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人の振り見て我が振り直せ

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最近の記事

育児徒然:ミルクメソッド

子育ては楽ではないし悩みも多い。 消毒だなんだと面倒なことは多いし手がかかる。 だが子供はかわいいし、 目に見えてぐんぐんと成長する。 この目まぐるしい一瞬一瞬を少しでも楽しくしたい。そう思うと財布の紐は緩むどころか 紐がちぎれてどこかに行って財布の口は開きっぱなしの様相だ。 夫と育児をするうえで、お互い6時間以上のまとまった睡眠時間を確保しようと話しあったので、 出産後から母乳とミルクの混合栄養にした。 特に母乳へのこだわりはなかったので、今ではほとんどミルクで 1日

    • 産後:もうすぐ3週間が経過

      かわいいけれど、 まだまだ得体の知れない生き物を一生懸命世話することで必死な時間が大半だ。 新生児と中年の大人とではあまりに生活リズムが違いすぎて、 苦労の連続。苦悩の毎日だ。 私の腕の中で泣いたりうにょうにょと踊ったり寝たりミルクを飲んだりしてるこの小さな生き物の、 半分は私の遺伝子を持っている。 私にもこんなに小さな時代があったのか。 産後の体は、というと、 出産直後の1週間は、一挙手一投足がしんどかった。 産道が狭かったらしく、吸引をかけても出てこなかった娘は最終的

      • 妊娠:現実的なあれこれ

        子どもを持つことに挑戦すること、不安。 その自分の感情はさておき、 妊娠したら実務としてやるべきことは多い。 妊娠出産をするとしたら。 この仮定のもと、現実として自分はどう対処するかは考えていないわけではなかった。 まずこれは譲れない、と思っていたのは『無痛分娩』だ。 陣痛は大変な痛みだと聞く。しかも、一日がかり。 自分が痛みに強いのか弱いのかはよくわからないが、 いくらめでたいことであっても痛みにもんどり打つことが必須なんて恐ろしすぎる。 そもそも、陣痛だろうが頭痛だろ

        • 妊娠前後:子どもを持つこと

          37歳で結婚をした。 夫とは約3年の交際を経て結婚した。 結婚に至るまでに、それなりに収入のある仕事について趣味もあってある程度の蓄えもできていたので、 結婚でパートナーを持つことは、私にとって生活の糧を得る手段としてマストというようなものではなく、 ご縁があればそういったパートナーが居ることは心強いけれど がむしゃらになってでも婚活をして手に入れなければ不幸であるという囚われもなかった。 子供がどうしてもほしい、という思いも正直言ってなかった。 ただ、交際の年月を重ね

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          妊娠出産:始まれば終わるから

          今日家族が増えた。 二人と一匹から3人と一匹になった。 東京で年に一度あるかないかの大雪のこの日に 私のお腹から飛び出し産声を上げたわが子。 長く感じた妊娠期間、 想像していたより大変だった出産。 『始まれば終わるから』 いろいろ辛いこともあった妊娠と出産だが、 この言葉を心の支えにしてきた 我が子の誕生までの日々が今日、終わりを告げた。 最後の最後でなかなか出てこず もうちょっとつるっと出て来ると思ってた私にはしんどくて、 産声を聞いても感動ではなく放心状態だった

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          あさばに泊まる

          一世一代の贅沢を。 誕生日祝として夫におねだりしたのは 修善寺にある名高い旅館、あさばに宿泊することだった。 日本最高峰とも聞くこの宿。 不惑の年を越え、ただのんびりと贅沢に過ごしてみたい。 およそ身の丈に合わないかもしれないが、 その世界に刹那に触れてみることもまた一つの思い出か、と。 シンプルにして究極。 ただひたすらに丁寧で隙がないが、 威圧感は感じさせない。 押しつけがましさはなく、 自然と背筋が伸び姿勢が正される。 過剰な豪奢さや華美な部分がない。 部屋の清

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          山屋のムーブで山麓の街にどう貢献するか

          趣味で登山を始め、はまるとほぼ毎週末どこかの山に入るようになる。 一般登山道を歩くだけではなく、 ロープが必要になるような沢登りや岩登りもやり、 雪山にも入り、アイスクライミングをかじり、スキーにも手を出す。 登山のカテゴリーに入るアクティビティならとりあえず足を突っ込むのだ。 一年中山でなにかやっていることになる。 面白い山遊びがあると聞けば国内のみならず海外も含めて遠征もする。 旅行先はまず間違いなく山のあるところになる。 こうして世に言う『山屋』さんができあがる。 山

          山屋のムーブで山麓の街にどう貢献するか

          気候変動と登山

          毎日死ぬほど暑い。 文字通り、死ぬほど。毎日命がけの暑さの中の生活だ。 30年ほど前の私が小学生時代の記憶と比較しても、 実際に叩き出される数字も、暑さが如実に違う。 下界ではもちろんのこと、標高が上がれば多少気温が下がるとはいえ 山の上だって下界の気温が基準になるのだから以前より高くなっている。 これほど下界で熱中症が危険だ、熱中症警戒アラートだ!と騒がれ ほんの10年前とは全く違う警戒レベルと対策が必要とされると言われているのだから、山上だってこれまでとは違う意識が

