あなたの沖縄|コラムプロジェクト

個人の思い出や体験をいろいろ集めて、沖縄のあれこれを投稿していくコラムプロジェクト。戦…

あなたの沖縄|コラムプロジェクト

個人の思い出や体験をいろいろ集めて、沖縄のあれこれを投稿していくコラムプロジェクト。戦争も復帰も知らない世代を中心に、私たちが見てきた沖縄のことを書きます。 ご連絡はこちらから👉your.okinawa.project@gmail.com

ストア

  • 商品の画像

    あなたの沖縄vol. 1——今いる場所から沖縄を語る

    「あなたの沖縄」がZINEになりました! 90年代生まれが個人的な体験から綴るコラムプロジェクト・あなたの沖縄。 毎週土曜夜8時に、webサービスのnoteにて更新しています。 webだけでなく紙でも手に取って欲しい。もっと多くの方に読んでほしい。 そんな思いから、ZINEを発行することにいたしました!! 過去の人気コラムを収録しつつ、ほとんどがこのコラムでしか読めない企画になっています。 第一弾となる今号では、「今いる場所から沖縄を語る」をテーマに、私たち90年代生まれがそれぞれに感じている沖縄のことをお届けします。 「若者は…」「うちなーんちゅは…」といった大きな主語ではかき消されてしまう、私たちの沖縄への想いや声に耳を傾けていただければ幸いです。 サイズ:B5、60ページ(170g) 【目次】 私たちが「今」気になる沖縄のこと  小説家・オーガニックゆうきインタビュー  写真家・上原沙也加インタビュー column1. 日本へようこそ column2. 内地の沖縄料理屋に心開けない問題 column3. 沖縄をめぐる言葉 つるみでゆんたく 年表企画第一弾!90年代生まれが過ごした沖縄  【座談会企画】東京から語る、私たちと沖縄の歴史 column4. 米軍基地と幼馴染と私 column5. アメリカンドーナツ 私たちここで遊んでました。 column6. 私がナイチャーだったころ column7. ナイチャーと結婚して DRIVEどこいく? column8. 半分の沖縄とともに 綴られた沖縄 私の読書体験 column9. 窮屈だと言わないで column10. 島々からの見え方 「超個人的」沖縄ニュース!  YOUR OKINAWA MAP 編集後記
    1,000円
    あなたの沖縄

マガジン

  • 「あなたの沖縄」をつくる人々

    「あなたの沖縄」では、コラムをより身近に感じてもらうために、定期的に執筆者紹介を行っています。コラムでは、沖縄にまつわる個人的な体験が描かれていますが、その体験をした執筆者はどのようなことを考えてコラムを書こうと思ったのでしょうか。冲縄を生きる人々が沖縄について語ろうとするきっかけや想いをお伝えしていきます。

  • みんなで話す沖縄のこと〜座談会企画〜

    「あなたの沖縄」では沖縄について安心して語れる場を作りたいと考えています。そのために、コラムの投稿だけでなく、執筆者同士や読者を繋ぐ座談会を行なっています。

  • 宮古のコラムまとめ

    宮古に関するコラムをまとめました!

