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日常の話

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日々をすごしていてふと思ったこと、懐かしい思い出などよろず取り扱っております。
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記事一覧

食欲がどうしたどうした

食欲がどうしたどうした

最近食欲が伸び盛りだ。いつも夕食は1合炊いて食べるのだが、食べたあとに「まだいけるよ」と胃がささやいてくる。今まで買ってなかったお菓子もとうとう解禁した。

原因はたぶん、運動だ。来月ハーフマラソンの大会に出る。そのために走る量を増やした。とはいっても運動量は週一で17キロぐらいだが。

走ったあとの夜、重い身体が肉を食べたいと叫んでくる。鍋の鶏ももを噛みしめると、大事な何かが吸収されていく。胃が

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もがき続けた2023年を振り返る

図書館から外に出ると指先が悲鳴を上げた。手袋をつける。上を見上げるとゆずのように色づいたイチョウが背筋を伸ばしていた。

この気候、年末だ。

足を動かすと頭がハードディスクのように自動で回りだす。今年も終わりが近づいてきた。

頑張った1年だった。でも、相変わらずもがき続けた1年だった。

目標の喪失2020年に力を入れて記事を書き始めてから、ずっとデイリーポータルZを意識した文章を上げ続けてい

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休日オフモードの一日

休日オフモードの一日

久々にやることのない土日だ。こういう日には何かを頑張るときと頑張らないときがある。今週は仕事で色々あったので、頑張らないモードでいこう。

のんびりあんまんを食べ、ユーチューブで生き物系の動画をのぞいてから、予約していた美容室へ。

今日は疲れているから完全オフモードだ。なので服はいつものフリース。僕の場合、オフモードになると見知らぬ人とまともに話せなくなる。そして人と話すモードの起動には30分か

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何もできない有休の日

何もできない有休の日

明日は有休。だからちょっとだけ遅くまで起きても大丈夫。そう思って目を閉じた。

5時間後、目が覚めた。違和感とともに。

突然の痛み健康な生活は睡眠から。だからいつも7時間は寝るようにしている。

目が開く。寝転がって時計を見る。時間は6時50分。まだ早い。よし、休日らしく二度寝をしゃれ込みますか。

寝返りを打つ。きゅいんと、腰に違和感があった。

ぱっちり目が開く。寝ている間に腰を痛めたか。じ

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人と出会うと旅になる

人と出会うと旅になる

暑い日、とある神社を訪れるためだけに東京の北東のはしっこに降り立った。生ぬるい風とむっとするような水路のにおいを浴びながらふらふらと足を進める。なんのためにこんなことしてるんだっけ。帰りたい。

しかし、その後ろ向きな気持ちは赤ヘルおじさんと出会い一変した。

今回は散歩であった不思議な出会いのお話。

足立区の最果てめったに乗らないつくばエクスプレスの駅を降りる。ここは八潮駅。今日のお目当ては「

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一人暮らしを始めた半年をふりかえる

一人暮らしを始めた半年をふりかえる

1月のはじめ。知らないドアをくぐり、家具を注文し、初めての一人暮らしが始まった。あれから半年。最初の1か月はとにかく長かった。でも、ここ1か月はびっくりするぐらい早く感じる。それだけ慣れたということなのだろう。

半年をとおし、知らない自分の一面をびっくりするぐらい知ることができた。それだけでも一人暮らしを始めてよかったと思える。

今回は、そんな半年を振り返ってみます。

いきなりのケガ慣れない

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「知らない視点」を交換しながら「よく行く街」を歩く

「知らない視点」を交換しながら「よく行く街」を歩く

目覚ましよりも早く目が覚めた。今日はバーチャル世界でよく会うメンバー4人でオフ会だ。オフ会は前もしたことがある。でも、今回のメンツは一味違う。みんな割と無口で、そのぶん自分の世界を持っている人たちだ。

よくある集まりだと、居酒屋であることないことをガヤガヤ話してあー楽しかったと解散するような流れになりがちだ。でも、今回に限ってそうはならない。となると、どんなことが起きるんだろう。

