鈴木天音

データとプロダクトについて考えることが多いです。 技術的な話は https://ama…

鈴木天音

データとプロダクトについて考えることが多いです。 技術的な話は https://amalog.hateblo.jp に書いています。

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    サクッとよめる技術系記事をまとめます。書評とかも書くかも。

記事一覧

意義が感じられない業務があるとしたら、それは構造的に捉えられていないだけかもしれない

目標設定とか評価とか、いわゆるピープルマネジメント的な仕事が苦手だ。 評価の時期になるたびに「給料もらうために必要だから仕方なく」とか「これをやったからって良い…

鈴木天音
5日前

アウトプットの慣性を生み出す

最近ふと、文章を書くのが億劫になっている自分に気づいた。 エンジニアという仕事柄ドキュメントを書く機会もそこそこあるが、書くのに時間もかかるし、なんとなくドキュ…

鈴木天音
8日前
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League of Legendsのプロチームを3年応援してきた僕が伝えたい「観る」というゲームの楽しみ方

日本の挑戦が、ひとつ、終わった。 League of Legendsの春の世界大会「MSI」。日本リーグ代表として挑んだDetonatioN FocusMe(DFM)は、東南アジアリーグ代表のPSG Talon…

鈴木天音
1年前
3

ランダムな出会いが、僕たちを豊かにする

幡野広志さんの選書フェアがあるということで、妻と一緒に代官山の蔦屋書店「Daikanyama T-SITE」に行った。 Daikanyama T-SITEは本屋とスタバと美術館とTSUTAYAとファミ…

鈴木天音
5年前
12

情報に爆速でアクセスしよう。Alfredのオススメ設定方法と使い方

4月に入り、会社や大学でMacを使い始めた人も多いと思います。 今回はMacユーザーが絶対入れておくべき超絶便利アプリAlfredの使い方と、そのおすすめの設定を紹介します…

鈴木天音
5年前
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山に登らないと見えない景色がある

僕が唯一購読している月額マガジンは塩谷舞さんのマガジンなのだけど、その塩谷さんがこんなことをつぶやいていた。 面白いと思ったのは「社会に生かされている」という部…

鈴木天音
5年前
5

思考を素早く文章に変換する3つのテクニック

noteの編集画面を開いて「うっ」となった人はいないだろうか? noteをやっていないなら400字詰めの原稿用紙でもいいし、新品のノートでもいい。まっさらな状態に文字をの…

鈴木天音
5年前
7

ファンとは言えないかもしれないけど、本当に好きなんだよ。

僕はクアイフ(Qaijff)というバンドが好きだ。 軽快なテンポとちょっとハスキーな声、染み込む歌詞。どれも良い。最近は仕事中もずっとヘビーローテーションしている。 僕…

鈴木天音
5年前
3

「ちゃんとした暮らし」じゃなくて、「ラクな暮らし」を目指そう

結婚して1ヶ月半ほどが過ぎた。幸い喧嘩もなく、毎日楽しく暮らせている。 楽しく生活していく上で僕が大事だと思っているのは、なによりも「ちょっとしたストレス」が少…

鈴木天音
5年前
10

感覚を較正する

何歳になっても舞台に立ちたい。 そう言っている漫才師の方がいた。 漫才そのものが好きで、ずっと触れていたいというだけではない。その人が大事にしていることを一言で…

鈴木天音
5年前
4

19分で強制的にnoteを書く

社会人になって、「時間を作らないといけない」と思うようになった。 僕の部署は10:30-19:00で働く人が多い。朝は遅くまで寝ていたいからギリギリに家を出ることになる。…

鈴木天音
5年前
9

モラトリアムの終わりに寄せて

大学院修了という節目に、何も書かずに終われようはずもない。 というモチベーションでnoteの編集画面を開いたのだが、実のところ、あまり書くことが浮かんでこない。僕の…

鈴木天音
5年前
6

コミュニケーションを諦めない

「それで、君はそんな彼らに何か言ったの?」 あるコンサルのインターンで、ついていたメンターが僕に訊いた。 これは、僕の就活の中で最も苦くて最も貴重な経験の話だ。…

鈴木天音
5年前
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Kaggle初心者におすすめしたい『機械学習のための特徴量エンジニアリング』

結婚祝いで『機械学習のための特徴量エンジニアリング』をいただきました。ざざっと読んだのでレビューしたいと思います。 まず、前提として、この本の想定読者層は ・業…

鈴木天音
5年前
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ダイニングテーブルで作業してみたら

DORISのダイニングテーブルセットを買った。木目調のテーブルに1人用の椅子が2つ、それと2人掛けのベンチがセットになっている。 今までは6畳一間に合わせて買った奥行き…

