学問はお金のためだけではない、世の中の見方が高いレベルになる

学問というのは、本来は、お金儲けのためにあるのではない。学問は、世の中を見る視点を高くし、人生を豊かにしてくれる。その具体例を説明したい。

・英語
海外のニュースがわかる。海外旅行へ行ける。洋画を翻訳無しでみれる。

・国語
レベルの高い本を読める。源氏物語などの古典を楽しめる。レベルの高い文章を書ける(文章作成能力は、文系が理系にマウントをとれる数少ない能力だ)。

・数学
現代の経済や物理現象、金融を理論・数学的に考察できる。数式をみただけでアレルギーになる人が多いので、これは明確な強みだ。

・物理
電車、家電、お風呂、橋などの構造物、これらを見ても文系は何も思わない。理系は電磁気や熱力学、力学で理解できる。子供の教育をするのにメリットがある。

・化学
現代経済を素材の側面から理解できる。例えば、リチウムイオン電池のリチウムの性質などを理解できる。そのため、実は経済学部と理系の親和性はかなり高い。数学だけではなく、物理や化学も知っているとより、現代経済を理解しやすくなる。

・生物
健康に詳しくなれる。高学歴の人でも、自分の身体のことを理解していない人は多い。医学部よりは遥かに乏しい知識でも、概要だけでも人体の知識があるのは健康を豊かにしてくれる。

・世界史
海外旅行が楽しくなる。世界のニュースの背景がわかる。日本史選択者は世界の問題に疎い。この課題を解決するため、新しい学習指導要領では、歴史総合ができた。東大文科の人は社会2科目が教養レベルを高めている。

・日本史
東京、鎌倉、関ヶ原、京都、太宰府などを訪れた時に楽しい。外国の友人に説明できる。

・地理
世界政治や世界経済の背景を理解できる。経済学者は理論ばかりで、地理の基礎知識がない人もいるが、実は地理は現代経済を理解する上で重要な教養だ。おおよそ資源や領土が紛争の原因だからだ。

・哲学(倫理)
現代世界を解釈する方法に優れる。構造主義、実存主義、全体主義、人間とは何か、これらを考えたこともない人が大半だろう。

・経済学、経営学
世界経済の動向を理解することができる。日本経済新聞の内容がわかる。

・法学
日常生活のトラブルを回避することができる。レベルの高い人だとどのような法改正が必要とか、どのような新法が本来は必要など、社会問題を論じることが可能。

・文学
ゲーテ、シェイクスピアなど海外文学でイキれる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?