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          戦争の記憶

          8月。 原爆投下、終戦の日のある8月はメディアで戦争に関する話題が増える。 今年は戦後78年となる。 1980年代生まれの私には当然ながら当事者としての記憶はない。 どうも父方の祖父母が満州から引き揚げてきたようだ、と話に聞いたことがある。 父の兄に当たる祖父母の長男は、戦中戦後の食糧難で幼くして亡くなったらしいことも聞いた。 長男が亡くなって数十年経った後、私が小学生の頃実家が墓を立てて、そのとき初めて長男は納骨となった。 四国生まれの私は広島が近かったので、広島には

          戦争の記憶

          『マルモのおきて』と家族

          マルモのおきてを昼間に再放送している関係で、 Tverでもマルモのおきてが見られるようになった。 『マルモのおきて』はフジテレビ系列で2011年4月〜6月に放送された連続テレビドラマだ。 折しも東日本大震災発災直後だった。 未曾有の大災害。 私は東北在住ではなかったので直接的に大きな被害を受けることはなかったし、東北に身近な人もいなかったが、 毎日流れてくるこの世のものとは思えない映像やニュース、増え続ける犠牲者、関東でも続く余震にすっかり参ってしまっていた頃だった。

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          便利さを享受するのも大変だ

          先日インフレの悪魔の囁きに背中を押されて新車の契約をした。 納車は年明けごろだろうか。 正確には購入を決めたのは夫だ。 私は運転免許証は所持しているものの、運転は大の苦手だ。 事故は起こしたことがないが、運転している間中緊張がすごくて短時間でもメンタルが壊れそうになる。 これはきっと慣れの問題だ、慣れればできるはずだ、と思い直し 数年前一念発起してリフレッシュ講習を受け1ヶ月ほど都内や旅先で運転をしたが、やはりだめだった。 とにかく怖い。合流怖い追い越し怖いスピード怖い。

          便利さを享受するのも大変だ

          名作と犯罪

          某歌舞伎役者さんが逮捕されるに至った。 歌舞伎を見に行ったことはないが、 テレビや映画に俳優として出演された演技には接しており、 個人的には非常に才能溢れ面白い芝居をする方だと思っていたので今回の件はとても残念だ。 ことに至った個人的な事情については調査は然るべき機関に任せ、司法による裁きを待つしかない。 残念なことは、かの俳優が出演した作品が今後公にならなくなる可能性があることだ。 2022年といえば?と問われれば、 私は『鎌倉殿の13人』と答える。 (あとはコロナ禍

          名作と犯罪

          インフレと新車

          物価高である。 失われた30年、デフレデフレと言われ続けてきた日本にもついに物価上昇の波が怒濤に押し寄せている。 コロナパンデミックとウクライナ侵攻がいろんな停滞をぶち壊した感がある。 あらゆるものの値段ぶち上げである。 世界中がコロナ禍に見舞われ1年が過ぎた頃、 人類の叡智が結集してワクチンができた。 そこに至るまで3年はかかると思っていた私はそのスピード感に衝撃を受けた。 そして日本中にようやく接種が普及した頃に我が家は引越を決行した。 引越というのは多かれ少なかれ

          インフレと新車

          言語化されると解決しなくてもスッキリはするという効用

          生きているとなんだかんだ言っていろいろな経験をする。 もやもやーとしたり、ちょっとイラッとしたり、 なんだか警戒心を抱いたり、 そういうよくわからないけどネガティブになる事象って多々ある。 なんとなく、方向性や系統、体系があるように自分では感じているけれど、説明が難しい、 ニュアンスを間違えると著しく誤解されそうで表現に悩む事象。 こういうのは、 実は自分だけではなく世界中の多くの人が同じようにモヤモヤを抱えていて、社会学者や心理学者なんかによって事例の研究がされ、 こ

          言語化されると解決しなくてもスッキリはするという効用

          趣味にきちんとお金をかけるということ

          登山が趣味なので、登山用品店にはよく行く。山のウェアは登山用品店の登山用ウェアがよいのだろう、なんとなくそう思っていた。 だから山に登るときには何も考えずに登山用品メーカーのTシャツを着ていた。 サッカーのブラジルW杯開催の年、 山から日本代表へ応援の思いを伝えようと 日本代表のユニフォームを着て山に登った。 無雪期登山なので、まあ大丈夫だろうとあまり考えずに着ていたのだが、 なんと驚いたことにたいそうめっぽうそれはそれは快適で普段より断然調子がよかった。 さらっとしてい

          趣味にきちんとお金をかけるということ

          混雑する電車に揺られて

          コロナ前と同じどころかコロナ前よりひどいのではないか。 最近の電車の混み方だ。 最寄り駅の路線の通勤帰宅時間帯の混み方がひどい。 乗車率250%くらいあるのではないか。 毎日潰れそうだ。グエッ。 出社ってそんなに必要なのだろうか。 もちろん自分自身もその電車に乗っているのだからその要因の一味なわけだが。 一斉に出社、時間帯まで一緒。 仕事に関しては、 場所と時間の拘束が必要な仕事以外は成果で評価すればいいんじゃないかと思っている。 「9時から17時まで出勤してました

          混雑する電車に揺られて