、毎朝、なぜ?という

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『CPACでのトランプ演説の盛り上がり』

『CPACでのトランプ演説の盛り上がり』

CPACがワシントンに戻ってきたCPACという保守団体がアメリカにあることはご存知の人も多いだろう。

日本やオーストラリアなどでも開催される保守系の政治家やジャーナリストや活動家、企業経営者などが集まる大きな団体だが、その大元の大会が今年の3月の開催場所はワシントンDCに戻ってきた。

4日間にわたって開催され、名だたる保守系の人達が登壇したり、議論したりが繰り広げられた。

この大会には、トラ

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1・6国会議事堂襲撃事件:陰謀論だと言っていたのは誰だ?

1・6国会議事堂襲撃事件:陰謀論だと言っていたのは誰だ?

トランプさんが再選を果たせなくて悔しい思いをした人はアメリカ人だけでない。
世界中にアメリカ一極支配のグローバリズムに警鐘を鳴らす人達はおり、また、自分の国を大事にしたいと思うナショナリストも危機感を募らせている。

私が彼の再選を強く望んでいたのは、トランプさんの指揮下だと無駄な戦争が起きないということが一番大きかったと思う。

バイデン率いる民主党政権に戻れば、トランプ政権時代に一旦、止まって

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旧統一と世界の関係は?日本サンクチュアリ協会とはどんな団体なの?

旧統一と世界の関係は?日本サンクチュアリ協会とはどんな団体なの?

本質からずらされる:暗殺の真相究明より統一教会安倍元総理暗殺事件は日本の警察などの捜査能力の威信にも関わる様な事なのだから、国中が大々的な調査委員会でも立ち上げて徹底検証でもするだろうと当たり前の様に誰もが思っていたはずだが、現実はかけ離れたものになっている。

真相究明などという文言は出てこず、メディアは旧統一教会と自民党関係者の関わりを暴くような報道と国葬儀反対の報道ばかりしていた。

そもそ

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アメリカ大統領とロシア大統領の演説の違い

アメリカ大統領とロシア大統領の演説の違い

その時、アメリカ大統領はいずこへ??アメリカでは21日は大統領の日という国民の休日だった。その日に合わせてトランプ元大統領は愛国的な演説をしたが、現バイデン大統領は何をしていたかと言えば、彼はアメリカにさえもいなかった。。

20−23日に彼がアメリカにおらず、アメリカ国民に向けて【自分はアメリカのために何をしたいか】という政策を発信するわけでもなく、一体どこで何をしていたかというと、、

ポーラ

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瀕死の東條英機を見た米国軍人

瀕死の東條英機を見た米国軍人

昨年、偶然にも私の友人があるアメリカ退役軍人と知り合いの関係にあり、数々の戦争の体験話を聞いていたことを知った。

さわりだけでもとても興味のある内容だったのだが、お互い忙しくなかなか詳しく話を聞く機会が持てなかった。

その退役軍人の方が最近、97歳で天寿を全うされたと連絡が来た。

お葬式に参列した友人は、式は軍隊式でとても厳かで平和で素敵なものであったと私に語ってくれた。

今回は、運命的に

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広島サミット:有意義なものになるのか?

広島サミット:有意義なものになるのか?

議論に上がらない核武装先の記事(「ウクライナの二の舞になる国」)で日本では安全保障としての核武装の議論がまったく上がらないことへの危機感を書いた。

戦後、核武装を表立って主張していた政治家はただひとり。故中川昭一さんだったのではないだろうか。

彼は生前、「アメリカに殺されないように気をつけようぜ」と親しい友人に笑い話のように語っていたらしいが、その彼が”不審な死”を遂げてから、早何年経ったのだ

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ウクライナの二の舞になる国

ウクライナの二の舞になる国

本当の脅威はどこだお花畑な日本人の間でも、ことチャイナに関しては「国を内部から侵略されている気がする」と感じる人は圧倒的に増えた。

それは観光地に押し寄せる人波を見てとか、家の近所で住人として見かける機会が増えたとか、そういう理由なのかもしれない。

しかし、チャイナは国際法の常識を無視して領海外での武器使用を可能にする中国海警法というものを制定しているというレベルの話になると知らない人が圧倒的

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没落?!日本の行方は変えられるのか

没落?!日本の行方は変えられるのか

100年以上前に世界の没落を予言した人物日本の行く末を危惧する日本人は少し前に比べたら増えたのかもしれない。

ツイッターでも保守的なことを言う人の賛同が以前より多く得られているようにも見受けられる。

しかし、日本の人口から見てみれば、いまだに少数だ。

多くは危機感すら覚えていない。

消費税はここ30年で益々高くなる一方、賃金は上がらない。庶民は少しづつ貧しくなっている感はあるのだろうが、日

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