鈴木天音
5年前
2

キッチンと役割分担

ここ数日、引越しに伴う荷物や、昨日公開した以下の記事に貼り付けた欲しいものリスト経由でいただいたギフトを整理するのに多くの時間を使っている。 気合を入れないとい…

鈴木天音
5年前
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意義が感じられない業務があるとしたら、それは構造的に捉えられていないだけかもしれない

意義が感じられない業務があるとしたら、それは構造的に捉えられていないだけかもしれない

目標設定とか評価とか、いわゆるピープルマネジメント的な仕事が苦手だ。

評価の時期になるたびに「給料もらうために必要だから仕方なく」とか「これをやったからって良いものが作れるんかいな」という天邪鬼な気持ちが心をよぎっていた。

最近は自分でチームを立ち上げてプレイングマネージャー的なロールをやっているが、「メンバーの目標設定やってくださいね」と言われて「まぁ苦手だけどやるかぁ……」と後ろ向きだった

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アウトプットの慣性を生み出す

アウトプットの慣性を生み出す

最近ふと、文章を書くのが億劫になっている自分に気づいた。

エンジニアという仕事柄ドキュメントを書く機会もそこそこあるが、書くのに時間もかかるし、なんとなくドキュメントよりもコードを書きたくなったりして少し遠ざけてしまったり。

文章書くのが遅くなるくらいならまだ良いが、文章を書いていない弊害として大きいと思うのは「じっくりひとりで考える時間が減る」ということだ。
思考が浅いときに文章を書こうとす

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League of Legendsのプロチームを3年応援してきた僕が伝えたい「観る」というゲームの楽しみ方

League of Legendsのプロチームを3年応援してきた僕が伝えたい「観る」というゲームの楽しみ方

日本の挑戦が、ひとつ、終わった。

League of Legendsの春の世界大会「MSI」。日本リーグ代表として挑んだDetonatioN FocusMe(DFM)は、東南アジアリーグ代表のPSG Talonとブラジルリーグ代表のLOUDにそれぞれ0-2で敗北し、MSIから敗退することとなった。

僕はいちDFMファンとしてこの上なく悔しく思っているところだが、この3年ほどLoLのプロシーンを

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ランダムな出会いが、僕たちを豊かにする

ランダムな出会いが、僕たちを豊かにする

幡野広志さんの選書フェアがあるということで、妻と一緒に代官山の蔦屋書店「Daikanyama T-SITE」に行った。

Daikanyama T-SITEは本屋とスタバと美術館とTSUTAYAとファミマを魔合体させてパクチーを添えたような施設で、代官山という立地もあって大変おしゃれな雰囲気を醸している。

敷地の広さとあまりの魔合体っぷりに、最初はどこに行けば良いのか、そもそもこれは本屋なのか、

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情報に爆速でアクセスしよう。Alfredのオススメ設定方法と使い方

情報に爆速でアクセスしよう。Alfredのオススメ設定方法と使い方

4月に入り、会社や大学でMacを使い始めた人も多いと思います。

今回はMacユーザーが絶対入れておくべき超絶便利アプリAlfredの使い方と、そのおすすめの設定を紹介します。

色々な解説サイトでAlfredを入れろ入れろと書かれているので、既に入れている人もいるかも知れません。そういう方は最初の方は飛ばして設定に進んでもらえればと思います。

Alfredとは

Alfredとは、よく使う機能

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山に登らないと見えない景色がある

山に登らないと見えない景色がある

僕が唯一購読している月額マガジンは塩谷舞さんのマガジンなのだけど、その塩谷さんがこんなことをつぶやいていた。

面白いと思ったのは「社会に生かされている」という部分。

noteは自分の文章を読みたい人に直接売ることができるから、「自分の力だけでお金を稼ぐことができる」プラットフォームと言っていいと思う。「社会に生かされている」という考えとは一見正反対だ。

僕の捉え方も、noteのマガジン購読者

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思考を素早く文章に変換する3つのテクニック

思考を素早く文章に変換する3つのテクニック

noteの編集画面を開いて「うっ」となった人はいないだろうか?

noteをやっていないなら400字詰めの原稿用紙でもいいし、新品のノートでもいい。まっさらな状態に文字をのせるという行為は、どこか窮屈さがある。

そのハードルを越えていくのが「書く」という行為で、執筆のリズムができているときはいとも簡単に原稿用紙を汚すことができる。

不慣れな人や、しばらく執筆していない人はどうしても、そのハード

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ファンとは言えないかもしれないけど、本当に好きなんだよ。

ファンとは言えないかもしれないけど、本当に好きなんだよ。

僕はクアイフ(Qaijff)というバンドが好きだ。

軽快なテンポとちょっとハスキーな声、染み込む歌詞。どれも良い。最近は仕事中もずっとヘビーローテーションしている。

僕のイチオシは「meaning of me」だけれど、はじめての人には「愛を教えてくれた君へ」もいいかもしれない。

ずっとクアイフの曲を聴いているのだけど、僕はクアイフについてほとんど何も知らない。僕が知っていることといえば、愛

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「ちゃんとした暮らし」じゃなくて、「ラクな暮らし」を目指そう

