ボニコ

毎日違うあたしだから文章統一できないのは許してね。

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綴るということ

綴るということは食事や呼吸、排泄同様私が私であるためになくてはならない存在だと感じる。 気持ちも季節のように常に変わり続けるものだから、一瞬でも感じた気持ちや景色を残したいと思うばかりに私の携帯のメモや家のノートには大量の言葉たちで溢れている。 その言葉たちは沢山の断片的なものの集結でそれは、私の頭の中に近い。私はADHDという発達障がいがあるせいもあるのか頭の中が常に様々な情報で溢れており、いつもごった返している。 例えてみれば、片付けられない人の部屋のように私の頭の

    • 気持ちいい生活まで

      本能的に欲しいと思う人と人間として好きって思う人は必ずしも一致する訳ではないこと、その事実知ってしまった私は初めて子どもに戻れない事を悟った。会った瞬間に胸の奥がビリビリと痺れて触れたいと思う感覚、それを目の当たりする度に私たちの前世は動物だったことを思い知らされる。そういう人の前では口はキスをするためのものになるし、ある人の前では口は素敵な言葉を発するものになる。人間、動物、人間、動物、を、行ったり来たりもどったり。男と女で生まれてきた以上分かり合えない私たちは、そこにある

      • たべられたい

        美しい生き物が1つの命を食べる瞬間を見た。しなやかで力強い身体で小さく温かい生き物を締め付ける。息の根が止まったことを確認すると大きな口で小さく儚い命身体をゆっくりと奥へ奥へと押し込んでゆく。「可愛いでしょう?」そう言って見つめるお兄さんの瞳は飲み込む度に不思議なウェーブを描いて輝く鱗みたい。"死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ"最近、読んだ本の1行を思い出す。 ※ 去年の10月ごろ、私は死んだ犬の骨を食べた。綺麗な喉仏を削って、毎日ココアに骨粉

        • 祈り、たとえ届かなくとも

          目を閉じて、誰かの不幸を考える。 目を閉じて、誰かの苦しみを考える。 考えるだけで感じることは出来ない。けれども、彼らとは違う悲しみが違う苦しみが私の中で泣いている。とても弱い人間だ。弱すぎて、NEWSが常に流れ続けているリビングにいるだけで謎の高熱を出してしまった。次の日には少し熱は治まったがまたリビングに行くと熱が上がる。こんな時、無知は罪だという言葉が私を強く責める。目を逸らすな、現実を見ろと言われているようでNEWSを見るけれど私に出来ることはないもない。溢れる情報

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        綴るということ

          冷え性

          煙草を受け取る手が触れた瞬間に「末端冷え性ですね」と言われた。そう言われて確か私は、あぁと返事をした様な気がする。自分ではよく忘れてしまうのだけれど、私の手足はいつも酷く冷たい。どんなに厚着をしても何時間ポケットに手を突っ込んでも私の手足は温まらない。冬になると爪の色は薄紫色に染まるし、唇はいつも白い。目の下にあるクマも冬のこの時期はより一層酷くなる気がする。寒くなると顔色が悪くなるのか、よく体調を心配される。体調がいい訳でもないが、悪い訳でもないのでめんどくさい私はよく化粧

          愛i+愛+i愛=??

          愛が欲しかった。気がついた頃には私は愛に飢えていた。小さな愛、優しい愛、甘い愛、温かい愛、不器用な愛、それらのためなら目の前にいる相手に平気で嘘をついた。息を吸うように空気を読んで息を吐くように嘘をつく私はそこからたまに零れ落ちる愛を酷く好んだ。身体の繋がりで育む愛ではない愛こそが美しいと信じて病まず、言葉の端々で感じる優しさや私に対する好意を貪った。どんな人間でも目の前の私を好きでいて欲しかった。嫌いな上司にも、たまに行くコンビニの店員さんにも、そんなに仲良くない友達にもみ

          愛i+愛+i愛=??

          巡り廻る、生と死

          飛行機で書いたメモ 果てしなく続く雲の上、終わりの見えない地平線、限りなく深い海、それらを目の前にした時に死と永遠について連想させる。永遠という私の嫌いな言葉もそれらの前では美しい産物へと変わっていくから愚かだ。未知でふくらみをもたせる無垢な赤ん坊、寒い朝の天国みたいな白い世界。それらに触れる時、私はいつも泣き出してしまいそうになる。差し伸べる手はいつも震え、踏み出す1歩はいつも遅い。抱いた瞬間に泣き出す赤ん坊の涙を見ながら、後についた足跡を見ながらその美しい涙で、その美

          巡り廻る、生と死

          優しい絶望

          優しい絶望がゆっくりと私の首を閉める。その息苦しさにほんの少しの幸せを感じながら、手を伸ばす。そして、そのまま優しい絶望を抱き寄せる。ずっと抱きしめていると少しずつ私の体内に侵入し、私を蝕んでいく。私の小さな細胞達も優しい絶望の侵入に歓喜して、そのまま消えてゆく。抱きしめることは出来ても私は優しい絶望に指1本触れることが出来ない。いつも侵されるのは私だけ。抱きしめる間ひとつになれているような気がするけれど、結局は私のひとりよがりだと気付かされる。このまま私を殺してくれれば、と

