記事一覧
2020/1/8 「スパイの妻」黒沢清監督 リモートトークショーに寄せて
初出:2021/1/11 https://necorative.hatenablog.com/entry/2021/01/11/034150 2020年1月8日、大阪は十三の「第七芸能劇場」で、映画「スパイの妻」の上映と、黒沢清監督…
21/3/17 「BLUE/ブルー」試写会に寄せて
※初出:2021/3/25 原文は映画公開前の投稿であったため、一部内容に加筆修正を加えています。 https://necorative.hatenablog.com/entry/2021/03/25/200453 2021年3月17…
22/02/05 「悪魔と永遠」開演に寄せて
※初出:2022/2/6 https://necorative.hatenablog.com/entry/2022/02/06/002820 2022/2/5、下北沢 本多劇場この日、劇団東京夜光の上演する「悪魔と永遠」を観劇に、下…
恵比寿映像祭2023 大木裕之《meta dramatic 劇的》ー東出昌大のファンという角度から
2023年3月16日、「恵比寿映像祭2023」へ伺い、 大木裕之氏の作品《meta dramatic 劇的》を鑑賞した。
かねてより私が"推し"ている東出昌大が映像に出演しているらしいと聞いたからである。
本稿では、「東出昌大」という角度から、そして「東出昌大のファン」という自らの眼差しから、所管を述べてみたいと思う。
演出装置としての東出
本作品の形態は、「シングルチャンネル・ヴィデオ・イン
映画「Winny」23/02/27 京都弁護士会主催試写会/トークショー・IT系関係者向け特別試写会によせて
弁護士と技術者の共闘を描いた作品本作では、法律に疎い青年を取り巻く刑事裁判、そして警官によって暴かれた県警の不正という2つのストーリーが並行して進行する。
技術者の金子勇氏は、善良な市民として捜査に協力したつもりが、自らも不当捜査に嵌められてしまう。
それは私達一般市民にとっても他人事ではない。
トークショーに登壇された弁護士各位は、作中に描かれた裁判のリアリティを絶賛した。
そして、不正な取
21/3/17 「BLUE/ブルー」試写会に寄せて
※初出:2021/3/25
原文は映画公開前の投稿であったため、一部内容に加筆修正を加えています。
https://necorative.hatenablog.com/entry/2021/03/25/200453
2021年3月17日、fan's voice様主催する「Blue/ブルー」の試写会に当選し、ご招待に預かりました。
スクリーンで見ることができてよかったと、大変納得できた作品でした
400字ドラマ・映画感想文「コンフィデンスマンJP」
初出: zoomトークショー「相田冬二、映画を語る」に参加した際、私が提出した課題感想文です。2020/10/10
ボクちゃんは、東出の長身や朴訥な話し方を贅沢に活用した役柄だ。
「何にだってなれる」というダー子のとおり、ボクちゃんも毎回様々な姿に変身してよく似合う。しかし、何にだってなれるが、何者でもない、そんな不思議さを持っている。
コンフィデンスマンの世界は不明瞭だ。
妙ちくりんな名前で
400字映画感想「OVER DRIVE」
初出: zoomトークショー「相田冬二、映画を語る」に参加した際、私が提出した課題感想文です。 2020/06
本作は104分のその先に、地平線が続いて見える作品だ。
チームは実在し、俳優たちとは別人の檜山兄弟は今日も活躍している。なそんな錯覚を与えるのはテレビ番組風の演出だけではない。
首都高を封鎖した架空のラリーをもリアルにさせたのは、俳優らの存在感だ。
真剣佑演じる直純は派手に振舞いな