中井はるの

子どもの本の仕事 ベアトリクス・ポター協会会員(英国) penクラブ会員(子どもの本の…

中井はるの

子どもの本の仕事 ベアトリクス・ポター協会会員(英国) penクラブ会員(子どもの本の委員会委員)JBBY会員 イギリス王室研究 英国史 料理(近茶流、西洋料理一般、お菓子作り、中華料理など)ブリテッシュベイクオフの大ファン 裏千家

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『子どもを守る言葉「同意」って何?』記事情報

だいぶ前に、二村さんが司会をされたオンラインを拝見したことがある。 その二村さんから編集にご連絡が来ました。 この本の力を伝えたい、と。 昨年、二村さんはこの本を…

中井はるの
3か月前
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紅茶について

わたしたちは何気なく紅茶を飲んでいます。イギリス文学は必ず紅茶の歴史を知っているとより深く理解することができます。英米文学を理解する上で、あるいはドラマや映画の…

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子どもの本

子どもの本の仕事をしたいと思ったのは子育てをするようになってからです。 子どもの本としてでているものは、もちろん子どもが読める本ということで出されていますが、大…

中井はるの
10日前
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ふしぎなえほん、かわったえほん、ふるいえほん

今日は、目白にある貝の小鳥に行ってきました! 古書も充実していてじっくり見ていると時間を忘れるような空間。 ここに伺ったのは、福井さとこさんのシルクスクリーン版…

中井はるの
3週間前
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ボローニャブックフェア

中井はるの
1か月前
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ボローニャ体験とビアトリクス・ポター協会

昨日は、ボローニャに代々暮らしている在住の会員によるボローニャ案内に参加。 もちろんビアトリクス情報を交換しながらですが、何度も来ているボローニャをディープに楽…

中井はるの
1か月前
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イースターの季節

この時期、ロンドンはイースターの飾り一色で、どこへ行っても卵やうさぎ、淡い色の花飾りなどが見られます。 今年のイースターは3月30日 イースターの前から学校などは…

中井はるの
1か月前

ピーターラビットのゆかりの地

ビアトリクス・ポター協会の会合で、ロンドンに滞在していました。 今回のメインイベント、カムフィールドに行ってきました。ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビット…

中井はるの
1か月前
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英国 Young V&A 博物館

ビアトリクス・ポター協会の数名で小雨の中行ってきました。 改装される前、コロナ前に行ったことがあり、どんなふうに変わったのかなと楽しみにしていましたが、期待に応…

中井はるの
1か月前

ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポター

今年初めてビアトリクス・ポター協会の会合に参加しました。 メンバーの方とは、メールや、ズームでしかやり取りをしたことがなく、ようやくこうやって対面で参加が叶いま…

中井はるの
1か月前
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作家のポリー・フェイバーさんとロンドンでお話ししました

『よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たち』(BL出版)の作者 ポリー・フェイバーさんにお会いしました。 実はポリーさんとはInstagramで繋がっていて、私がロン…

中井はるの
1か月前
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キャサリン妃の告白

ロンドンに来ています。 今日はフィールドワークから戻って、つけたテレビの速報が、キャサリン妃ご自身による動画でした。術後に見つかった癌の初期段階の治療を受けてい…

中井はるの
1か月前
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古物商の登録

今日は、会社の古物商の登録のため最寄りの警察署に行ってきました。 会社の登録更新から始まり、ようやくここまでたどり着いた感じです。 さて、古物商取引は、許可証が…

中井はるの
2か月前
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母の日とキャサリン妃

英国の母の日にちなんで、つい先日キャサリン妃が3人の子どもたちと一緒の写真が公開されてSNSで賑わったのですが、情報操作の疑いがあるとして配信を取り下げしたという…

中井はるの
2か月前

『ホワイトバード』書評でました!

