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読書日和

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読了後の言葉にせずには居られない衝動と 、落ち着いてから誰かに読んで頂きたいなと改めて想うお薦めの本たち。
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映画「インターステラー」が好きな私が、こちらの本を開いた時にその言葉が1番に目に入ってドキリ。少しめくっただけだけど、私の時間の流れや、地球で重力を使った楽しみ方が肯定されそうで。陰陽五行のはたらきも面白い。私は「陰」と思ってたけど「陽」だった。今日頂いた本、ゆっくり読もう。

本屋さんに並ぶんかなーと思いながら足を運んでみましたら、
発売日に手に入りました。
こちらの本は本屋さんで購入したかった。
世界で何が起きているのか知りたい。
読了後自分は何を感じて、何を考えるのか。
とても楽しみです。

【本】夜明けのすべて/瀬尾まいこ

【本】夜明けのすべて/瀬尾まいこ

「優しい人しか出て来ない本です。」
と貸していただいた本。

どうしてあの人は
こんなに優しいんだろう。

素敵な笑顔の方だな。

相手に気兼ねさせない、
柔らかい思いやり、いつも凄いな。

と、そんな人達を思い出した本です。

色んな事を感じて、
時には何かを諦め、

その変わりに培った
人間の深さ。

そういう方々と出会って、
私もいつかそうなりたいと憧れる。

春になりかけの
曖昧なこの季節

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【本】私の名店/三浦しをん、西加奈子ほか

【本】私の名店/三浦しをん、西加奈子ほか

私も一度伺ったことのあるお店が、
作家さんの思い出としてエッセイになり
紹介されていているということで、
早速購入致しました。

そのお店はもう無いのだけれど、
歴史の一部を見させてもらった様で
とても嬉しくて。

私は、
自分が客としての視点と
店側からの視点で読む面白さもあり、

何よりも28名の食に関する
おいしいエッセイが詰まっているとても贅沢な。

心が満たされる
満腹、満足な一冊でした

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【本】右脳さん、左脳さん。/ネドじゅん 著

【本】右脳さん、左脳さん。/ネドじゅん 著

面白い本をお借りしました。

著書のネドじゅんさんこと、

オカンがある日突然、
思考が消えたというお話。

右脳は直感、左脳は思考が働いている?
位にしか思っていなかった浅い知識の私にでも、

スルスルっと理解が出来た脳のお話。

オカンが思考を消せたやり方を
面白く分かりやすく教えてくれます。

思考が止められない原因や、
直感と繋がり
直感を信じたからこそ起こる
続く奇跡。

思考が止められ

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「違うこと」をしないこと/吉本ばなな

「違うこと」をしないこと/吉本ばなな

お借りした本でしたがあっというまに読了。

自分が感じていたものを同じように味わっている人がいるんだという出会いがあった。

ちょうど森博嗣さんの本も読んでいた所だったので、ばななさんの本に出て来られて、あら嬉しい再会。

「時間を考える」という章では、初めて同じ感覚の人がいたという喜びに浮かれる。

不思議だけどきっとそうだよねって思える事がモリモリ詰め込まれた1冊です。

今すぐ理解できなくて

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久しぶりの純文学。

久しぶりの純文学。

めくるめく日々の中で意識して掬わなければこぼれ落ちてしまうであろう一瞬を大切に温めていらっしゃたのか。

何となく過ぎていく風景や想いは、

次々と上書きされてしまうから、

そんな欠片を壊さないように丁寧に集めたような作品。

独特な文章は一度読んだだけでは慣れる事がなく、2回目で少し緊張が解ける。

誰にも悲しい事が起きませんようにと、なぜか想ってしまうような危うさを感じつつ。

喜びとは決し

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私のもとへ巡って来た本。皆、本当は知っていて気が付かないふりをしているのか、それとも忘れてしまったのか…そんな事を思う日々に、本が答えてくれた。忘れていたら目を覚まさせ、知らなかったら教えてくれる。ある人には寄り添い、またある人には励ますような。そんな優しい本があったんだ。


またまた くまさん。今度は絵本を頂きました。私がお菓子屋になって、ジャムを作りまくっている様子から、この絵本を贈ろうと思ってくれたそうです。しかも今、私が作りたいりんごのジャムをどんくまさんは沢山作っていて。町の皆に喜ばれるのです。早く私も作らねば。美味しいジャムを作らねば。

小川糸さんがヨシミさんと同じ事を言っていましたよとお客様が教えてくれました。それがこの本について語られた際のお話だったそうで興味津々で読み進めボロ泣き。私には形に残るものは作れないけれど、何処かで誰かの役に立てたら良いなという想いをこの物語が受け入れてくれたみたいで温かく心地よい

その小さな声であの物語を思い出す。

その小さな声であの物語を思い出す。

空気の中に溶けてしまいそう。

声を聴いた時そう思ってしまった。

二人で来店されたお客様。

ご注文をうかがいに行った時、彼女の声があまりにも小さすぎて一瞬驚いてしまった。

カウンター内に居る私の所まで声は聞こえてこない。けれどカフェで過ごされるお二人の雰囲気は柔らかく優しい空気が流れていて微笑ましいなと思っていたら、

ふとある物語を思い出した。

それは小川洋子さんの「琥珀のまたたき」。

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東海林さだおの本。

東海林さだおの本。

いつも分厚い辞書を持って来られる
男性のお客様。

あの厚さの辞書は
私の人生ではきっと
触れる事はないだろうなと、

いつも感心しているのですが。

辞書を持って
黙々と勉強される時もあれば、

息抜きの為か、
私や隣に座られた方と
おしゃべりをする時もあります。

大抵、
話をするときは、
映画の話や読んだ本、

時々ですか
人間関係について
少し真面目な話もします。

その日は何だか疲れてい

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これはあなたの物語?

これはあなたの物語?

窓際のカウンターに置いてある絵本。

高円寺にある
『えほんやるすばんばんするかいしゃ』さんで数年前に購入したものです。

表紙の色に惹かれ、
題名に惹かれ、

買わない選択肢がなかった絵本。

藍色の表紙をめくれば、
カラフルな色の世界へ。



これはふかい森の奥にある
一件のケーキ屋さんのお話です。

ミス・ショコラは
毎日一人で100個ものケーキを作ります。

月明かりがたよりの夜明けの

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夢の叶え方を知っていますか?

夢の叶え方を知っていますか?



森博嗣さんの文章は、
軽快で読みやすいから好き。

まるで
近くでお話してくれている様な
距離を感じ、

いつも頷きながら読んでしまう
自分がおかしい。

こちらの本は最近見つけた
2017年に出版された本。

タイトルに

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