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良い心持ちの淵辺には、寂しさに負けてる料理とかがある。
料理にミックスベジタブルが入ってることがある。お馴染みでありながら特段美味しかったり不味かったりの記憶はない。味という味よりもミックスベジタブルには寂しさが漂っている。
なんか物足りない、彩りが足りない、つまり寂しい、そんなときミックスベジタブルは役に立つ。枯れ木も山の賑わいとばかりに入れてみればさっきよりなんか良い感じになっている。ではあるがそれで完全に寂しさは消えていない。消し切れていないた
ここに居ないほうが良いですか?と言った女の人に、はいそうですね、と言ってしまった
空調の仕事でオフィスビルによくお邪魔する。作業のなかで天井裏を覗くことがあって、その際真下に人が居るときは声をかけて退いてもらっている。
いつものようにその旨をデスクに向かっている女性に伝えると
「ここに居ないほうがいいですか?」
と女性は言った。思わず僕は、はいそうですねと答えたが、言った瞬間にすごく冷たい言い方だなと思った。まるでこの世にあなたは必要ないみたいな。
彼女のセリフには、文脈上
卵を落としたときとかに僕をダメにしないから
わけもなくメルカリで薙刀を買いたい。
持ち手に使用感があり色が落ちております。色はくすんでいますがもともとこのような色です。写真だと鮮やかに見えますが実物はくすんでおります。などと当人が気にしていることが露わになっている注意書きがされているものを買いたい。
そこを突いてさらに安くしたい。
「色はどれぐらいくすんでいるんですか?くすんでないものとちょっと検討中です」
とか言って相手が気にしてると
完璧な顔して都会を歩く
完璧な顔で都会の雑踏を、みんな仲間だよねみたいなフリして歩いてみる。でもなぜかその一員に見做されてない気がする。だからなおさらそういう顔をしなきゃあいけないんだけど、大衆の面前でつまみあげられ「キミは江東区南砂3とかがお似合いだね」と、コインパーキングの名前ぐらいまで番地を指定されてふさわしい街を言われそうでソワソワする。それを隠せない奴からそういう目に遭わされるし、それを隠して歩けてるのがカッコ
もっとみる出来損ないのフィクションに寄り添っている
むかし、昭和の邦画かなんかを観ていましたら濡れ場シーンで50ぐらいのオッサン役が演歌を一節歌っては女を突いておりました。そんなわけないだろ、変なの、歌終わったらリピートすんのかなもしくは次の曲行くのかな、次エーデルワイスだったらふふふとか思っていたのに、そのうちに口角は下がり、なんとなくそれを受け入れ真顔で見つめる自分がいました。
同じように、お客様でお好みで混ぜてお召し上がりくださ〜いといって