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第四子妊夫日記

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2019年9月 第四子を妊娠しました。これは、「父親としての妊娠」がどんなものであるかの記録、のつもりです。
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記事一覧

【妊夫日記0929】第四子の妊夫となって、

【妊夫日記0929】第四子の妊夫となって、

2019/09/29

2年半ぶりの妊娠生活が始まった。父親としての妊娠があるよ、と周囲に明らかな言葉にしてから久しく、試薬で判定が出た時から、カミさんとは「おお、やったぜ、がんばろうぜ妊娠出産。」くらいの、なんとも落ち着いたエールの交換といった雰囲気のスタートだった。そして今日、胎児の心拍を確認した。前回に比べて、兄姉たちの認識と興奮、愛情は溢れんばかりで、なんだか単純に良かったなぁと思い、どこ

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【妊夫日記0930】グレープフルーツジュースと卵かけご飯

【妊夫日記0930】グレープフルーツジュースと卵かけご飯

本人曰く、「七週目でこの感じの気持ち悪さなら、全然イケる」とゆう。悪阻である。それでも水はあんまり飲みたくないらしく、グレープフルーツジュースは飲めるらしい。そういえば、ウチの子どもたちは卵かけご飯有間食べないね、自分が子どもの頃はよく食べてたのに、と話していたら、なんだか卵かけご飯食べたくなってきたと言って、僕と卵を半分こしてカミさんは朝食にした。あとはナメコの味噌汁。鰹だし、生姜、ナメコ、味噌

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【妊夫日記1001】コーヒーの日に

【妊夫日記1001】コーヒーの日に

「あぁ~、ドッヂボール出来なくなったことが心残りだワ」
またそんなことを言っているわよ、カミさんが。もう四回目なんでね、さすがにこのお腹に配慮のない感じにも慣れてきましたし、なんやかんやその調子のまま三人産んでいるので、カミさんの生活の塩梅を信じるしかなくなってくるんですけどね。
今朝はペイペイの調子がなかなかよく、ご飯を食べる前にさっさと制服に着替えて食卓についていた。ラコとは手本のような喧嘩も

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【妊夫日記1002】家族は事業と考える①

【妊夫日記1002】家族は事業と考える①

見上げたバスの広告に「横浜ポートファミリーをご存知ですか?」とあって、横浜の里親制度の愛称らしい。ペイペイが生まれた頃から里親制度には興味があって、今回第四子が妊娠できたことは幸運だったが、そうでなくとも子ども総勢五人になるくらいまで、里子を預かっていたんじゃないかなと、カミさんとも話ていた。しかし、なかなか里親になるにも講習を受ける等のハードルがあって、まだ登録までに至れていない。横浜はポップで

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【妊夫日記1003】仕事で自己実現、とゆう病

【妊夫日記1003】仕事で自己実現、とゆう病

夕食の頂きますの挨拶をみんなでした直後に長男けっけが「(ゼルダの)ハイリア人がさぁ、」と話を始めたところを「いや、現実の話をしなさい!」とカミさんが本気の怒気を込めて叱ったのが、昨夜のハイライト。その様子をキッチンから見てた僕は爆笑しましたけどね。好きな事を話すのは楽しいし、楽しそうな君の姿を見るのも良いんだけど、作られたゲームの世界の話よりも、君にしか出来ない、君の体験した話を聞かせて欲しいよっ

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【妊夫日記1005】

【妊夫日記1005】

梅雨が終わった蒸し暑い頃から、この夏はよく冷製トマトパスタを作って食べた。冷やしたトマト缶をそのまま使い、オイルとにんにくを入れて調味したものだが、ここにきて悪阻対応食になっている。悪阻は8週目に入ってここ三日ほどで、急激に眠気と気持ち悪さが増して来たようで、あと約ひと月くらいがピークになり、憑き物が落ちたようにだいたい終わる。10月に入ってなお、不意に気温が30度を越える日がある。残暑というほど

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【妊夫日記1007】ブルー・マンデーはミートボールによわい

【妊夫日記1007】ブルー・マンデーはミートボールによわい

小一のけっけ、今朝はブルー・マンデーだった。気質的には、学校が楽しくってたまんねぇ!とゆう人よりは、完全拒否したり集団生活に不快感持ったりする血筋の人が多いから、予想はしていたのだけど。(それでも何故か教職免許持ってる人も多い)
けっけが生まれた直後に、「もしこの子が登校拒否になったらどうするか?」と考えて、フリースクールやホームエデュケーションの事、義務(フリー=無料)教育の事を勉強した事があっ