2月24日 朝日新聞に書評が載りました。 ここに書いてくださった越高さんの紹介が載っています。 https://book.asahi.com/article/12898620  ちいさいおうち書店、いつか…

中井はるの
2か月前
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『ホワイトバード White Bird』ほるぷ出版

私たちは、やさしさを問われている先週はUNHCR東京事務所との関わりをお話ししましたが、 もう一つお知らせ。人のやさしさについて考える読み物として長年皆さんに読んでい…

中井はるの
2か月前
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『子どもを守る言葉「同意」って何?』記事情報

『子どもを守る言葉「同意」って何?』記事情報

だいぶ前に、二村さんが司会をされたオンラインを拝見したことがある。
その二村さんから編集にご連絡が来ました。
この本の力を伝えたい、と。
昨年、二村さんはこの本を大切に、一人一人に伝えてくださったそうです。

私もこの本の力を信じていて、日本で暮らす一人一人に手に取ってもらいたいし、読んでもらいたいと思ってきました。

編集者とともに多くの人にヒアリングして作り上げた本。
このような記事が出たので

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紅茶について

紅茶について

わたしたちは何気なく紅茶を飲んでいます。イギリス文学は必ず紅茶の歴史を知っているとより深く理解することができます。英米文学を理解する上で、あるいはドラマや映画の中でお茶を飲むシーンが出てきた時、これはいつの時代で、なんでここで紅茶が出てくるのだろうとか考えてみるとよりその作品を楽しむことができます。英国史も学び直しをはじめて5年ぐらいになりますが、ビアトリクス・ポター協会に入ってから、やはりお茶の

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子どもの本

子どもの本

子どもの本の仕事をしたいと思ったのは子育てをするようになってからです。
子どもの本としてでているものは、もちろん子どもが読める本ということで出されていますが、大人にもおすすめです。
ここ数ヶ月で自分が読んで良かった本をいくつかご紹介。

村中李衣さんとしらとあきこさんがタッグを組むとこうなるのね。とにかく表紙のうさぎさんがもふもふです。そのうさぎの象徴するものは、心。読んでいてしぼみかけていた大人

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ふしぎなえほん、かわったえほん、ふるいえほん

ふしぎなえほん、かわったえほん、ふるいえほん

今日は、目白にある貝の小鳥に行ってきました!
古書も充実していてじっくり見ていると時間を忘れるような空間。

ここに伺ったのは、福井さとこさんのシルクスクリーン版画展をみるためと、
福井さとこさんに会うためでした。
新刊の本もサイン入りで置いていますよ。
シルクスクリーンやポストカードの販売もしています。
『リパとみつばちの庭』はおすすめ。

さとこさんの作品は、一見とてもやわらかくてふんわりして

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ボローニャ体験とビアトリクス・ポター協会

ボローニャ体験とビアトリクス・ポター協会

昨日は、ボローニャに代々暮らしている在住の会員によるボローニャ案内に参加。
もちろんビアトリクス情報を交換しながらですが、何度も来ているボローニャをディープに楽しむ良い機会でした。

何回かに分けて投稿する予定です。

ボローニャは昨年のブックフェアの後、大雨の時期が続き建物の損傷が激しいところがあったそうです。

ボローニャの歴史的な建物の中には、水に弱い土で作られたものが多く去年までは上に上が

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イースターの季節

イースターの季節

この時期、ロンドンはイースターの飾り一色で、どこへ行っても卵やうさぎ、淡い色の花飾りなどが見られます。

今年のイースターは3月30日
イースターの前から学校などは休暇に入ります。

ビアトリクス・ポターがヒーリスさんと結婚式を挙げたセントメリーアボット教会も、子ども向けのコーナーには、イースターについての説明などがたくさん置いてありました。塗り絵をしてイースターについて理解を深めるようなテキスト

