Zenta Sato

イカしたチームでAsagayans Recordsというレーベルを、そのB-sideと…

Zenta Sato

イカしたチームでAsagayans Recordsというレーベルを、そのB-sideとして極私的なbokenasu recordsってものをやっていますよ。 本職は無職(あるいは、無色)。

マガジン

  • エッセイ的なものは

    エッセイ的なものはここにまとめてみたよ。

  • 歌詞だよん

    話の中にで出てきた歌詞などを参照用にここにまどめてみようかな、と。 マガジンという機能の練習をかねて。

  • études pour FFF

    次のアルバム『A Fart From the Future(仮)』にに合わせてリリースしようかと企むテキスト群のエチュード。

最近の記事

万愚節

poor man's roseという二人組のバンド。二年前ぐらいかな、コロナの時代になってから知ったので生で観たことはない。チェックしてみたら2022年の4月のプレイリストに「寂春」という曲を選んでいた。拙いような青くさいもどかしさも魅力的だと感じさせるような、未完の可能性に満ちたとでもいうべきお嬢さんたち。世間が落ち着いたらぜひ観てみたいな、と思っていた。活動拠点が福岡らしいので、東京ではごくたまにしか機会が得られなそうではありましたが。 そんな感じで何となく心にとめていた

    • 駄目なときって

      あさがやんず 2004.11 雨の降る夜は 何もする気なし。 寝転がって 夢の中をゆらゆらと。 だけど、晴れの日も やはりやる気なし。 こんなものさ、 駄目なときの おれの日々。  頁をめくる指さえもだるい。  眠り過ぎた背中  床擦れができそうだ。  笑いたければ笑えばいいさ。 欠伸をしながら 映画を眺める。 猫とおいら うたた寝して 日が暮れる。  現実が綻んでくるようだ。  一秒一秒が  一秒ずつ過ぎる。  明日は明日の風が吹くさ。

      • ロウでダウン?

        近頃テンションが上がらないんですよ。いやはや。 美しい国だとかいう日本は腐敗政治の真っ只中で回復への道筋が見えない有り様だし、世界に目を向ければ際限なく人が殺される日々が続く。苦しい。 近視眼的に眺むれば、貧乏という持病でよろめくだけでなく、役所をうろうろしたり、ゴミ屋敷に突入したりという任務に振り回されている現実がある。このあたりの雑務はちぃとも楽しいことではない。なんだけれども、これはこれで人生のひとつのアスペクトだと思って(思おうとして?)みれば、経験しておくべきことな

        • All We Need is Love

          2024.02 Nobody knows where we're to go Or, do you know how to save souls? Time is slipping away Over the thousands prayers astray Genes may know what waits for us Endless moans ring in chorus No, I say to you Oblivion cannot hide the trut

        マガジン

        • エッセイ的なものは
          55本
        • 歌詞だよん
          10本
        • études pour FFF
          1本

        記事

          All We Need Is Love、配信がはじまりましたよ。

          「All We Need Is Love」配信がはじまりました。 bandcamp/Spotify/Apple/Amazonのまとめリンクを貼っておきます。 先日公開したYoutubeの動画にも飛べます。 何はともあれ、よろしくどうぞでございます。

          All We Need Is Love、配信がはじまりましたよ。

          下手の考え

          芦川いづみの映画を眺めながら……って、またその話? まあ、他の映画でもいいんだけれども、というか、映画である必要性さえなく、たとえにあげるのはどんなネタでもいいんだけれども……リアルタイムって何じゃらほい、なんてなことを思ったりするって話。 いたいけないお嬢さんが冤罪で死刑囚となっている兄の無罪を晴らすべく東奔西走する『青春を返せ』という作品。1963年公開。なので、ご年輩の方で公開時に映画館に足を運んだ人ならば「おぅ、それならリアルタイムで観たぜ」とおっしゃるやもしれません

          下手の考え

          海の色

          先日来、ちょこちょこと芦川いづみ出演作品を観ている、なんてなことを Misaco + Otherz のポッドキャストで喋りましたが、その後も引き続き、いくつかをぼんやりと鑑賞継続。 芦川いづみの、何というか、愛らしい子狸のような笑顔がいい……なんてな表現は失礼かしら。そもそも子狸の実物は見たことがないんだけれども。そんな彼女の笑顔を堪能するばかりではなく、時代の景色を見たいという目的もあるんですよ。私、1961年生まれなんですが、その前後の町の風景や雰囲気を確認したいな、と。

          北斎ブルー

          ちょびっと前、『日曜美術館』で北斎を取り上げていた。ぼんやりと眺めていたところ、「神奈川沖浪裏」には何色が使われているか、というような話になった。八色だそうだ。ふむ。この二種類の青と水色が……なんてな説明を耳にしていたところ、そういや、二年前だか三年前だかに北斎ブルー的なインクを買った覚えがあるな、と思い出した。 私はまあそこそこに萬年筆を愛好する人間であります。 中学の入学祝いにもらって以来、使い続けていますよ。余裕があるときにはいろいろと買い求めたりもして、おそらく百本

          北斎ブルー

          運命的な出会い

          高校に入ったとき、大いに驚いたことがあった。同級生の中に父親同志も同級生である人が私も含めて四人もいたこと。親子揃って同級生が四組ってことね。父親たちは都立高、私らも都立高。どちらもかつての第三学区(杉並・中野・練馬)。都立高というのは地元の人間が集まる場所なわけで、親が引っ越していなければ子ども同士が同級生になることだってそうそう珍しくはないという考え方もあるかもしれんけれども、四百人のうちの四人が親同士からして同級生って、百人に一人って割合ですよ。これはやはり些か特異な出

          運命的な出会い

          サンスヴェリアの冬支度?

