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机上の空論

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徒然なるままに。
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「なんだから」と「なのに」からの脱却

「なんだから」と「なのに」からの脱却

「無事、大きな男のが生まれましたよ。」

昨年、2020年6月。

これまでに味わったことないような永遠ともいえる長い時間の中、意識が飛びそうなほどの痛みが走る。

コロナ禍で立ち会いも許されず、病室で1人、陣痛に耐えていた。

なるべく痛みから意識を逸らすため、病室にパソコンを持参し分娩室に入る直前までいつもと変わらず仕事をしていた。

そして、生まれた1人の男の子。

想像以上に小さくて握った

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消せない過去と、忘れられないトラウマ。

消せない過去と、忘れられないトラウマ。

久しぶりに眠れない夜なので、私の過去の恋愛と現在の結婚について書き綴ります。

私は、先日お付き合いしていたパートナーと結婚しました。世に言う「授かり婚」です。

「授かり」と表現するとよく聞こえますが、避妊していたはずなのに妊娠したというのが事実です。

もちろん、彼とは将来結婚を見据えて付き合っていたので遅かれ早かれいつか、子供は欲しいと思っていました。

けれど予想以上に早い出来事だ

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猫に捨てられた飼い主

猫に捨てられた飼い主

都合のいい時にだけ眉を垂らしてあごを引き、上目遣いで見つめてくる。

気分次第で頬を擦り寄せ足を絡め、唇をなぞって身体を這うように甘えてくる。

そんな君が可愛くって、愛おしくって、そして堪らなく羨ましかった。

「私は今日飼っていた猫に捨てられた。」

深夜2時。

ベットの中で気持ちよく眠っていた私の耳元で鳴るスマトーフォン。夢と現実の狭間でぷかぷかした頭をお越し手を伸ばす。

「こんな時間に

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すくーる、かーすと。

すくーる、かーすと。

「全然、大丈夫!」

いつからか、この言葉が口癖になっていた。

まだ暑さの残る9月。

高校3年生になった私は、高校生活最後の文化祭のお化け屋敷リーダーになった。

......................................................

「リーダー!これ、ここ置いといていい?」

「...えっ、あっ、うん!」

_ガタッ

_バシャッ

「ああっ...

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目的地の無い独り旅

目的地の無い独り旅

今年も確定申告の時期がやってきましたね。

Twitterで「申告が終わった。」という呟きが目に映る度、「今日こそは終わらせるぞ。」と意気込んで会計ソフトに淡々と経費を打ち込みます。

ただそれだけのことなのに、私にとっては滝に打たれる修行よりも苦行でしかなくて。あれやこれやと理由をつけて部屋の掃除をしたり、料理をしたり、本や漫画を読んで現実逃避。

気づいたら、もうお昼。

あれ、私の朝の時間ど

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#月に行くならお年玉 キャンペーンから考察する額面の数字以上の付加価値

#月に行くならお年玉 キャンペーンから考察する額面の数字以上の付加価値

こんばんは、ゆるみな。です。

昨晩、株式会社zozoのCEO前澤友作氏がツイッターで始めた【総額1億円のお年玉】キャンペーンについて賛否両論の多くの意見が見られたのでとても感心深く動向を追っていました。

今回のような【現金プレゼント】という試みについて、良い機会なので自分の見解と考察を書き記しておこうと思います。結論から述べると「前澤さん、最高。人に夢を与え、お金について考えさせられる良い機会

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大切な“誰か”を守れるように。

大切な“誰か”を守れるように。

誰かを羨ましく思ったのならば、その人を妬むのではなく側にいってなぜ輝いているのかをよく観察しなさい。そして自分と同じようにその人に憧れて集まった人々に価値を与えて信用を生みなさい。小さいことでいい。

バスケットボール部のキャプテンになって責任の重さに押しつぶされそうになっていた時、ただ黙って話を聞いてアドバイスをくれた恩師に言われた言葉。今でも心のポケットに大事に仕舞いこんで人を羨ましく思ってし

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お気に入りのガウンを身に纏い

お気に入りのガウンを身に纏い

仕事やプライベートに悩んだり、自分に自信がなくなりそうになったりした時は、ご褒美をあげる。

好きな食べ物を食べて、
好きな匂いを嗅いで、
好きな下着や服を身に纏う。

それだけでちょっと
前向きな気持ちになれる。

「いつもお疲れ様」
「大丈夫、君は頑張ってる」
「無理しないで休もう」

って自分にちゃんと優しくする。

自分に優しくできた分、
相手にも優しくできるから。

相手に優しくしたいな

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「忙しい」という呪いの言葉

「忙しい」という呪いの言葉

物事には「Priority(優先事項)」というものが存在する。

現在の自分の状況を客観視して、冷静かつ論理的に考えたとき「次の一歩はどうすべきか」「今行ってる事は本当に今やるべきなのか」が自ずと見えてくる。

だから心に余裕を持って作業に取りかかれる。仕事だって、プライベートだって、お金の管理もそうだ。

締め切りはいつで、いつまでに終わらせるために、今は原稿を書く。デートはいつで、いつまでに痩

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闇に浮く、海月に想ふ。

闇に浮く、海月に想ふ。

途方もない不安に衝突したとき、電気を消して無音の中アロマを炊いて浴槽に溜めたお湯にただひたすら浸かるのが好きだ。

心地よい水圧とちゃぷっと響く水の音、じわじわと身体の芯から温めてくれるお風呂はまるで心臓を洗いたてのタオルで包んでくれているような感覚に陥らせてくれる。

心なしか軽くなった身体を上下左右に揺らし、このまま無重力の世界、真っ暗な宇宙の彼方へ飛んでいけたらいいのに、と。

いつかの水族

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21グラムの愛のゆくえ

21グラムの愛のゆくえ

今から100年以上前、ダンカン・マクドゥーガル博士は『人の魂の重さはどれくらいなのだろう』と疑問に思ったという。そして自らの患者6名と、犬15匹を使ってとある実験を行った。

その検証方法は死に際の体重を測り、[死ぬ前の体重]-[死んだ後の体重]=[魂の重さ]であるというなんとも安易で、サイコパス地味たものだった。

死にそうな患者を目の前にして、そんな冷静な実験をこなせるのだろうか。医者という仕

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自己中に生きろ。

自己中に生きろ。

何でも否定から入る人が苦手です。

1言目で「でも...」「だけど...」と口にする人はきっと他を認めず、我だけを信じて生きてきた寂しい人なのだなあと思います。

まずは「違う」と思っても受け止める。

そして、相手の意見を聞き入れた上で自分の意見を述べる。「なるほど。あなたの考えは○○なのですね。私は××だと思います。」と否定ではなく、あくまでも「あなたとは違うけど、こういう意見もあります」とい

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愛の証明。

愛の証明。

ずっと、カタチのないものを「確かにここに在る」と断言することに躊躇いがあった。それは無いように見えて在ったり、在るように見えて無かったりもするから。

誰かを愛したいと思うことは、ついこの間まで青々としていた広葉樹の葉がふと見あげたらもう黄褐色になってしまっているように、うんと儚くてうんと尊いことだと思う。

誰かから愛されたいと思うことは、暑いと頭を垂れ夏バテと騒いでいたのに今度は寒くて布団から

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誓いの言葉。

誓いの言葉。

健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?

本当に誓えますか?

言葉でなら何とでも何度でも誓えるけれど、本当に欲しいのはそんな薄っぺらい言葉よりも大切な人にしか見せない仕草や表情、そして行動だったりします。

紙切れ1枚で成立してしまう“結婚”という誓約

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