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合同会社「ふれ愛プラザあおば」で制作する、『スマホタテ』がSNSを席巻し、大バズリ中!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、スマホの周辺アクセサリーを付けていますか?

私はスマホに替える前は、「イヤホンジャックとか付けるのかな?」と思っていましたが、いざガラケーから機種変すると、スマホは外で音楽を聴かないですし、案外思ってた以上に付けないものなんだなと感じています。

この記事で紹介したいのは、斬新なスマホスタンドです。

ホタテの貝殻を使用したスマホスタンドに、思わず食べてしまいそうな南部せんべいそっくりのコースター。青森県をモチーフにした面白い雑貨を、青森県八戸市にある合同会社「ふれ愛プラザあおば」に通所する利用者が制作しています。

青森県産のホタテの貝殻を使用したスマホスタンド『青森県産スマホタテ』をアイテム化し、2023年6月15日から販売中です。SNSで大バズりをし、青森県外からも問い合わせが寄せられるほど人気を博しています。

今回は合同会社「ふれ愛プラザあおば」が制作する、『スマホタテ』などをご紹介致します。

『スマホタテ』などの誕生秘話 

画像・引用:合同会社 ふれ愛プラザあおば
 
合同会社「ふれ愛プラザあおば」は、パッケージ製品のラベルを貼る作業、手作りのヒバ・菓子を使用した木工製品の製造、施設外での販売活動などを行っています。

実はダジャレから誕生したんです」と笑って、スタッフの男性Aさんが見せてくれたスマホスタンドは、その名も『スマホタテ』。

青森県産のホタテの貝殻を使った『スマホタテ』は、青森県八戸市河原木にある八食センターから使用済みのホタテの貝殻の提供をして頂き、制作します。『スマホタテ』は利用者・職員の全て手作りとなっています。貝殻の表面に空いた穴にスマホを縦向きに差し込み使用します。

『スマホタテ』の開発を手がけたスタッフの男性Aさんは「貝柱に厚みを持たせ、貝殻を浮かせる様に加工しました」と言い、お使いのスマホの機種によっては「音楽を再生するとホタテの中で音楽が豊かに拡張します」と話します。「スマホの大きさ・厚みが違ってもホタテの穴の中で安定する様に工夫を凝らしました」とも述べました。

ベニヤ板を使用した「木製スマホタテ」も制作しました。貝の形に加工した開閉式のスタンドタイプで、タブレットを設置することにも対応できます。

『スマホタテ』を制作するきっかけとなった出来事は、スタッフの男性Aさんの「ひらめき」でした。八戸で生まれ育ち、故郷が大好きなスタッフの男性Aさんは、日頃から環境問題に関心を持ち、使用したらそのまま廃棄されるホタテの貝殻をリサイクルし、「青森県らしい製品」を制作して青森県を盛り上げたいと考えていた、2023年6月頃のある日。仕事中に思い浮かんだのが、全国有数の水揚げ量を誇るスマホとホタテのかけ合わせでした。

その際に『スマホタテ』というワードが思い浮かびました。その後、開発会議を経て、合同会社「ふれ愛プラザあおば」の同僚や利用者などの協力を獲得し、内側には貝柱の形に加工し、ヒバの木片を貼り付け、スマホが安定できる様に工夫を凝らしました、スマホに傷付かない様に設置部分を加工したりするなどといった開発を続け、完成に漕ぎ着けました。『スマホタテ』を制作を担当する通所する利用者は楽しみながら制作しています。

作業所で『スマホタテ』の試作を積み重ねました。貝にスマホを差し込む穴を開け、スマホが倒れない様に穴の位置や大きさを細部にまで微調整しました。合同会社「ふれ愛プラザあおば」の同僚や利用者の意見を聞いて、穴の周りにはビニールチューブを取り付けました。これだと、スマホも、使う人の手も傷付けません。

2023年6月9日、合同会社「ふれ愛プラザあおば」のTwitter・Instagramで完成品を公開しました。Twitterには「インテリアとしてオシャレと思う」「プレゼントにあげても喜ばれそう」「発案者は思いついた瞬間にニヤッと笑っただろう」などの好反応が届きました。

