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チームコーチング

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パートナー、家族、組織等人と人との「間」にある対立、行き違い、コミュニケーション不全等の解消、チームとしての機能回復、向上のためのチームコーチング・コンサルティングを行っています… もっと読む
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#組織論

筋の良い戦略を立てれるのは現場のマネジャーかもしれないという話

私の会社では外部の講師を招き、マネジャー対象の研修が行われています。
内容は、自分の担当する事業の現状分析と今後の戦略立案をするというものです。

皆様の会社では既存事業の今後の戦略は誰が立ててらっしゃいますでしょうか?あるいは、新規事業は誰が企画、推進されておりますでしょうか?

以前の私は、会社の戦略は、経営の根幹にかかわる性質のものですので、
漠然と経営者が立てるものだと思っていました。

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これからはWIN-WINではなく、いかにLOSE-LOSEの関係をつくれるか

これからはWIN-WINではなく、いかにLOSE-LOSEの関係をつくれるか

このブログも始めて7年以上経過しますが、これまでなんとか自分で決めた月1回の投稿を継続できています。(内容は褒められたものではないですが、、、)

ただ、このところ本当に忙しく、今回は期限となる月末30日の深夜まで片付けないといけない仕事に追われる予定でしたので、正直今回こそは途切れる、、、と観念していました。

しかし、先ほど驚くべきことに、連日私が忙しそうにしているのをみた周囲の同僚が、今日の

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ストレッチする経験は、渦中は大変だが、
その後の自分にとってギフトになる

ストレッチする経験は、渦中は大変だが、 その後の自分にとってギフトになる

社会人になってそろそろ15年ほどになりますが、
今月は、その社会人生活の中でも一、二を争う厳しいプロジェクトを担当し、目の回る日々を過ごしています。

ほぼ一か月の間、気持ちが張り詰めっぱなしで休まることがなく、
体力的にも精神的にも随分ストレッチしました。

仕事からの帰り道、その辺のベンチで暇そうに休んでいる人を見ると、
声をかけて頼み込んで、数値の入力作業等手伝ってもらいたい衝動にかられるく

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研修しても変わらないのは、スムーズに研修を終えているからかもしれない

研修しても変わらないのは、スムーズに研修を終えているからかもしれない

先日、書類の整理をしていると、自分がここ1,2年、ある組織向けに試行錯誤して作成した資料がたくさん出てきました。

見ていると、現場のオペレーションをどうすればよいか、何度も業務フローを作り直してきた跡が見られます(笑)

今は経営的に落ち着いて大きな業務変革の必要はなくなったのですが、当時は日々赤字の状態で、なんとか現状を変えていかなければと苦労しました。

振り返るとつらく大変だったのは、書類

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対立を避けることで失っていること

対立を避けることで失っていること

日本人は、世界の中で見ても対立を避ける文化を持っていると言われます。空気をよみ、相手の気持ちを慮り、思っていることを伝えたり、行動することを控えたりします。

たとえば、研修で講師から質問を投げかけられたりする場合、最初のうちは、すぐに手があがったりすることは稀です。

それは、知らない人、どんな反応をするかわからない講師の前でいきなり意見を言うとどうなるのかということに対して無意識に危険を感じて

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早くいきたいのなら一人でいけ

遠くにいきたいのならば皆でいけ

早くいきたいのなら一人でいけ 遠くにいきたいのならば皆でいけ

さて、今この文章を書いておりますのは、大晦日です。

そこで、今回は東京に来てからの自分を振り返り、今感じていることをお伝えしてまいりたいと思います。

早いもので、今の職場で2年半が経過いたしました。

前職と比べて、いい意味でも悪い意味でも全く異なる職場環境、風土であり、異なる価値観の人と同じ目標を描き、協働していくという難しい経験をしています。

正直申し上げますと、うまくいかないことばかり

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心が共感で燃えたとき、人は強くなる。組織は魔神と化す。それは美しくさえある

心が共感で燃えたとき、人は強くなる。組織は魔神と化す。それは美しくさえある

前回私は、ビジョンの定義として、

「創業者の思いであり、実現したい未来の映像イメージである」

という捉え方をご紹介いたしました。

私はビジョンを共有することができた場合、まずは、社員を集めるという採用時においてすでによい影響が現れるものだと思います。

具体的には、「必要な人材が自然と集まってくる」効果を生むと思います。

そう思いましたのは、前回取り上げた社会イノベーター公志園を通してでし

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