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薔薇の花/灰色の黴

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魔的美少年と「ヰタ・セクスアリス」

魔的美少年と「ヰタ・セクスアリス」

 今日の話は、森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」的な感じです。って言ったら古臭いってビックリしますか?
 なにより今の世の中、「ヰタ・セクスアリス」なんて、話の前提というか例引きもならないかも知れませんね。
 えっ、森鴎外自体、知らないって?日本のビッグな文学者ですよ。
 邪魔くさいからそれ以上、説明しませんけど興味があったら読んでくださいね。
 森鴎外の作品は「青空文庫」なんかでもあるんじゃないかな

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鶏の皮を若妻後家に被せる話

鶏の皮を若妻後家に被せる話

 クラブの出戻り会員で、佐藤ゆかり議員激似のゆかりちゃん、最近かなり顔面拘束や、顔面弄りにのめり込んでるようです。
 今までは、私が被せようとしてもあまり喜ばなかったラバーマスクもかなりOKになって来たみたいです。
 唾でベトベトのゆかりちゃんのラバーマスクに、「ほーら、変態顔面マッサージよ、ゆかりちゃん綺麗になるかしらねぇ、、でも他のパックの方が良かったかしら?」とか言いながら、私の被ってるマス

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闇の中、ウラングラスの輝き

闇の中、ウラングラスの輝き

 連休中の「地方出張デート」で、わざわざ何度も行ってる観光地の高山なんかに寄らなくても、とは思うんだけど、都会の隠花植物だって、人並みにゴールデンウィーク気分を味わいたいじゃない。

 そんな感じで、出張デートで高山付近に行ったら、いつも立ち寄るのが宮川朝市です。
 宮川朝市の一番の見所は、何と言っても店番してるおばちゃんにお婆ちゃん達ですね。
洒落たお店の抜けちゃたマネキンさんの姿を見るのも

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Boys Don't Cry 男の子は泣かないものだ

Boys Don't Cry 男の子は泣かないものだ

 高校の時、自分自身で密かに「ヤンキー狩り」と呼ぶ遊びに没入してた事があります。
 今から考えれば、たわいもない事だったんですが、当時は相当スリリングな遊びでした。
 いじめられっ子にしてみれば恐怖の対象(反面、憧れと同時に軽蔑の対象)であるヤンキー君をやっつけちゃおうってゆー試みです。
 (ここで言う「いじめ」は若干牧歌的です。昔のイジメはましだったなんて言うつもりは、まったくありませんが、現在

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五個荘旅情情炎男恨み節

五個荘旅情情炎男恨み節

 待合室で次のお客様待ちの時間潰しをしてたら、「チカちゃん、明日こんなのがあるんだけど、どう行ってみない?」って軽い感じで顔を覗かせたNNさんが、A4の印刷物を手渡してくる。
 NNさんは結構古い会員様だから、そうする事によって、私を「買い取り」する事が判っている筈で、ちょっと意外な感じがした。
 一頃の私なら熱心なファンの会員さんが沢山いて、「買い取り」も相当の数だったけど、今はほんと時たま。

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青い花咲いた。泡姫も男の子。

青い花咲いた。泡姫も男の子。



 最近、ハードディスクの中を整理する機会があって、「青い花」というタグの付いた画像を見つけました。
「ああこれって、昔、弟に紹介されてブログで取り上げたことのある写真集の表紙じゃん。随分前の写真なのに、全然色あせてない。カメラマンさんが違うと、こーも違うのかなぁ」って感じで、ついでにこの写真を撮った土田ヒロミさんのことをもう一度調べなおしてみたんです。
 で吃驚したのが土田ヒロミっていう人が男

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ルーシーがダイヤモンドを持って空にいるんだ

ルーシーがダイヤモンドを持って空にいるんだ

 同行のメイクさんの腕は一級品。「メイク」じゃなくて「変装」に近い化け方なら、かなり自信のある私だけど、彼女には負けました。
 彼女のマジックとカメラワークで、クラブの子達が、半分以上、外人顔に変貌を遂げてましたから。
 てな感じで、現在、お勤め先のクラブで使う会員さん用特典アルバム製作の撮影で、ロケ用のバン借りてクラブの子達と転戦中です。
 連続の猛暑日に、竜巻まがいの突風やら大雨やら、ロケ自体

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自転車オンナと薔薇の名前

自転車オンナと薔薇の名前

 色々と配慮をして、それなりのロケーションを選んでいる筈なのに、撮影中たまたま通りかかる通行人が邪魔になる時がある。
 一番問題なのは子どもで、彼らは遠慮がないから思ったことをすぐ口にする、こちらに絡んで来る時さえある。
 それとは逆に、おおかたの大人は、こちらの側を通過する時も、眉をしかめて通り過ぎるか、無関心を決め込むのが普通だ。
 まあ激しい方のリアクションでも、こちらを振り返ったり、ヒソヒ

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ラバーの靴下と抱き鯉金太郎

ラバーの靴下と抱き鯉金太郎

 専用の潤滑剤は使わないで、ベビーパウダーを叩いた素足にラバーの靴下を履いた。
 と言っても、それはビザールファッション等で身に付けるようなものではない。
 男の人がいつも通勤で使うようなシルエットの靴下で、素材がラバーのみで出来ている。
 当然、サイズが驚く程小さいから、履く際にはそれなりの工夫がいる。
 ストッキングを履く時みたいに、全体を丸めてまとめ、爪先が入る口を広げておくなどという事は勿

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