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《木曜会:4月25日》
ヒゲの男は、木曜会前日の水曜日(4/24)に有給休暇をもらった。
読みかけの本が幾つもある、手を付けられていない本も幾つかある。アテネを経てビザンチン帝国(東ローマ帝国)において発展した、西側とは異なるキリスト教(東方正教会)はどのようにして、現在の版図にまで辿り着き広がったのか。
これについては、哲学者の清眞人氏が新著「新ランボー論」を上梓されるにあたり、新著の論評を個人的にヒゲの男へ依頼し
《木曜会:3月7日》
街を歩く、いろんなところで梅の花が咲いている。梅にもいろいろな種類があるのだから、梅にもいろいろな考えがあるのだろう。なにも、梅の全てが道真公のために香りを出しているわけでもあるまい。と思う。
3月を迎えた木曜会の模様。
いつもであれば18時半にはコロマンサに行くようにしているが、この日は考えごとをしていたので店の到着が遅くなったヒゲの男。すでに冷泉とファラオ、そして山科の女が来ていた。冷泉が開
《木曜会:2月22日》
冬の長雨は困る。どう困るのか具体的に挙げるとキリがないのだが、大きくまとめると外出が面倒くさいのだ。外出が面倒ということは、会社に行くのが面倒ということで、会社に行くのが面倒ということは仕事をするのが面倒ということになる。
ただ、2月9日からの連休はよい天気だったことが救いだった。正月の帰省を1ヶ月ばかり遅らせて2月に帰省したのだが、幸いに暖かく好天に恵まれた。お天気が良いと、湧き出してくるいろ
《木曜会が1周年を迎えるので》
僧になった冷泉と私が週に一度の「木曜会」を開催して1年を迎えた。私たちはコロマンサなる店、他とは一線を画す特異な雰囲気の店が作り出す、ゆるりとした集まりであれば会自体は長く続くだろうと考えてはいた。実際、そうだった。しかし、振り返ってみると会のスタートは順風満帆ではなかったようだ。
それは相手がコロマンサなる店の主人、版画家で狂人の柿坂万作だからだ。
改めて1年前のLINEなどを読み返している
《出奔、そして帰郷》
「なぜ、君は大阪へ戻るのだね、非常にもったいない」
この言葉は、かの高名らしい三島由紀夫が私の会社の会長に投げかけた言葉である。この会話が最期だったのだとシュクゾウ(会長)は私に教えてくれた。銀座でいろいろあったのだとシュクゾウは私に語るが、ことの核心は言わない。言えよ。面倒くさいから。
アルチュール・ランボー
仲良くさせてもらっている哲学者の清先生から私にメールがあった。先生が言うには新し