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#上司部下
長期雇用の保証より自分らしさが発揮できる環境の方が社員は定着する?
フリーランスとして働いていると、組織に所属していない自由さがありますが、それと引き換えに、少しさみしさを感じることもあります。
毎日通うオフィスがあり、PCを立ち上げたら会社や同僚から連絡が入ってくるという状態は、自分に組織の一員なんだという安心感を与えてくれていたのだと思います。
所属している組織に何を期待するのか、どのような意味を見出すかということは人によって異なると思いますが、ドイツの社
分かり合えない、自分とは違う人とでも協働すること自体は可能である
先日、知人が「人と人は分かり合えない」ということが真理であり、その前提で相手との関係を築くことが大事であると言っていて興味深く思いました。
私自身を振り返ると「人と人は分かり合える」というのをどこか期待しているところがあります。
ですが、私のように「分かり合える」と期待していると、それが叶わないとき、相手に対しての失望・怒り・イライラを招き、相手との関係性を悪化させる原因になるというのです。
夫婦どちらのキャリアもあきらめないあり方
以前も書きましたが、妻がおよそ1年ほど前に独立してコーチングの仕事をしています。
クライアントも徐々に増えてきて、以前より忙しくなってきている状況です。
もちろん私としては、そのことに対して嬉しい気持ちがある一方で、
お互いの日程を調整するという意味では難しさが増してきたというのも
実感しているところです。
妻のコーチングセッションはクライアントが個人であることも多く、
比較的、夜や週末に行
対等にオープンに話す関係は自然にできるものではない
今回は、人と人とのコミュニケーションで起きる力関係について書いてみたいと思います。
最近友人の研修講師が、自身のプロフィールに赤裸々に失敗経験を書いたところ、仕事が増え始めたという話をしてくれました。
講師やコンサルタントというと、"先生"と言われたりもするものですから、完璧でないといけない。過去に失敗などあってはいけないという風に思うものです。相手からそのような期待を感じることもあります。
戦争から改めて、正しさについて考えさせられた話
今回はウクライナとロシアの戦争を、本ブログのテーマである人と組織の観点から書いてみたいと思います。
「罪もないウクライナの人が殺される」ということが起きています。
平和ボケであることは否めませんが、現実にこんなことが起きるのだと、私はどこか信じられないような気持で最近のニュースを見ています。
今回の戦争によって私は改めて”正しさ”について考えさせられました。
正しさとは曖昧なものです。決して
コミュニケーションをケチることで生まれるリスクとは
就職や転職、社内異動など、4月はもっとも組織が変わるタイミングです。
皆様も春から新たなメンバーとともに働く方も多いのではないでしょうか。
新しい人が入ってくるというのは、組織に新鮮な気持ちをもたらしてくれるものです。入社される方の活躍を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
入社してしばらくは、まるで結婚したばかりの夫婦のように、入社した側も、受け入れた側もお互いに対する期待感から
メンバーに嫌われることにどう向き合うとよいか、2つの方向性を比較してみる
今の仕事をするようになってから気づいたこととして、マネジメントに関わる方はすべてと言ってもいいくらい、大なり小なり、メンバーに反発されたり、辞められてしまったりという経験をしていることがあります。
経営者やマネジャーになると、メンバーに嫌われることは避けては通れないと思いますが、そのことにどう向き合うかは人それぞれです。
最近は、ハラスメントに対する意識の向上や、ダイバーシティ推進も謳われてい
個人事業主はなぜ夢中に仕事ができるのか
昨年春、私の妻が個人事業主として開業をしました。
産休、育休中にコーチングのスクールに通って資格を取得し、
企業の人材育成、個人のキャリア開発等のコーチング事業を行っています。
これまでも会社員として、会社のビジョンに共感し、素敵な同僚にも恵まれ、大変なことも当然ありつつも、総じて会社に愛着を持ち、楽しそうに仕事をしている様子でした。
一方で、独立してからは、また違った様子だなとそばで見てい
やっぱり今も部下と面談をすると、心の奥底では怖いんだよ。 何を言われるか、批判されるんじゃないかって気持ちがあるんだ
先日、1on1を推進しているとある管理職の方が、次のような話をしてくれました。
「コーチングやカウンセリングを学び、現場で長年実践してきたけど、
やっぱり今も部下と面談をすると、心の奥底では怖いんだよ。
何を言われるか、批判されるんじゃないかって気持ちがあるんだ。」
その方は数年前にメンバーの離職が続き、チームが不振に陥ったことを重く受け止め、それ以来、一度相手の話を真剣に聴いてみるということ
変わりたいのも、変わりたくないのも、どちらも真実
私は昔から、理由がわからず動くのが苦手です。
たとえば「いいからやれ」というタイプの人と話すと、私は黙ってしまい距離をとるか、あるいは、攻撃的になって相手を非難するかというどちらかの
行動をとってしまうクセがあります。
相手に合わせるということはあまりなく、
うなずきが減ったり、会話を盛り上げれなくなってしまいます。
会話中のテンションも明らかに下がってしまうので、
積極的に会話が続かなくな
”会社”の為の人材育成は終わっていくかもしれないという話
最近、コーチングを提供する会社、個人が非常に増えています。
コーチングはCTIジャパン、コーチエイ、ビジネスコーチ社などいくつかの
有名な会社が2000年頃からスタートして徐々に普及してきましたが、
経営層か人事が受ける他は、研修の場で一時的に受講者が受けるという
程度に留まっていたように思います。
それが、ここ最近はビジネスマン、中でもマネジメントをする人、
自分の目標を持っている方など一般
新しい情報が関係性をシフトさせる
人事の世界では今、「心理的安全性」というキーワードが注目されています。
これは、組織の中でメンバーが気兼ねなく自分の意見を言うことができると感じられる状態のことを言います。
たとえば、心理的安全性が高い職場では、納得できないまま不満を抱えて仕事をする人が減ったり、多様な意見によって意思決定の質が上がることが期待されています。
一方で、皆が勝手なことを言うようになると、もしかしたら組織がバラバ
混乱は求めず、意見だけは求める?
今回は、私が関わった100人くらいのある組織についてご紹介したいと思います。
この組織は、皆が表面上穏やかに仕事をしていて、社外の評判も高く、サービスレベルも高い職場です。
会議に出ると、経営層からきれいなスライド資料で理路整然と状況報告がされ、聞いているスタッフから質問や異論が出ることなく淡々と終わっていきます。
しかし、関わっている3ヶ月ほどの間、櫛の歯が抜けるようにポツポツと人が辞めて