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2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わ…

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2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わる獣医になるという夢を捨てきれず、2022-2JICA海外協力隊/環境教育隊員としてウガンダ🇺🇬野生動物保護教育センターへ。 獣医師という職業をもっと多様化させたい。

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自分の愚かさと過ちに気づいた日

活動の中で、誰しもが経験する(かもしれない)ことを、最近経験した。 忘れないように書き留めたいと思う。 それは、配属先の同僚と衝突することだ。 正確にいえば衝突ではないのだが、 ざっくりいうとウガンダ人の同僚に 「態度が悪い」と注意されたことだ。 「態度が悪い」と言われると そいつ、なんて酷いことを言うんだ!と勘違いさせてしまうかもしれないが、 これは意外と私を傷つける言葉ではなかった。 ことの経緯を述べると、 活動1年4ヶ月が経ち、現地の生活にも慣れ、 同僚の顔も見知

    • まさか自分がそうなるとは@2回目の任国外旅行

      私のSNSをフォローしてくださっている方はご存知かもしれないが、割と最近までJICAの制度を使い、任国外旅行をしてきた。 せっかくのアフリカ隊員である特権を生かして、 アフリカの国々をできるだけ回りたいと思い、 ルワンダ、ジンバブエ、ザンビア、ナミビアの4カ国(トランジットのエチオピアと南ア含めると6カ国)を周回してきた。 もちろんその国その国の個性というか、違うところはたくさん存在する。 しかし今回、何よりもその旅行の過程で、自分自身の価値観の変化に驚いた。 主には、時間

      • 協力隊で生き残る「強さ」とは何か

        「物事を本当に楽しむためには強さがいる」 私が大好きな漫画・アニメの言葉なのだが、 本当にそうだと思う。 ただ、「強さ」というものはTPOによって様々だと思う。 単純にフィジカル、パワー的な意味での強さのこともあれば、 精神的な意味での強さのこともあろうし、 強さには無限の種類がある。 今回は協力隊として生き残ること、 アフリカなんて土地で2年生きることの強さに焦点を当ててみる。 1. 環境に耐える強さ これは派遣先任地にもよるため一概には言えないが、 停電が日常的

        • 「愛する」ということ

          「愛する」 というのには大きく分けて2つがあると思う。 自分を愛することと、 自分以外を愛すること。 私はずっとずっと、子供の時から 「愛する」ということが苦手だった。 だって誰も教えてくれないし。 授業で習うわけじゃないし。 ①「自分」を愛する私だけじゃない、 おそらく多くの日本人は 「自分を愛する」ということが苦手で、 自己肯定感が低いように思う。 真面目で几帳面な方が多く、 空気を読んだりおもてなしをしたり相手を思いやる性質、他人に迷惑をかけることを悪しとする風潮。

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        自分の愚かさと過ちに気づいた日

          「死」が近くにある国

          あなたは「死」を感じたことはあるだろうか。 なんて、なんだか怖い宗教勧誘みたいな出だしになってしまったが、 死にそうになった経験はもしかしたら1回くらいあるかもしれない。(ちな私は2回ある)。 だが、「日本で」「それなりに普通に」生活していたら、死ぬことはあまりないし、 だからこそ人が亡くなることはとてもショックで辛いことで一大事である。 治安が最も良い国の一つである日本では凶悪な事件も少なく、それこそ武装集団やテロなどとは無縁に近い。 医療制度も整っているため、高度な医療を

          「死」が近くにある国

          「察せられない」ウガンダ人

          X (旧Twitter)でも少し反響があったので、 今回はこの内容について書いてみようと思う。 題名通り、ウガンダ人は 「察する」「空気を読む」ことができない。 いや、できないというと語弊がある。 「日本人とは空気を読む感覚が違う」 と言った方が適切だろうか。 例えばだが、 Case1 集中して何かしら作業をしており今は絶対話しかけてほしくない、という時に限って話しかけてくる。しかも私が少しそっけなく返事をしようものなら 「なんだよ、元気ないじゃないか。どうしたんだ、大丈

          「察せられない」ウガンダ人

          モチベーションの保ち方

          ウガンダで生活して1年少し。 正直、自分ができることは少しずつ見つけてはきたけれど だからといって毎日毎日やることがてんこ盛りというわけでもない。 あまりやることがなく、暇〜どうしようかな〜という日もあったりする。 自分が怠惰だからとかではなく、 本当にそういう日はあるのである。 日々の業務や生活リズムがマンネリ化し、 刺激がなくなり淡白な日々を過ごす。 日本でもウガンダでも同じだ。 しかし異なるのは、 ウガンダでは日本に比べて娯楽が圧倒的に少ないことだ。 ちょっと出かけ

          モチベーションの保ち方

          もう私は「お姫様」じゃない

          なかなか衝撃的なタイトルではあるけれども これは本当にその通りだと思っていて この世界において比較的若い方とはいえども もう27歳という年齢になり、 いわゆる「アラサー」と呼ばれるようになってきて、 いつまでも「若さ」「可愛さ」「愛嬌」だけでやっていける歳ではなくなってきた。 年相応の知性、品性、教養、常識、責任。 落ち着き、立ち振る舞い。 思考、行動。 大人の「女性」としての自分の理想、 外から求められること。 同世代には刺さるんじゃないだろうか。 これは「社会人」に限

          もう私は「お姫様」じゃない

          2023の振り返りと勝手に報告会

          2023年ももう終わり。 今年1年丸々をウガンダで過ごしたわけですが、 せっかくなのでそのまとめ兼報告を勝手にしようと思う。 1. Onsiteプログラム Onsiteとは私の配属先にやってくるビジター(一般観光客、学校の生徒、コミュニティグループetc)に対するプログラムである。 来てもらった方々に動物や生態系、環境問題のことなどを広く、時に専門的に授業したりアクティビティを行う。 しかし。 とはいえ。 私が来た時の配属先は、広い空間と自然、動物には恵まれながらもい

          2023の振り返りと勝手に報告会

          私の協力隊同期と友達は最強って話!!