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ピーターラビットのゆかりの地

ピーターラビットのゆかりの地

ビアトリクス・ポター協会の会合で、ロンドンに滞在していました。
今回のメインイベント、カムフィールドに行ってきました。ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビットのおはなし』に出てくる扉がそこにあります。

https://www.amazon.co.jp/小学館世界J文学館-ピーター・ラビットのおはなし-ビアトリクス・ポター-ebook/dp/B0BVM57W8L

セント・パンクラス駅近くで会員

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英国 Young V&A 博物館

英国 Young V&A 博物館

ビアトリクス・ポター協会の数名で小雨の中行ってきました。
改装される前、コロナ前に行ったことがあり、どんなふうに変わったのかなと楽しみにしていましたが、期待に応えてくれました。
入り口までの動画はこちら。

それぞれテーマ別に、かなりの数の展示があり、訪れた数名で子どもの目線ならこうだよね、ああだよね、と話して楽しみました。
展示の真ん中にはカフェがあり、誰でも疲れたらゆっくりできるスペースができ

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ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポター

今年初めてビアトリクス・ポター協会の会合に参加しました。
メンバーの方とは、メールや、ズームでしかやり取りをしたことがなく、ようやくこうやって対面で参加が叶いました。

会合が始まる前、V&Aのメンバー向けのカフェでお茶しながら時間を待ち・・・

とはいえ、一人で行くっていうのもワクワクとドキドキが入れ混じります。

メインイベントの一つはビクトリア・アンド・アルバート博物館のラーニングセンターと

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作家のポリー・フェイバーさんとロンドンでお話ししました

作家のポリー・フェイバーさんとロンドンでお話ししました

『よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たち』(BL出版)の作者
ポリー・フェイバーさんにお会いしました。

実はポリーさんとはInstagramで繋がっていて、私がロンドンにやって来ていると知り「お茶をしませんか?」と声をかけてくれたのです。

今回のロンドン滞在は、ビアトリクス・ポター協会の会合がメインでしたが、
ポリーさんはわざわざ時間を調整してくださったのです。

ビクトリア・アンド・

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キャサリン妃の告白

ロンドンに来ています。

今日はフィールドワークから戻って、つけたテレビの速報が、キャサリン妃ご自身による動画でした。術後に見つかった癌の初期段階の治療を受けているところで、今は子どもたちの気持ちも考えながら、病と戦っているところだと話されました。
数日前の(イギリスの母の日)写真が加工されたものだと言われたことから英断したのでしょう。
早い回復を祈りつつも、無理をせずに安心して治してもらいたいで

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古物商の登録

古物商の登録

今日は、会社の古物商の登録のため最寄りの警察署に行ってきました。
会社の登録更新から始まり、ようやくここまでたどり着いた感じです。

さて、古物商取引は、許可証が必要。それを発行しているのが警察署なんです。
正式な発行まで1ヶ月半ぐらいかかるそうです。

え? 何があったのって? 

本をもっと掘り下げたいと思ったからです。

たまたま警察署の担当者が、千代田区神保町の界隈の古書店関連を管轄してい

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母の日とキャサリン妃

母の日とキャサリン妃

英国の母の日にちなんで、つい先日キャサリン妃が3人の子どもたちと一緒の写真が公開されてSNSで賑わったのですが、情報操作の疑いがあるとして配信を取り下げしたというニュースが。

『ホワイトバード』書評でました!

2月24日 朝日新聞に書評が載りました。
ここに書いてくださった越高さんの紹介が載っています。
https://book.asahi.com/article/12898620 
ちいさいおうち書店、いつか行ってみたいわ。
子どもの本棚のコーナーです。

そのほかにも個人的に感想をお寄せくださる方がメッセージをくださいます。
日本ペンクラブの「読みたいラジオ」でも語っています。
よかったらぜひ読んで

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『ホワイトバード White Bird』ほるぷ出版

『ホワイトバード White Bird』ほるぷ出版

私たちは、やさしさを問われている先週はUNHCR東京事務所との関わりをお話ししましたが、
もう一つお知らせ。人のやさしさについて考える読み物として長年皆さんに読んでいただいている『ワンダー』『もう一つのワンダー』『365日のワンダー』がありますが、そのスピンオフとして『ホワイトバード』が去年の冬に発売になりました。これは今年年末ごろに映画が公開される予定ですが、

児童書の紹介で定評がある土居さん

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