  • 商品の画像

    あなたの沖縄vol. 1——今いる場所から沖縄を語る

    「あなたの沖縄」がZINEになりました! 90年代生まれが個人的な体験から綴るコラムプロジェクト・あなたの沖縄。 毎週土曜夜8時に、webサービスのnoteにて更新しています。 webだけでなく紙でも手に取って欲しい。もっと多くの方に読んでほしい。 そんな思いから、ZINEを発行することにいたしました!! 過去の人気コラムを収録しつつ、ほとんどがこのコラムでしか読めない企画になっています。 第一弾となる今号では、「今いる場所から沖縄を語る」をテーマに、私たち90年代生まれがそれぞれに感じている沖縄のことをお届けします。 「若者は…」「うちなーんちゅは…」といった大きな主語ではかき消されてしまう、私たちの沖縄への想いや声に耳を傾けていただければ幸いです。 サイズ:B5、60ページ(170g) 【目次】 私たちが「今」気になる沖縄のこと  小説家・オーガニックゆうきインタビュー  写真家・上原沙也加インタビュー column1. 日本へようこそ column2. 内地の沖縄料理屋に心開けない問題 column3. 沖縄をめぐる言葉 つるみでゆんたく 年表企画第一弾!90年代生まれが過ごした沖縄  【座談会企画】東京から語る、私たちと沖縄の歴史 column4. 米軍基地と幼馴染と私 column5. アメリカンドーナツ 私たちここで遊んでました。 column6. 私がナイチャーだったころ column7. ナイチャーと結婚して DRIVEどこいく? column8. 半分の沖縄とともに 綴られた沖縄 私の読書体験 column9. 窮屈だと言わないで column10. 島々からの見え方 「超個人的」沖縄ニュース!  YOUR OKINAWA MAP 編集後記
    1,000円
    あなたの沖縄

最近の記事

  • 固定された記事

はじめのご挨拶

 ふと、沖縄についてのコラムを書こうと思い立った。  来年沖縄は本土復帰50年。正直、1994年生まれの私は上の世代ほど復帰に思い入れはない。それでも、沖縄について思うことはたくさんある。生まれた時から沖縄は日本で、頭の上では米軍機が堂々と飛んでいた。  90年代生まれの私の世代からみた沖縄。戦争も復帰も知らない、私たちが見てきた沖縄のこと。個人の思い出や体験をいろいろ集めて、沖縄のあれこれを投稿していきます。 (主宰:西由良)

    • あなたの沖縄・執筆者紹介──「沖縄への気持ちや葛藤を単純化したくない」

       90年代生まれが個人的な体験から沖縄を語るコラムプロジェクト、あなたの沖縄。様々な職業に就く約40名の執筆者が参加しています。でも、もっと多くの同年代に沖縄を語ってほしい。そんな思いから、あなたの沖縄の執筆者に、沖縄を語り始めたきっかけについて聞いてみました。  今回ご紹介するのは、これまで2本のコラムを執筆した山里晴香さん。大学進学をきっかけに上京して、仕事をしながら現在製作中のZINE第二弾に編集として参加してくれています。そんな山里さんに、あなたの沖縄との出会いや沖

      • ​​命名札〜我が家が「実家」になっていく〜

        さまよう蟹(94年生まれ 西原町出身)  命名札をご存知だろうか。子の誕生に際して、その子に何と命名したか周囲に知らせる目的で配るものだ。沖縄では、紙製の短冊型が一般的で、出産内祝いに添えられていることが多いようだ。  私の実家や祖父母宅では、誰のものかわかるように、命名札の名前の横に「○○さんの長男」「○○の次女の長女」といった文字が鉛筆やペンで追記されていて、それが壁や冷蔵庫に複数枚セロテープや磁石で留めてある。私が子どもの頃は2〜3枚程度だったが、今では10枚を優に超

        • 自分の体験から沖縄を語るワークショップを開催します!@シブヤ大学

          (文責:主宰・西由良) 自分の体験から沖縄を語るって? ワークショップの概要  あなたの沖縄では、毎週のコラムの投稿に加え、トークイベントの開催やZINEの刊行など、様々な活動を行っています。  活動の幅は年々広がっていますが、大切にしていることは同じです。それは、“自分の体験から沖縄を語ること”。沖縄について語ろうとすると、どうしても「若者は…」「うちなーんちゅは…」といった大きな文脈になってしまいがちです。でも、そうした文脈では、本当は身近にあるはずの沖縄がどこか遠く

        • 固定された記事

        マガジン

        • 「あなたの沖縄」をつくる人々
          11本
        • みんなで話す沖縄のこと〜座談会企画〜
          5本
        • 宮古のコラムまとめ
          15本

