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わたしの記憶

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私の小さい頃の思い出話。どこか懐かしくなるようなあの日に思いを馳せて。
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私が家を建てたなら、畳とちゃぶ台と大きな窓の縁側に風鈴を付けたでしょう。

演歌が大好きなじいちゃんと 昭和歌謡が大好きな父さんのもとで育ったからか 私は70年代〜90年…

信じてもらえないと思うけど、ばあちゃんが旅立つ日、私の夢にじいちゃんが出てきまし…

奇跡とか偶然とか「願えば叶う」とか そういった曖昧な考え方を 私は心のどこかで信じていませ…

旅行に向かう車のカーステレオはいつも80年代かNACK5だった。

小さい頃に父さんが計画をしてくれて 温泉旅行やキャンプ、スキーに 連れて行ってもらっていま…

田舎出身だって虫退治できないこともあるけど、一人暮らしのおかげで恐れるものがなく…

まず先にお伝えしておきます。 今回のお話の前半は「虫」というワードが 少し出てきますので …

ファインダーから覗く父は、どこか祖父に似ていて、私は少し寂しくなった。

「お父さんな、今年で定年退職なんだ 最後に仕事の作業着で写真を撮ってくれないか」 そんな…

大好きなじいちゃんがいなくなった日も、ばあちゃんは笑顔だった。

5年前の2月のこと。 当時ガラケーだったお母さんから 実家を離れて一人暮らしをする私のもと…

お古の一輪車と、ばあちゃんの魔法の救急箱。

小学生の頃 父が私に一輪車をくれました。 貰い物だったことは覚えているのですが 誰から貰ったのかはわからず ただ新品ではなかったし すぐに空気が抜けてしまうので お古であったことは確かです。 小学校の校庭にも 遊具と一緒に一輪車があり 上級生が自由に乗れているのが羨ましくて まさに一輪車は憧れの存在でした。 そんな時に私の元に現れた一輪車。 最初の頃はサドルに跨ることすら難しくて こんな難しい乗り物でスイスイと移動できる日が 果たしてくるのだろうかと 練習初日に挫折し

じいちゃんと、ばあちゃんとの思い出はいつも畑のにおいがする。

早く仕事が終わった日の帰り道 近所にある畑のそばを歩いていると ふわっと土と草のにおいがし…

いちご農家のおじちゃんと、焼き鳥屋のおばちゃんはいつもオマケをくれた。

小さい頃 冷凍みかんと冷凍ヨーグルトに ハマった時期がありました。 特に冷凍みかんは小学校…

大切な人が旅立って、大切なものを知った一年。

今年の2月に私の大好きなおばあちゃんが亡くなった。しかも同じ月に2人とも亡くなった。 こん…

仏壇の前だけは避けたい布団敷き論争をした、ばあちゃんちの夏休み。

私の家族は夏休みと冬休みのタイミングで 毎年、母の実家にお泊まりに行っていました。 「〇…

子供の頃、縁側に寝そべって見上げた空はどうしていつまでも眺めていられたのだろう。

幼い頃 私は山に囲まれて育っていると思っていました。 でも大人になって 東京の学校に通うよ…

入れたままになっていたフィルムには小さな私の見ていた世界が写っていた。

みなさんは小さい頃の記憶はどこまであるだろうか。 人によって小学生の頃まで覚えている人や…

ばあちゃんが作ってくれた牛乳とお砂糖たっぷりの「コーヒー」の味。

この世にはコーヒーが好きな人、苦手な人、牛乳を入れれば辛うじて飲める人、ガムシロとミルクをたっぷり入れて、もはやコーヒーなのかいう状態なら飲める人など、様々な人がいる。 その中で私は毎日のようにコーヒーを飲む。 いわばコーヒー過激派である。 (とあるラノベの宝石商の英国紳士を知っている人ならわかる表現) とくに朝のコーヒーは飲まないと頭が働かないような気がして、時間がない時でも職場に着くまでにコーヒーを買わないと気が済まないほどだ。 私が最初にコーヒーを好きになったのは