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自分にとって大切なものを仕事に関わらせる危うさ
普段テレビドラマはほとんど見ないんだけど、推していたコミックがアニメやドラマになるのは、とてもわくわくする。「セクシー田中さんがドラマ化される」ってニュースを見た時は、Facebookでシェアして「めっちゃ楽しみ〜」って書いていた。
https://www.facebook.com/asako.itagaki/posts/pfbid0jKUauomshfKYxceJQgijcCQv1nXTb7j
膝の痛みから逃げるためのピラティスがベリーダンスの課題に向き合う時間になった
それは突然やってきた。
土曜日の朝、ベッドから出る前にストレッチをしようと体を動かしていると、何か音がした。ギリギリ、ザリザリ、気泡がはじけるようなパチパチという音も混じっているような、なんとも言えない音だ。
動くのをやめると音も止まるので私の身体から出ている音なのは間違いない。どこから出ているのかを突き止めるために身体の部位を1ヶ所ずつ動かして、音の発生源が右膝であることが判明した。痛みは全
家の中で引っ越しをする
私の仕事部屋にはエアコンが無い。狭いスペースなので冬はホットカーペットと小さなファンヒーターで快適に過ごせるのだが、夏は如何ともし難い。というわけで、夏の間は仕事場をリビングに引っ越すのが年中行事となっている。
最初の年は、仕事用のThinkpadを仕事机からダイニングテーブルに移すだけの身軽な引っ越しだった。ダイニングチェアで1日中座り仕事は1週間で腰が悲鳴を上げたので、安いオフィスチェアを買
4年経っても野戦病院
夕方16時、オンライン会議を終えてほっとしてベッドに寝転がったら、寒い。思わずそのまま布団に入って目が覚めたら20時だった。そして布団に入っているのに寒い。昨年末にコロナをやってから枕元に常備していた体温計で測ってみたら38度を超えている。
這うように起きてして猫のごはんの支度をして、棚の奥から買い置きのCovid-19抗原検査キットを引っ張り出して久しぶりに鼻に綿棒を突っ込んだ。盛大にくしゃみ
はじめての文学フリマ
こういう業界に身を置いているのにもかかわらず、今まで行ったことがなかったのです。文学フリマ、略称文フリ。「作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会」なのだそうです。
今回、一番の目的は、一緒にWriting Groupをやっている横山仁美さんの「雨雲出版」がブースを出すというので応援&必要ならお手伝いをしたい、というものでした。来年出版予定のボツワナの作家ベ
正しいと正しいの争い
私が物心ついたころからユダヤ人国家のイスラエルとパレスチナ人は争っていた。カトリックの幼稚園に通っていた5歳の時、クリスマスプレゼントにサンタクロースが置いていった「旧約聖書物語」を何度も繰り返し読んでいた私は、エルサレムはユダヤ人の約束の地だと信じていた。だからユダヤ人の国を占領しているパレスチナ人は、バビロン人やローマ人のようにユダヤ人を彼らの土地から追い出す悪い人たちだと思い込んでいた。
金木犀の花が咲かない
朝起きた時の長男猫のポジションがクローゼットの中からケージの上に移動しているとか、ウォーターサーバーの水の減りが遅くなって配送延期の連絡をしたとか、毎年秋の訪れを感じる現象はいくつかある。ある日突然窓の外から金木犀の香りがすると、いよいよ夏も終わりでそろそろ冬物を出さないと、と思ったりする。
昨年は10月のはじめに金木犀が咲いてすぐ、末っ子の王子(猫)を見送った。ところが10日ほどしてまた金木犀
FIPは、薬で治る病気のはずなのに
かつて結核は「発症すれば高確率で死に至る病」だった。1943年にストレプトマイシンという特効薬が発見され、複数の抗結核薬を併用して服薬するプロトコルが確立し、今では発見できさえすれば薬で治療できる病になった。同じ病気にかかっても、昔と今では意味が違う。サナトリウム文学なんてものは現代を舞台にしては成立しない。多くの死に至る病を治療できる病に変えるために、研究者や製薬会社は大金を投じている。
死に