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『成瀬は信じた道をいく』
前作『成瀬は天下を取りにいく』を読み終えて、すぐに本屋へ直行した。「成瀬」は中毒になる。もともと、気に入れば同じ作家の作品を読み続けるたちだが、今回は明らかに成瀬の先行きを案ずる保護者のような気分でこの続編を買い求めた。
さて、大学生になった成瀬あかりは相変わらず我が道を進む。大学は京都大学に通っているものの、受験以外では京都のエピソードは出て来ず、物語の中心はあくまで滋賀県、大津、膳所である。
『成瀬は天下を取りに行く』
宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。タイトルからして前々から気になっていた本で、本屋で最初の短編の冒頭を立ち読みして、「買おうかな」と迷っていたが、昨日「本屋大賞受賞!」の帯を見て、ついに購入した。
滋賀県大津市の西武大津店が閉店するというニュースが地域の人たちに波紋を投げかける。西武デパートに思い入れのある地域住民のひとり、中学生の成瀬あかりは同じマンションに住む幼馴染に「島崎、わた
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先日ペーパーバックの校正本が届き、息子に校正をしてもらった。自分できちんと目を通したつもりなのに、校正箇所が20箇所以上あった。やはり自分の書いたものを思い込みで読んでしまうのだろう。指摘された所を見ると明らかな間違いを見逃している。
表記のゆれが結構ある。「お昼ごはん」と「お昼ご飯」や「せっかく」と「折角」などの漢字とひらがなの使い分け。「家内」、「嫁」、「妻」と呼び方を変えていたのもあった。
最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ
この夏、兄夫婦と2週間のイタリア旅行に行く。ミラノ、フィレンツェ、アッシジ、ローマの順に北から南へ移動する。漠然とした思い込みかもしれないが、イタリアは南に行くにしたがい、混沌とするイメージを持っている。北部のミラノは初訪問だが、その意味では洗練されたイメージを持っている。楽しみだ。
楽しみなのは、もう一つ。「最後の晩餐」を見ること。ただ調べてみると、容易ではないようだ。開館している時間帯を15