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オタクに優しくしないといけない刻印を刻まれたギャル
アタシはでろが。高校二年生、青春真っ只中のギャルである。そして、アタシはオタクが嫌いだ。
――――――
ドンッ
「・・・・・・・・・・・・ぃってーな。前見て歩けキモオタ!」
「あ、ご、ご、ごめん!!」
アタシにぶつかってきたオタクは、逃げるように廊下を去って行った。
「はぁ・・・・・・キッショ。あいつ、同じクラスのまつとか言ったか・・・・・・?」
教室に入ると、やかましい喧噪
べよねえプロの麻雀日記
"学習する猿"べよねえ、"陰陽キメラ"こいしーむ、”Vtuberオタク”じーた、”眠いからミュート"ぐみ――
四人は、麻雀卓を囲んで熱く視線をぶつからせた。
――私の名はべよねえ。プロ雀士だ。8月某日、秘密の麻雀卓に集った我々は、闇の麻雀会を行った。これは、その記憶である――
麻雀開始直前。私は、ゴクリと喉を鳴らした。自分でも分かるが、かなり緊張している。正直に言おう。私は、卓を囲む
ココロトクトク~Heart sounds~
”トクンッ・・・トクンッ・・・!”
彼の心臓の音。私の大好きな人の音。
遠距離に住んでいる彼。すぐには会えない彼とのビデオチャットの時間は、私にとってかけがえのないものだ。
「心臓の音、聞こえる・・・。」
私が吐息混じりにそう言うと、彼は笑って何か言った。・・・しかし、接続が悪いのか何も聞こえない。
もう、おっちょこちょいなんだから・・・!!でも、そういうところが好きなんだよな、私・・・
たいにぼ、マイクラ鯖を転送しようとしたら自分が異世界に転生されてしまう(後編)
俺は異世界を歩いていると、山に差し掛かった。
突然、泥団子が飛んできた。俺は、間一髪でかわそうとした。
「そこのお前、金目の物を置いて行ってもらおうか!」
目の前に、一人のなで肩の男が現れた。
「誰だお前!」
俺は顔にぐっちょりとついた泥を拭いながら目の前の男に問うた。
「俺はじーた。山賊のじーただ!」
なで肩の男はそう言うと、次々と地面から泥団子を手で生成し、腰に
たいにぼ、マイクラ鯖を転送しようとしたら自分が異世界に転送されてしまう。(前編)
「さてと、このボタンでマイクラ鯖を転送するか。いやー、緊張するなあ。」
俺の名前はたいにぼ。今、マイクラ鯖を転送しようとしてる男だ。
「あ、今変なボタン押しちった!!」
気づくと俺は、異世界にいた。
目の前には、豚のような男がいる。異世界人だろうか?大学一年生のような見た目をしているが、一年先輩のような風格があった。
「あの、あなた、浪人してましたか?」
俺は異世界人の腕
~とある男の記憶 ~
「ここは一体、どこなんだ・・・?」
目を覚ました俺は、見知らぬ空間にいた。むせかえるような犬の香りがする、犬の毛だらけの部屋だ。ふと足元を見やると、モップのような犬が、カーペットに身を横たえている。
「いや、俺はここを知っているぞ・・・。」
徐々に記憶を取り戻してきた。俺は○○○○。ごく普通の家庭で生まれ育ち、一匹の犬と暮らす、性欲強めの高校三年生だ。
「記憶が飛ぶなんて、俺大丈