「ちゃんとした暮らし」じゃなくて、「ラクな暮らし」を目指そう

結婚して1ヶ月半ほどが過ぎた。幸い喧嘩もなく、毎日楽しく暮らせている。

楽しく生活していく上で僕が大事だと思っているのは、なによりも「ちょっとしたストレス」が少ないことだ。同じお金を使うなら、瞬間的に楽しい消費より、ストレスが減ることに投資していきたい。

家選びストレスフリーな生活は家選びから始まる。イケてるポイントとイケてないポイントを列挙しよう。

まず大事なのはイケてないポイントの精査だ

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感覚を較正する

感覚を較正する

何歳になっても舞台に立ちたい。

そう言っている漫才師の方がいた。

漫才そのものが好きで、ずっと触れていたいというだけではない。その人が大事にしていることを一言で表すなら「感覚を較正する」ということなのだ。

「較正」とは、計器の狂いを正すこと。

自分の「面白さ」は今のお客さんには通用するのか。独り善がりなものになっていないか。そういった大きなテーマから、口調や間の取り方、身振り手振りの大きさ

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19分で強制的にnoteを書く

19分で強制的にnoteを書く

社会人になって、「時間を作らないといけない」と思うようになった。

僕の部署は10:30-19:00で働く人が多い。朝は遅くまで寝ていたいからギリギリに家を出ることになる。一方、夜は夕食の準備をして、食べて、風呂に入って、としていたら一瞬で時間が溶けてしまう。

noteを書く時間がなかなか取れなかったのは、新しい生活リズムに体が慣れていないからだ。

文章を書くのを怠っていると、書くことがだんだ

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モラトリアムの終わりに寄せて

モラトリアムの終わりに寄せて

大学院修了という節目に、何も書かずに終われようはずもない。

というモチベーションでnoteの編集画面を開いたのだが、実のところ、あまり書くことが浮かんでこない。僕の大学生活は大きく3つのパートに分かれている。最初から振り返りながら、徐々に絞りだして行くことにしよう。

大学1、2年 かるた漬けの日々最初は大学1、2年。競技かるたに明け暮れた日々。頭と身体をフルに使う競技に、僕はすぐにハマった。大

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コミュニケーションを諦めない

コミュニケーションを諦めない

「それで、君はそんな彼らに何か言ったの?」

あるコンサルのインターンで、ついていたメンターが僕に訊いた。

これは、僕の就活の中で最も苦くて最も貴重な経験の話だ。

・ ・ ・

コンサルのインターンでは、お題として与えられた企業の問題点をチームで分析し、今後打つべき戦略をプレゼンする。チームの人数は3人から6人。与えられた日数は3日ほどだ。

僕らのチームはひどいものだった。会議は踊る、と表現

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Kaggle初心者におすすめしたい『機械学習のための特徴量エンジニアリング』

Kaggle初心者におすすめしたい『機械学習のための特徴量エンジニアリング』

結婚祝いで『機械学習のための特徴量エンジニアリング』をいただきました。ざざっと読んだのでレビューしたいと思います。

まず、前提として、この本の想定読者層は

・業務やKaggleで機械学習を触っている人
・大学で機械学習を学んだことがあり、今後実践していきたい人

だと思います。機械学習なんもわからん!という人がすんなり読める本ではありません。すんなり読める本ではありませんが、「今からKaggl

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ダイニングテーブルで作業してみたら

ダイニングテーブルで作業してみたら

DORISのダイニングテーブルセットを買った。木目調のテーブルに1人用の椅子が2つ、それと2人掛けのベンチがセットになっている。

今までは6畳一間に合わせて買った奥行きの狭いデスクにディスプレイを置いて作業していた。不満はあまりなかった。冬はこたつにディスプレイを移し、ぬくぬくと作業。空腹を感じたらこたつで食事。飽きたら一歩も動かずSwitchで遊べる。全てがこたつで完結。我ながら自堕落だと思う

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キッチンと役割分担

キッチンと役割分担

ここ数日、引越しに伴う荷物や、昨日公開した以下の記事に貼り付けた欲しいものリスト経由でいただいたギフトを整理するのに多くの時間を使っている。

気合を入れないといつまで経っても家が片付かないので、毎日一箇所は綺麗にしようというプロジェクトを立ち上げた。今日はキッチン。いただいたお皿や鍋、フライパン、元の家から持ち込んだレトルト食品なんかをシンク下や吊戸棚におさめていく。

妻が置き場所を考えて試行

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