          前回は大分暗い内容の記事をあげてしまった。 反省。 前回はそれこそ久しぶりに だいぶだいぶ闇に落ちたのだけど、 今はかなり回復している。 今回の件に限らず私が落ちている時、 辛い時しんどい時に力をくれるものがある。 実は恥ずかしながら、日本出国前に会ってくれた人達と協力隊同期で撮った写真をほぼ全て現像し、持ってきた。その数ざっと30~40枚くらい。 普段はスーツケースの奥にしまっているが、 本当に本当に辛い時、自分でもなかなか自分を上げられない時に取り出して一枚一枚丁寧

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          頑張りすぎる人間と燃え尽き症候群

          今回は久しぶりに暗くて重めの内容です。 共感性の高い方、一度精神疾患にかかったことのある方などには辛い内容かもしれません。 読む際はどうかご無理なさらないでください。 頑張りすぎる私 私は自分で言うのもどうかと思うが、 頑張り屋だと思う。 仕事ができると言うと角が立つが、責任感が強く、どちらかというと頼るより頼られることが多いし 例えば提出物の期限、仕事、約束、時間は必ず ---それはたとえ自分の精神や肉体がボロボロだとしても。どれだけ他の仕事や予定が溜まっていたとしても

          頑張りすぎる人間と燃え尽き症候群

          ウガンダで1年間過ごして変わったこと10

          ウガンダに来て1年間が経った。 早かったような遅かったような。 たかが1年。されど1年。重みがある。 特にこんな、「ウガンダ」という場所での1年は。 日本から1日以上かけて、天候も文化も食べ物も何もかも違うこの場所で過ごして。 やっはり変わったかなと思うところがある。 ウガンダに来て変わった、変われたこと10個について考えてみようと思う。 1. 自分を大切にするようになった 衛生状態の悪さとかQOLとかの意味では日本より自分を大切にできていないのかもしれないが、「心と体を

          ウガンダで1年間過ごして変わったこと10

          ウガンダで誕生日を迎えて

          ウガンダで歳をとる。 なんというパワーワードだろうか。 まさか海外、しかもアフリカ、ウガンダで歳をとるようなことがあるなんて、小さい頃の私には想像もつかなかったかもしれない。 いや、本当はずっと…夢描いていたはずだ。 26歳という1年間は、確実に私の今までの人生の中でも色濃く、一生忘れられない1年になった。 去年、26歳の誕生日を迎えてから1ヶ月とたたないうちに日本を出国。 飛行機で飛び立つ時は、思っていたよりも寂しさを感じなかった。それよりも、やっと行けるという安堵の方

          ウガンダで誕生日を迎えて

          ウガンダの披露宴

          この齢26,27という今、 日本の知り合いの結婚出産ラッシュが続いている。 それはもうびっくりするくらい続いている。 かくいう私は日本で結婚式にも披露宴にも参加したことがないまま、ウガンダへきてしまった。 そして、ウガンダでウガンダの結婚式、披露宴を体験している。 なので「日本とウガンダのここがすごく違うよ!」 という話はできないが、ウガンダではこうだよという話を今回はしていこうと思う。 服装 ウガンダの披露宴はとても賑やかだ。 伝統的な結婚式の衣装としてはゴメス(女性

          ウガンダの披露宴

          私のゴミ奮闘記

          日本は世界で1番きれい。 どこかで聞いたことがある気がする。 特に風呂場やトイレ、水道などの水回り。 これはどこを旅行していても本当にそうかもしれないと思う。 そしてゴミ。 いや、日本でだってたびたびゴミは問題となり、 ニュースやSNSで取り上げられたりもする。 けれどそれは、なんというか 「ベースがきれいだから”こそ”問題になること」 であって、ごみ収集の制度や資金は整っているし、基本的には1人1人のマナーは良いし、 ゴミをポイ捨てしたり問題になるようなことをする人は少数

          私のゴミ奮闘記

          任国外旅行を終えて

          今回の任国外旅行はトランジット含めると 20日間で8カ国の大移動をした、 とても忙しない旅行となった。 狭く深くというよりも広く浅く物事を知りたいタチなので、こんな無理した旅程になってしまった。 任国外旅行制度を使えば日本に帰国することも可能だしやはりそれで日本に帰る人も多いのだが、 “せっかくアフリカに在住しているのだから、 どうせならアフリカから行きやすく、 かつ訪れたことのない国を回りたい“ という考えのもと今回は南アフリカ、チュニジア、そしてスペインを旅行することに

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