          優しい絶望

          愛された記憶と都市高の光

          愛されていた記憶というものを思い返す時、後部座席から見上げた夜を思い出す。盗み食いしたカレイの骨が喉に詰まった5歳、高熱に襲われた7歳、嘔吐が止まらなかった9歳、私はいつも後部座席に寝転がって消えては現れる街頭を眺めていた。時々は誰かの膝の上で、時々はお気に入りのぬいぐるみと一緒に愛をかみ締めていた。このまま死ぬんじゃないかという恐怖にかけられる優しい言葉や温もりは見上げた窓の景色のように私を優しく包んでくれた。「もうすぐ○○ちゃんちでしょ?」と力なく呟いた言葉にそうよと返事

          愛された記憶と都市高の光

          after sun

          ”故郷を出るともうそこに居場所は無くなってしまうんだ” そういう彼の居場所はどこなの?苦しい過去を思い出すよりもきらきら眩しい過去を思い出す方が苦しいのは、どうしてなんだろうね。父親に暴力を振るわれ続けていたのあの子も、思い出すのは酒を飲んで調子がいい父親の姿だって言っていた。夜中の駅前でまともに歩けていない父親の腰に手を回して歩く小学生くらいの女の子。お前の分だと何本もジュースを買う父親、たくさんのジュースを抱えて困っている娘を見て笑っている友達隣で私はずっと泣きそうだった

          黒い日記

          DAY1 ちぐはぐな心と体。とても大きなため息をひとつ。昨日起こった小さな偶然を無駄にするのか?足りない賃金6000円。残りは私の善意?くだらない。あいつはいいよねと思わず口にしそうになって思わず口を噤む。音がなり続けるどうでもいいLINEグループの通知音。みんな自分のことばっかで反吐がでそう。何食べたとか、何をしたとかそんなのくそどうでもいい。いらないものがおすぎるってヒロトの声が聞こえる。この前、落ち込むことなんてないでしょ?なんて言われてない!って笑顔で答えた。あの時の

          知の快感

          足りないオツムを補うかのように、私は知識を欲する。知らない言葉や知識に飛びついた。誰かと話してる時、何かを読んだり見ていたりしている時、知らない言葉や情報がでてきたらスマホや手の甲などにメモをして隙を見てすぐに調べつくした。”知らないものを知りたい” 最初の頃はそれだけだったように思える。知らなかったものが私の中で大切な何かに変わる瞬間、それがたまらなく気持ちよくて気づけば私は色んなところで未知を探すようになっていた。色んな好きや面白いに出会いたかった、知れば知るほど枝のよう

          誰かのために生きるとか

          その日の夜は風が強かった。お昼の土砂降りの雨の冷たさが夜の風に乗せてより一層寒さが身に染みる夜だった。火照った私の顔を冷やすように吹き付ける風に寂しさとほんの少し心地良さを感じた。私は近くのタクシー乗り場までパジャマのまま駆けていき、すみません!!乗れますか?と一服しているドライバーに声をかけるとコクっと頷き靴底で吸いかけのタバコを踏み潰した。運転席でシートベルトを締めるドライバーに○○町までと言うと久しぶりだなぁと車を走らせた。0:20急に母から電話がかかってきた。電話越し

          誰かのために生きるとか

          変な街、大阪

          最近、溜まっていた旅に出たい!!という欲を発散させるために急遽、大阪に行ってみた!!久々に行ったけどほんといい意味で変な街やった。 てな感じで大阪の旅は終了した〜!!大阪来るとよく知らないおじさんに怒られてへこむんだけどそれも含めて大阪って感じで好きだよ。でも、自由な街に来れば、私も自由になれる気がしてたけど全然そんなこと無かったな。たまたま持って言った本に ”自由はひとりになることじゃなくて誰といても自由でいられること だったりして” ってキャッチコピーが引用されてて

          変な街、大阪

          ウェンズデイ

          どうでもいい葬式で君の顔を見た。10年振りくらいに会った君の少し伸びた前髪がうざったそうで工作バサミでざくざくと切ってあげたいななんてことを考えていた。「ほら、挨拶しなさい。」そういわれて無理やり下げられた頭から君の方をちらっと見上げるとうざったい前髪から覗く君の瞳があの時の瞳と重なってフラッシュバック。君はあの時どんな気持ちで私を見ていた?君は中学の時やってきた所謂転校生。スポーツも出来る、顔もそんなに悪くない君は気づけば皆の中心にいた。男子からも女子からも好かれる君はいつ

          ウェンズデイ

          3.11の夢

          とんでもなく長い時間寝た。夢の中で私は離島に住んでいて、そこは海がとても綺麗な島でみんな支えあって生きていた。家族みたいに、温かくてちょっとお節介でみんな優しかった。そこで出会ったシングルマザーの女が死んだ。原因は自殺だった、4歳と2歳くらいの幼い姉妹を残して海の泡となった。島の住民はその女を悲しむ人々とその女を軽蔑する人々で分かれた。どうして気づけなかったんだかと泣く老婆に、こんな幼い姉妹を残して死ぬなんて許せないと涙を貯めながら話す若い女、ひどいことを言うなと怒鳴る男と子

          3.11の夢