        記事

          ミラーリング・ドライブ

          ハト恵(94年生まれ 宜野湾出身) ドライブが好きで、結婚前は遠近問わずよく一人で出かけた。少し遠出して、観光を楽しんだあと、ラジオを聞きながらベッドタウンまで続く国道を走る。その町で生活をしている妄想をして遊ぶ。 イオン系スーパー、ニトリ、東京靴流通センター(いずれの駐車場も巨大)。ぼんやり光る巨大なホール(多分合唱コンクールを開催している)。一本入ると、急に舗装されていない細道(外灯ゼロ)。 ……頭に浮かぶままにキーボードを叩いたが、そのイメージの半分くらいは、故郷

          サンタクロースとの再会

          西 由良(94年生まれ 那覇市首里出身)  幼い頃、雨が降るとドライブへ出かけるのが、わが家のお決まりだった。晴れた日は、遠くの公園や海などへ連れて行ってもらえたが、雨が降ると大人たちはコーヒーを淹れ、家の中でゆっくりする。外で遊ぶのが好きだった私は、どこかへ行きたくてたまらず、家の中をウロウロしたり、机を傾けて滑り台にしたりした。そんな様子を見かねてか、両親は結局ドライブへ連れて行ってくれるのだった。目的地はいろいろあったけれど、私が一番好きだったのはプラザハウスだ。

          寡黙な守り神

          ごっさん(93年生まれ 豊見城市出身)  幼少期の思い出を振り返ると、視界の隅には2つの鉄塔がそびえている。  僕は、大学進学で上京するまで沖縄県南部の豊見城という地域で育った。 今でこそ「豊見城市」と名乗っているが、当時は「豊見城村」で、冗談抜きで周りにはさとうきび畑ぐらいしかなかった。  収穫シーズンになると、大きなトラックが列をなし、さとうきびを山積みにして製糖工場へ運んでいく。排ガスの酸っぱい臭いと巻き上げられた土煙はたまったものじゃなかったが、彼らがポロポロと

          「あなたの沖縄」執筆者紹介──リゾートでも基地の島でもない、はざまの沖縄を探して

           90年代生まれが個人的な体験から沖縄を語るコラムプロジェクト、あなたの沖縄。様々な職業に就く約40名の執筆者が参加しています。でも、もっと多くの同年代に沖縄を語ってほしい。そんな思いから、あなたの沖縄の執筆者に、沖縄を語り始めたきっかけについて聞いてみました。  今回ご紹介するのは、これまで2本のコラムを執筆した安里和哲さん。大学進学をきっかけに上京して、現在はフリーライターとして活躍されています。現在製作中のZINE第二弾にも参加する安里さんに、あなたの沖縄との出会いやZ

          「あなたの沖縄」執筆者紹介──リゾートでも基地の島でもない、はざまの沖縄を探して

          土砂降りディスコナイト IN OKINAWA

          ハト恵(94年生まれ 宜野湾出身)  「もしかしたら全国ニュースになるんじゃ…」  夫が恐る恐る口を開く。   「いや、多分ローカルニュースにもならないね」  わたしは強がりを言い、震える手でハンドルを握りなおす。汗でずるりとすべる。突然の土砂降りだった。  2023年秋、東京から夫を連れて、帰沖したときの出来事だ。両親の急な用事で実家に帰ることができなくなったので、夫とふたりでホテルに宿泊。車を借りて、慣れない運転でひたすらドライブする数日を過ごしていた。  そ

          土砂降りディスコナイト IN OKINAWA

          ウチナータイムは沖縄らしさ??〜座談会企画⑤〜

          ゴクツブシ(92年生まれ 神奈川県出身)  「ウチナータイム」は本当にあるのだろうか──。進学を機に7年間ほど沖縄で暮らした私は、何度か「ウチナータイム」を感じたる出来事に出くわした。その度に「ウチナータイム」は本当にあるのか気になったが、失礼かと思い、周りの人に聞いてみたことはなかった。  でも、やっぱり気になる……。そこで、あなたの沖縄のメンバーと話してみたいと思い、機会を設けてもらった。今回は、「ウチナータイム」について皆さんから伺った体験や考えをお届けする。 今回

          ウチナータイムは沖縄らしさ??〜座談会企画⑤〜

          「ウチナータイム」って本当にあるの!?