          前にサンスヴェリア・ハニーの話を書いたよね。切った葉っぱを土や水に挿しておくだけで、株分けというのか何というのか、とにもかくにも、増やせるわけ。事実、増やせましたよ。 成果物を期待して唐辛子やオクラを育てていたのとはちがって、ピュアにグリーンハートなアティテュードでSDGsのポイント・オブ・ヴューからしてもプラティカルなエフェクトがプロミシングであり……ああ、嫌だね、こういう薄っぺらい言い回し……って、私は何をやっているのやら? 何はともあれ、これは地道ながらも楽しくなくもな

          サンスヴェリアの冬支度?

          Home

          by 望月+全太 へちま 1991.10 眠れない夜の空は 限りなく遠く続く。 瞼閉じてみる。 そこは何処だろう。 窓を打つ雨の音は 聞き覚えのないリズム。 記憶が揺らめく。 懐かしい鼓動。  Home, sweet home, sweet home.  何処にあるのか。  Sweet home, sweet home. 異国での夢が終わる。 触れたことのない愛に 導かれるまま 今辿り着かん。  Home, sweet home, sweet home.  幻なのか

          平常心? あるいは、ドキドキの記憶

          平常心を保つことは大事ですよ、というようなお説教を聞いた記憶がある。中学の修学旅行だったかなあ。詳細は忘れてしまったけれども。 これはごもっともなことでありましょう。お坊さんには常に求められることなのかもしれんし、一般の人にだっていろいろな場面で当てはまることでござんしょう。ただ、私個人としては心が揺れちゃうようなことは嫌いではない。というか、平常心キープで生涯を送るということを望まない。というか、そんなクールなスタンスはそもそも私には無理でございます。というか、それよりむし

          平常心? あるいは、ドキドキの記憶

          君と風とぼくと

          Misaco + Otherz 2006.07 小さな罪を重ねて のこのこ歩き続けてる。 いつのまにか それに慣れて 振り返ることもないよ。 街が人を消費する 壊れた星の片隅で、 こづかれても 無視されても 旗を振る君を見たよ。  ほんとのこと  教えてあげるよ  君が望むなら。  嘘をついて  歩く足音は虚しいね。  おさらばだ、いち脱けた。   君の愛と   君の涙   君が叫ぶ声が聞こえる。   ぼくも涙   泣き笑いさ。   見てくれよ、今、走り出すよ。 当

          君と風とぼくと

          君とここで出会ったのは運命だと思うんだ

          7:22って数字を、メニューバーの時間表示や卓上の時計、あるいは、カウントダウンのタイマーだったりで目にすると、おっ、また7:22だ、なんて思う。ふと気づくと7:22ってことが多いよなあ、不思議だなあ、なんてね。 けれども、これ、実際には0:00から23:59まで平等に表示される中でこの数字の時だけ意識に引っかかっているってだけでしょうね。なんせ、私、7月22日が誕生日なもので。 こういうような形で偶然を必然のように、特別な意味があるもののように、運命なんじゃないかしらという

          君とここで出会ったのは運命だと思うんだ

          俺の名は牧

          あさがやんず 1986.04 世界のはじめに 社会ができた。 社会は支配と 同級生さ。 誰かと誰かが 存在すれば そこにはいつでも 差異が生じる。  知らなかったんだよ、  ぼくだけが特別だなんて。   俺の名は牧。   ツキだけでこの世を駆け抜けること、   そんなに悪くない。   俺の名は牧。   みんなはズルイと言うけれど   でも、ぼくのどこが悪いというの? きらめく閃光 ゼリーの海に、 不思議な秩序が 形成される。  始原のカオスから  不均衡のメトード

          俺の名は牧

          天沼の原田?

          将棋は強くない。というか、まあ、動かし方は知っているけれども素人枠というところ。中学生の頃、ヤン・オブライエンくんと盤を挟んでいて、待った、いや、待たない、さっき待ってやったじゃねえかよ、それはそれこれはこれ、みたいな、よくある感じで揉めて、結局、将棋盤をひっくり返して、もうおまえとはやんねえよ、なんてなことになったりしていた程度が私の将棋のバックグラウンドです。記憶を辿ると弟にもよく負けていたような気もします。 なんだけれども、嫌いということではないんですよ。それになんとな

          天沼の原田?