これからの課題としては、「充電できる様にすること」「スマホを横向きに置ける様にすること」と話すスタッフの男性Aさん。改良を続け、「青森県を知って頂く新しいアイテムにしていきたいです」と気合を込めました。

スタッフの男性Aさんは「1つ1つカタチ・模様が違います。世界に1つだけの『スマホタテ』を大事に使って貰えればと嬉しく思います」と笑顔を弾けさせました。

ホタテの貝殻に穴を開けるのは合同会社「ふれ愛プラザあおば」のスタッフですが、それ以外は利用者に委ねています。重要なのはホタテの貝殻のヤスリがけです。作業のスピードは人によって違いますが、1日にヤスリで磨けるのは1人3~5枚ほどです。スタッフがヤスリがけの仕上がりを確認し、不十分な際には磨き直しをお願いしています。

合同会社「ふれ愛プラザあおば」を利用する女性は「『もう少し磨いて貰えますか?』って言われることも度々あります。買って頂いた方に安心して、『スマホタテ』を使って頂ける様に、丁寧に磨いています」と笑顔で答えました。

ダジャレから誕生した雑貨はまだまだあります。

南部せんべいそっくりのコースターは《こびりっコースター》は、青森や岩手を含む南部地方でおやつのことを指す「こびりっこ」と、コースターを組み合わせました。青森県の形に切り抜いたヒバの木をけん玉とかけ合わせた〔青森けん(県)玉〕もあります。

合同会社「ふれ愛プラザあおば」では青森のヒバを使用した玩具を作っていて、木の加工はお手のものです。《こびりっコースター》は直径およそ10cmです。丸い板を大小2枚重ね合わせてみると、見覚えのある南部せんべいのカタチになりました。ヤスリがけをした板にゴマやエビ、落花生など8種類の模様を特殊加工で描きます。

〔青森けん玉〕はけん玉の胴部分に、下北半島と、津軽半島の根元部分までのカタチに切り抜いた木を取り付けました。津軽半島の根元部分には「けん先」を付けて、玉が刺されば青森県のカタチの様になります。

『スマホタテ』などのアイテムを袋詰めしたり、パソコンでデザインを考えたりするのは利用者の皆さんです。ヤスリがけをする男性Bさんは「多くのお客様に買って頂けて嬉しいですし、やり甲斐も感じています」と汗をぬぐいました。

スタッフの男性Aさんは「お陰さまで多くの注文を頂き、大変ありがたいです。売り上げが増えると、利用者の工賃にも反映されていきます。青森が盛り上がる様なものを、今後も制作していきたいです」と言葉を込めました。

参考:「スマホタテ」や「青森けん玉」が人気 福祉作業所発のダジャレ雑貨 朝日新聞デジタル(2024年)

『スマホタテ』は大中小の3種類があって、どれも1つ1000円となっています。《こびりっコースター》は1枚500円。〔青森けん玉〕は1800円。いずれも税込み価格です。

お問い合わせ先は、合同会社「ふれ愛プラザあおば」(0178-80-7033)まで。午前9時~18時、日曜定休日。

公式Twitter

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スマホに機種変する前、

ガラケー時代、スマホの周辺アクセサリーに異様な憧れがありました。

POP UP STOREに行った時に、「あ、このスマホケース、可愛いなぁ」、「このスマホリング、素敵だな」と思って、買ったことがあります。

ですが、それらを買った時からだいぶ時間が経ち、まずその当時のスマホカバーは合いません。スマホリングも、携帯ショップで手帳タイプのスマホケースを買ったので、使いません。

スマホに機種変する前にあった異様な憧れも、どれもしないまま。理想と現実が違うんだなと感じます。

この記事で紹介した、『スマホタテ』は、貝自体が殻が凄く硬いですし、それに真ん中に穴を開けて、加工しているなんて、凄すぎます。

こんなスマホスタンドがあったら、「あっ!」って、注目の的ですね。

ダジャレでこんなにおしゃれなものを制作できるなんて、本当にアイディア次第で、無限大に広がりますね。


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