なぜ姉は「姉」と呼ばれないのか?(妹は「妹」なのに)|「姉」の研究(2)
「姉」の研究!
姉である!
取るものもとりあえず、姉である!!
本記事は、1975~2018年の44年間に刊行されたラノベの内、「姉」が付くタイトルをピックアップ★徹底分析する特集「『姉』の研究」の……第2回である!
※注:「『姉』が付くタイトル」とは、例えば以下のような作品を指します。
<特集全体の目次>
第2回(本記事):なぜ姉は「姉」と呼ばれないのか?(妹は「妹」なのに)
第3回:「姉が主役のラノベ」を書くならば、こんな姉を登場させるのがよさそうです★
第1回からご覧になることをオススメします★
それでは、早速分析を続けよう!
【分析④】「姉」が付くタイトルの内、シリーズものが占める割合 ~独占率
清水「なるほど」
三葉「上述の通り、『姉』タイトルにも『姉ちゃんは中二病』『乙女はお姉さまに恋してる』『あねもね☆ろわいやる』などの人気シリーズがありますが……『妹』と比べると、シリーズものの割合は低い」
清水「ふむ」
三葉「そしてこれは、『姉』タイトル内には『妹』ほど人気作がないことを意味しています(ラノベでは『人気作=シリーズもの』になりやすいため)。ざっくばらんにいえば、強烈なライバルが少ない!」
清水「つまり、新参者がチャレンジするなら……」
三葉「そう!『妹』よりも勝負しやすいといえるでしょう」
【分析⑤】「姉」が付くタイトルの表記の内訳 ~漢字 or ひらがな or カタカナ
三葉「とまぁ、『姉』と『妹』では、その表記に大きな差がありまして」
清水「ふむ」
三葉「なぜこれほど差があるのか考えてみたんですよ」
三葉「要するに、①普段から姉を『姉』と呼ぶことは少ないし、②『姉』という字には堅苦しさがある。したがって、『姉』表記を避けているのではないかということです……作者や出版社が意識しているかどうかは別として」
清水「なるほど……一理ありますね!」
三葉「さて最後に、『姉』以外の表記を採用しているタイトルの一覧を掲載しておきます★」
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(分析:清水、三葉 / 文、イラスト:三葉)
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