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子育で大事なことはこれに尽きる

教育心理学者のわたしが考える,親の役目とは,子ども達が「生まれてきてよかった」と,心から思えるようになること。

子育てで大事なことは,それに尽きる。

先日,「ギフテットは天才ではないし,発達障害とは違う」という趣旨らしき、大手マスコミのネット記事を読んで,モヤモヤした。

それって,なんなん?

発達障「害」と書いたのは,それは精神医学用語だからだけど,そもそも「害」の定義ってなんなんだろう。

福祉定義では,「障害」とは,病気と違って,一生つきあっていく生活の一部で,「健康」の定義は時代によって変わる。

だから,何を持って障害であるか,健康であるか,なんて,そもそも普遍ではないし,例えば,医学的診断を使って書類を書いて,障害者手帳を申請しないといけないとか,便宜上の区分が必要な場面で使うもの。

「こういう特性があるので,こうして下さい」と,発達障害からくる行動のあれこれを学校に説明して,共通理解を深める時にも役立つけれど,「発達障害だから●●できない」とか,レッテルと言えばそう。

相手の特性をまるごと受け入れることはできなくても,「理解する」ことはできる。

そのためには,まず,相手を理解することが必要なのだけど,それには,まず自分が「生まれてきてよかった」と,自己受容できることが前提だ。

だって,人間の脳は,「自分が生きのびるためには自分が一番正しい」という,自分バイアスがかかるのがデフォルトだから。

バイアスはできるだけ柔軟にし,間違えることも多いし,人間の認知は偏ることを知っておくことが大事。

そのためには,18歳までの育ちにおいて,自己を受容し,「自分が安全に受け入れられている」という安心感を日々感じることだ。

それを発達心理学の用語で言うなれば,「愛着(アタッチメント)」である。

アタッチメントとは,「信頼のある大人との愛の絆」で,人生のあらゆる土台になる。

とはいえ,愛情の絆とは,端的に言えば「そばで見守り,必要な時にきちんとリアクションをする《つながり》あいだ。

例えると,子どもとお父さんが公園に行く。子どもがお砂場でよその子どもと遊んでいる側で,お父さんは子どもの様子を見ながら,読書をしている。時折,子どもの視線に気づいて,顔をあげて子どもに微笑むような双方向の温かなつながり。

間違っても,お父さんはスマホに夢中で,子どもが「パパ!見て!」と言っても,子どもの呼びかけに気づきもしないことは,「こどもを見ている」とは言えない。全く,子どもとつながっていない。

安全な場を提供して見守るとは,そんな片手間にできるものではない。

アタッチメントは,だいたい1歳半までに確立され,たいていの子どもは,主たる養育者である,親との間に形成され,おおむね18歳までの間に完成すると言われるけれど,もっと前に完成してしまうことが多い。

だからこそ,子どもを育てることは生半可ではない。責任の重い業務だ。

成人の定義が20歳から18歳に変わったけれど,もともと児童は18歳までで,18歳まで,子どもは法の下に守られた存在。

社会全体で子どもの安全と安心を守らねばならないことは,自明であるのに,最近の社会の動きはどうもオカシナ方向にいっているに思われてならない……。

子育てがしやすい社会って,間違いなく誰にでも安全な社会なのだから。

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