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何の参考にもならないグルメ報告

8
冒頭の星は味の評価。そこは間違ってないはず
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何の参考にもならないグルメ報告「ザ パレス ラウンジ」

何の参考にもならないグルメ報告「ザ パレス ラウンジ」

★★★☆☆

その名の通りパレスホテル東京にあるロビーラウンジ。スイーツも楽しめるので、同じ建物にある中華レストランでディナーの後、立ち寄った。

レセプションを入ると高い天井。奥には暖炉。ピアノの生演奏。暗すぎてメニューが読めない落ち着いた空間だ。

「自宅のリビングのようなくつろぎ感」を謳っているが、ドレスコードがあるので、あまり間に受けないほうがいいだろう。

ここにはシグニチャーとして「マ

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何の参考にもならないグルメ報告「中国飯店 琥珀宮」

何の参考にもならないグルメ報告「中国飯店 琥珀宮」

★★★★☆

パレスホテル東京にあるコースもアラカルトも充実している中国料理店。味と高い値段で定評の中国飯店系列だ。

何を食べても美味しいのだが、メニューは割とオーソドックスなので美食に執念を燃やしている人を連れていくと「こいつ素人だな」と思われるかもしれない。

特筆すべきは、やはり上海蟹をきちんと剥いてから出してくれるところだろう。箸だけで食べられる。ミソの濃厚さも、ねっとりとしたオスの白子

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何の参考にもならないグルメ報告「ふかひれ家」

何の参考にもならないグルメ報告「ふかひれ家」

★★★★☆

会ったことはないが名前は知っている菰田欣也 シェフの新店。麻布台ヒルズに登場した。

ひと工夫された定番料理を美味しく食べられる高級町中華といった感じで、メニューを見ると高級食材が効果的に使われてそうだが、お皿の上では控えめに出てくる。上海蟹系の風味も言われないと分からないぐらい繊細だ。

びっくりするような値段でもないが、びっくりするような料理も出てこない。肩も肘も張らない落ち着け

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何の参考にもならないグルメ報告「Mr. CHEESECAKE LIMITED STORE 麻布台ヒルズ店」

何の参考にもならないグルメ報告「Mr. CHEESECAKE LIMITED STORE 麻布台ヒルズ店」

★★★★☆

さっぱりしつつもコクのある味を楽しめる絶品チーズケーキ。と、界隈で評判だったチーズケーキ。

取り寄せのみの、しち面倒くさい商品だったため敬遠していたが、麻布台ヒルズにウォークインできる店が誕生した。ただし2024年5月31日まで。期間限定のはかない店である。

シェフの田村浩二氏はフレンチの名店をいくつか渡り歩いていたが、独立するとなぜかスイーツ専門店を立ち上げた。よほど嫌なことで

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何の参考にもならないグルメ報告「らいむらいと 麻布台ヒルズ」

何の参考にもならないグルメ報告「らいむらいと 麻布台ヒルズ」

★★★★☆

店名のシャビーなセンスが表している通り創業37年の老舗だ。平成を通り越して昭和の名店が麻布台ヒルズに乗り込んできた。

一番人気のメニューは「らいむらいと風チーズハンバーグ」。市ケ谷のお店ではメディアに多数取り上げられたと息巻いている。

ランチどきは結構な行列で、店内を確認してから並ぼうとすると締め切られていた。

店前で立ちつくすも、たまたま出てきた店員を捕まえ、何とかならないか

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何の参考にもならないグルメ報告「麺尊 RAGE 麻布台ヒルズ」

何の参考にもならないグルメ報告「麺尊 RAGE 麻布台ヒルズ」

★★★★☆

ミシュラン、食べログアワード、百名店と鼻に付くほど実績のある名店が麻布台ヒルズに進出した。

店主は麺屋武蔵に衝撃を受け、違う店で修業し、空手の指導員をしながら友人のラーメン店で働いたのち独立という、何度か聞き返さないと頭に入ってこない経歴の持ち主だ。

店内はヒルズに一切寄せる気のない内装になっている。インパクトのある壁画は詰め込みすぎて何の印象も残らないが、食事の邪魔もしない。キ

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何の参考にもならないグルメ報告「龍吟」

何の参考にもならないグルメ報告「龍吟」

★★★☆☆

説明不要の三ツ星日本料理店。

六本木で開店し日比谷へ移転。年を重ねるごとに豪華に、高額に、味は濃くなっていった。

店内は各所に龍を想起させる意匠が施されており、その凛とした空気に身も心も財布も引き締まる。

移転当初はウェイティングルームのガラス越しにフクロウが2羽見えていて、あまりに動かないので剥製かと思ったが、こちらを向いたとき心臓が止まりそうになった。

スタッフに聞くと2

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何の参考にもならないグルメ報告「ピエール・ガニェール」

何の参考にもならないグルメ報告「ピエール・ガニェール」

★★★★☆

フレンチの巨匠ピエール・ガニェールの名を冠するレストラン。ANAインターコンチネンタルホテル東京36階の眺めは格別で、江戸紫をキーカラーにブランディングされた空間はどこか癒やしの香り。

席に着くと、まずカクテル・ド・ポッシュというアミューズのような前菜が供される。その後メニューを渡され、コースを選ぶのだ。映画のアバンタイトルみたいで粋である。

この店には全然日本語がうまくならない

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