          ゴクツブシ(92年生まれ 神奈川県出身)  「日本の学生はね~、本当に遅れない。たった2分遅れただけで、すごく謝ってね~。みんな真面目だよ。」  これは、ワーキングホリデーで訪れているニュージーランドの英語教室で、ネイティブの講師から聞いた言葉だ。しかし、僕はその授業に30分遅刻してしまっていた。  そう、僕は筋金入りの「遅刻魔」だ…。  そんな僕であるから、進学で沖縄に移り住むことが決まると、周囲からは県外の人が持ちがちな沖縄のイメージを重ねられることが多かった。友人

          「ウチナータイム」って本当にあるの!?

          それでも笑うのだ

          とまけん(91年生まれ 那覇市宇栄原出身)  僕には鉄板のギャグがある。沖縄独特のイントネーションを大袈裟に用いて、うわずった声で「ありがとうねえ!」と言うのだ(文面で伝わるだろうか?)。「沖縄のおばさん」と名付けたこのネタは、沖縄県民の前で披露すると、今のところ高打率でウケる。  笑うということは、受け手との間にある共感が発生しているのだと思う。ああ、確かにこういう言い方する人いるよな、という共感だ。  これは沖縄県民だから理解できる笑いだろう。沖縄に限らず、どの地域

          宮古島のトークイベントをレポート!

          西由良(94年生まれ 那覇市首里出身)  さすが、宮古の人は話が上手だ。オトーリのようにマイクを回すと、みんなするすると自分の体験を語る。宮古のイベントでの一幕に、私は心を踊らせた。   2024年1月4日、宮古島市立図書館で開催した「あなたの沖縄」のトークイベント。平日のお昼のイベントだったが、10名もの方が参加してくれた。   イベントのきっかけは、図書館職員のNさん。「あなたの沖縄」の読者で、「イベントをやりませんか?」と声をかけてくれたのだ。イベントの内容も、打

          宮古島のトークイベントをレポート!

          スクールバス・メモリーズ

          山里 晴香(93年生まれ 那覇市出身)  スクールバスで学校に通っていたという話をすると、アメリカみたいだね、と驚かれることがある。たしかに珍しいかもしれない。   わたしが通っていたのは、昭和薬科という沖縄にある中高一貫の学校で、決してアクセスが良いとは言い難い場所にあった。そこに沖縄全土から生徒が集まるので、スクールバス(通称:スクバ)が登下校時に運行していた。  首里線・与儀線・安里線・西原線・城間線・新都心線…など、全部で10線くらいあり、沖縄各地から生徒を運んで

          2023年の「あなたの沖縄」を振り返る

           「あなたの沖縄」を読んでいただいている皆さま、今年も活動を応援していただきありがとうございました! 2023年も残すところあと1日。今年最後の投稿は、2023年の活動の振り返りです。 数字で振りかえる今年のコラム投稿  今年「あなたの沖縄」が投稿した記事の本数は50本!! コラムやレポート記事、対談企画、執筆者紹介などを投稿しました。ちなみに、2021年に活動を開始後、これまでに投稿した記事本数は124本でした👏  また、今年新たに「あなたの沖縄」に参加し、コラムを執

          2023年の「あなたの沖縄」を振り返る

          祖母の言葉と私の記憶

          西由良(94年生まれ 那覇市首里出身)  「あの世に学校なんてあるか!」  そう叫んで祖母は逃げ出した。大人たちの制止を振り切って山の中を走る幼い少女。この場面をこれまで何度、頭の中で思い描いただろうか。78年前の渡嘉敷島で起こった「集団自決」。当時11歳だった祖母の祖母の記憶は、いつしか私の記憶になっていった。  祖母の戦争体験を語り継がなければと初めて思ったのは2007年。中学1年生のときだ。沖縄県内では「教科書検定問題」を巡って大きな抗議運動が起こっていた。宜野湾