そんなことを

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星座になりたい……

星座になりたい……

いつか星座になれたら。
そう思って3年間、キーボードをたたいてきた。
空を見上げ、光に目を細めながら。
暗闇でもがき続けてきた。

必死に糸を手繰り寄せた。
そしてようやくつながった細い線。
まぶしいけど離さないよ。

離されないようしがみついた。
でも、糸はあっけなく切れた。

目指していた星が見えなくなった。
目印がない世界。
どうやって目的地にたどりつけばいいのだろう。
そもそも、行きたい場

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生活力がついてきた話を、AI生成機能に従って書いてみる

生活力がついてきた話を、AI生成機能に従って書いてみる

生活力が最近ついてきたのを感じる。今回は、そんな話の概要を書いて「AI生成機能」で見出しの作成をしてもらった。せっかくなので、生成内容にできるだけ沿った感じで書いてみたい。

AI機能を使ってみようAIに読み込ませた文章

生活力がついてきたことを伝えたい。一人暮らしを始めて4か月。生活力がついてきたのを感じる。スーパーのチラシを見て安いタイミングで食品を買えるようになってきた。最近同期と「豚こま

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ようやく孤独を感じる余裕ができた

ようやく孤独を感じる余裕ができた

部屋のPCに向き合い「退社」のボタンを押す。ふう、とため息がでた。今週の平日、久々に仕事以外で人と話さなかった。ようこそさみしさ。やっと来たね。

一人暮らしの初めは慣れない世界と対話することになる。今までしたことのない家具を買い集めるイベントから流しの掃除まで、すべてを自分でこなす日々だ。最初は野菜一つを料理するだけでも大変だ。レシピを見て、切りかたを学び、余ったら保管方法を調べないといけない。

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ふと、「半生卵」が食べたくなったんだ

ふと、「半生卵」が食べたくなったんだ

納豆をかき混ぜながらふと思った。ここに「半生卵」をのせたらおいしそう、と。

そして惨事が起きた。

人類は試行錯誤をくり返し進化をとげてきた。そして僕もその末端に席を連ねる一員だ。一人暮らしを始めて新たな失敗と成功を積み上げ、日々新たな発見を重ね、人類の一ページを刻んでいる。実際は「車輪の再発明」状態だけれども。

ある日、納豆を見て思った。生卵をのせれば絶対おいしいでしょ、と。で、やってみると

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日高屋の「とんこつラーメン」は豚骨らしくないけどおいしい

日高屋の「とんこつラーメン」は豚骨らしくないけどおいしい

物件探しをしているときのことだ。内見に向かう車の中で営業のお兄さんが言った。

「日高屋の豚骨ラーメンが好きで毎回頼んじゃうんですよ」

むむ。僕も日高屋は好きだが、毎回注文するのは醤油ラーメンだ。なんてったって日高屋といえば「390円の醤油ラーメン」だろう。かつての日高屋の看板には店名よりも大きく「390円のラーメン」って書かれていたし。

だから日高屋に行って390円のラーメンをすするのは、初

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お帰り元気!

お帰り元気!

先週の土曜日、首元に渇いた血痕を残しながら吉祥寺の街をさまようことになった。まるでゾンビだ。

そして1週間がたった。びっくりするぐらいちゃんと治った。元気だ。今回は治るまでの生活をちょっと振り返ってみる。

転んでからは「丁寧な生活」から程遠い「湿ったい一人暮らし」になった。傷が痛いから風呂ではなくシャワーに入り、あがってからは上裸ですごす。なぜなら服を着ると肩の傷がすれて痛いから。こればかりは

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まさか一人暮らし2日目にして医者の世話になってしまうとは

まさか一人暮らし2日目にして医者の世話になってしまうとは

仕事の日だ。だから今日の夜はお惣菜でいいか。お米は昨日炊いたものがある。よし、準備オッケー問題なしだ。昨日と違ってゆとりを持てる一日になりそうだ。そんな予感がした。

それなのに、まさか医者の門をくぐることになるなんて。

仕事始め今日は出社の日だ。

天井を眺めるとまだ部屋が暗い。早かったか。眼を閉じる。洗濯機の前に棚がほしいな。洗い物を置く場所をもっと使いやすくするためにどうしよう。頭の中を暮

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