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【妊夫日記1008】泣くほどの日常と、伝えたい言葉と

【妊夫日記1008】泣くほどの日常と、伝えたい言葉と

日々のお迎えも、季節が流れれば様子は変わる。彼岸を過ぎると日没も早くなり、すっかり夜の様相だ。でも、お迎え時間で言えばウチは早い方だろうし、一年中夜中の家もあるんだろうな。子どもの夕飯時間が遅くなってリズム作れないのも大変だ。とは言え、ペイペイはまだ夕方充電切れして寝てしまい、夕飯スキップしてることしばしば。そのお陰で、お腹を空かせて朝ごはんはたくさん食べてたけど。今朝はしじみの味噌汁と、パン。ら

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【妊夫日記1009】髪結いの父になりたくて

【妊夫日記1009】髪結いの父になりたくて

ふわふわの亜麻色の髪を長く伸ばしたラコ。結ぶと嫌がって外してしまっていた時期は終わって、保育園に迎えに行くと、先生に可愛らしく結われた姿で出迎えてくれる。昨日は二つ結びにされて、さながらトトロのメイちゃんのようだった。以前から娘の髪結いを出来るようになりたいとトライしているが、やっと逃げずに留まってくれるようになった。まだまだ練習必要であるが。
どこかの国のお父さんが娘のヘアアレンジをSNSにアッ

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【妊夫日記1010】思い出の怪我は台風の雲と共に

【妊夫日記1010】思い出の怪我は台風の雲と共に

けっけが額に裂傷を負った。ひと針縫う程度のものだったが、嫌だ嫌だと叫び完全拒否して、結局テープで強度固定されている。縫っといた方がジョジョみたいで格好良かったんじゃね?って言ったら本気でイヤそうな顔された。
子どもは体も小さいせいか、怪我をしたときはなかなかショッキングな事象に見えるし(見えるで済まない時もあるが)、自分の事を思い出してもこんな怪我普通するか?とゆう場所を傷つけたりしている。息子が

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【妊夫日記1011】哺乳類ワールドとは何か?

【妊夫日記1011】哺乳類ワールドとは何か?

けっけ「哺乳類ワールドってなに?」←ホール・ニュー・ワールド

らこ「菌まんは?菌まん」←バイキンマン

らこ「こえ、ごみ?」←はずした本のカバー

けっけ「ハイボー↗ルッ!!!👍」(ハイボール師匠が誕生した瞬間であった)

日常の面白コメントを収集してると、案外けっけの天然発言が多かったのだが、最近はらこも良く喋るようになってきたので今後が楽しみである。ペイペイは意外と周りのようすを伺いながら

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【妊夫日記1012】嵐を待つ間に妻の髪を切って

【妊夫日記1012】嵐を待つ間に妻の髪を切って

家の裏にある細目の川は、昔から大雨が降るとよく氾濫していた。小学生の頃は玄関の床上残り1センチまで迫ってくる濁った水に興奮していた。翌日にやって来る役所の調査と消毒も印象的だった。
あまりにも氾濫する川だったので、治水工事が実施され、地下に毎時50mmの大雨が降っても逃がす設備を設置した。それから10年ほどの間には、一度も溢れ出ることはなく、ずいぶんおとなしくなったもんだなと思っていた。しかし三年

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【妊夫日記1015】その生活の質は、本当に自分で選択しているか?

【妊夫日記1015】その生活の質は、本当に自分で選択しているか?

幼稚園の運動会は開会宣言がされた時から早々に雨が降り始めて、継続を危ぶんだ運営の判断で目玉競技を繰り上げ。四競技目くらいに本降りになって中止となった。ペイペイはそれでもポンポンを持ってお遊戯したのと、玉入れを実施できたので、やった気分&そんな疲れてない1日で、嬉しそうな顔をしていた。玉入れの玉は明後日の方向に投げていて、まったく入ってなさそうだったけど。
しかし、無事だったとは言え、台風のおかげで

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【妊夫日記1016】男らしさ女らしさより、自分らしさを

【妊夫日記1016】男らしさ女らしさより、自分らしさを

ペイペイは最近シータになりたいそう。ラピュタのヒロインのシータである。金曜日ロードショーを録画したビデオを繰り返し見ていて、ついに100均でカチューシャを買ってきた。以前から戦隊ヒーローよりプリキュア、格好良さより可愛さを求めてきたガーリーな彼だから、その事自体はそんなに奇妙さも感じなかったが、今回の発言で気になった点がひとつあった。「幼稚園には持って行かない、女の子のでしょ?って言われるから」と

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