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「心穏やかに生きる」「淡々と仕事をこなす」がモットー。映画スキです(テアトル梅田と京都…

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「心穏やかに生きる」「淡々と仕事をこなす」がモットー。映画スキです(テアトル梅田と京都みなみ会館がスキでした)。

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    初心者ではありますが、映画鑑賞の記録をまとめていますので、よかったらお読みください。

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最近の記事

価値観の葛藤:平穏と成長のバランス

新年度が始まり、職場の人員配置や業務体制が変わり、それに伴って仕事上の人間関係も変化している。これまで、さまざまな状況の変化に対応すべく、努力してきたつもりである。約4年間社会人生活において、職務経験を積み重ねる中で、幾度となく訪れるイレギュラーな状況も、徐々にうまく乗り越えることができ、自信につながっていることも確かである(正直面倒くさいとは思いながら)。 ただ、できることならば、平穏に日々を過ごしたい。これが、私個人として重要視したい価値観である。今はそれとは程遠い状況

    • 『春になったら』奈緒の多彩な演技力と魅力:テレビから映画まで、その活躍を振り返る

      イントロダクション 2024年1月-3月期のテレビドラマで注目していたのは、やはり、木梨憲武・奈緒が主演を務めた『春になったら』だった。 https://www.ktv.jp/haruninattara/ 『春になったら』を振り返って 「余命宣告」というセンセーショナルなテーマをどのように描いていくのだろうか、と、固唾をのんで見守っていたが、このたび放送が無事終了した。過激な描写もほとんどなく、涙あり、笑い(微笑)ありの、朗らかなタッチで描かれた、安心感のある作品であった

      • ”自分軸”で生きるということ

        先日、私が約1年前から所属している、NPO法人きっかけ食堂の合宿に参加したときのことである。「目標シート」というものを記入し、皆で発表しあうというワークに取り組んだ。 一緒に参加していた仲間は、自分のやりたいことがある程度明確で、それを成し遂げたら活動に区切りをつけるということを考えているらしかった。だが、我に返って考えてみると、自分には、そこまで明確な「やりたいこと」が無かった。 しいていえば、組織の発展・存続ということには関心がある。だから、後輩たちが自立した団体運営

        • いつだって、人生伸びしろあり

          雑感。自分自身の伸びしろを小さく見積もらないことで、できることが増えていくのではないか。何が好きなのか、得意なのか、喜びなのかといったポイントに少しでもピンときたら、なりふり構わずできる限りの努力をして、行けるところまで行く。 失敗は怖いし、例えば、履歴書に残るような出来事は痛手でもある。今はそれほどの重大事は措いても、他人に現時点でどう評価されているかを気にしても、気にしただけ損だということ。今になって、ようやくわかりつつある。ちと気がつくのが遅かった。 受験生だって、

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          NPO法人きっかけ食堂に入りました

          昨年6月、NPO法人きっかけ食堂のメンバーになりました。まもなく1年経ちます。あっという間に時が過ぎ、ゆっくりと書き留めることもしないままでした。改めて、経緯等を振り返ってみたいと思います。 きっかけ食堂とは?きっかけ食堂では、毎月11日に「東北酒場」を開催しています。11日というのは、2011年3月11日、東日本大震災が発生した日にちなんだものです。「東北や震災のことを忘れてほしくない」という思いから、2014年に立命館大学の学生3名が立ち上げました。今年で9周年(10年

          NPO法人きっかけ食堂に入りました

          さらば、理想の上司さん!

          いよいよ明日から新年度の仕事が始まる。Facebookの投稿を見ていると、友人・知人それぞれに環境の変化があったりなかったりだが、年度末という一つの区切りに際し、この一年間を顧みようとするこころみがなされていた。私の場合、令和5年度も相も変わらず同じ職場にいる。今の勤務地は2年目になる。だから、これといって変化はないということになる。 だが、この年度末には、一つの大きな出来事があった。 先ほど、今の職場は2年目だという話をしたが、ちょうど令和3年度末までは、別の勤務地にい

          さらば、理想の上司さん!

          人生は「現世限り」だから ~後悔なく生きれば、死ぬのも怖くない(かも)~

          「人はいつか死ぬ」。ごく当たり前のことだが、いつ自分に降りかかってくるかもわからないというのは、とても恐ろしい。「人生は死ぬまでの暇つぶしである」というようなことを言う人もいる。 最も恐ろしいのは、死後の世界について、誰も知らないということである。人類史上、死は普遍的なものだが、その後については誰もわからない。また、臨死体験というものもあるが、あくまで臨死であり、その後意識を回復していることから、本当に死んだわけではない。死後の世界があるどうかについては、何ら保障がないとい

          人生は「現世限り」だから ~後悔なく生きれば、死ぬのも怖くない(かも)~

          映画「街の上で」は色褪せない

          ※「だ・である調」で書いた方が、調子が出る気がするので、そうさせてもらう。 かれこれ、もう「約2年前」に公開された作品であるということに驚く。公開時に2回見に行った(3回だったか?)。もう今はなき「テアトル梅田」における思い出の作品の一つである。今回は、Amazonプライム・ビデオで見た。レンタル料金がかかってでも、無性に見たくなったのだった。下記の通り、以前、鑑賞記録を書いている。 「ゆったりとした休日を過ごしたい」というのが端的な動機である。久々に、日曜日がフリーだっ

          映画「街の上で」は色褪せない

          「ラーゲリより愛を込めて」鑑賞記録@TOHOシネマズ梅田(2023/1/17)

          監督:瀬々敬久 原作:辺見じゅん 脚本:林民夫 撮影:鍋島淳啓 録音:高田伸也 出演:二宮和也、北川景子 配給:東宝(2022年/日本) 人間の歴史を振り返れば、人間は戦争を止めることができないのではないか、と思います。今や、日本は戦争のない社会となったが、それも、ここ70年ほどのことです。 今、ロシアがウクライナを侵攻しています。ロシアの主張を受け入れることはできません。その一方で、一度始まった戦争を終えるためには、降伏するか、相手国を制圧するかの選択が迫られます。戦争

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          「寝正月」を終え、いざ日常へ戻る

          あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いします。 今回の年末年始は、なんと12月29日から1月6日まで休みでした。充実した休日を送ることができまし…と言いたいところですが、結局持て余してしまったというのが正直なところです。1月4日までは実家にいましたが、残念ながら、いわゆる「寝正月」となってしまいました。 年末年始に限らず、まとまった休みを目前にした時期には「やりたいことを完全にやり遂げて、充実した時間を過ごしたい」と思うものですが、いざ休みに入ってしまえ

          「寝正月」を終え、いざ日常へ戻る

          大阪・梅田を散歩「うめきた2期地区」を遠望す

          かれこれ、大阪に住み始めてから3年半が経ちました。就職を機にやって来ましたので、親戚や知人もほとんどいない状態でしたが、いつしか大阪での生活にも慣れてきました。「住めば都」とはよく言ったもので、都会的な生活を謳歌しているところです。 休日は、キタ(梅田周辺)に出かけることが多く、グランフロント大阪やヨドバシカメラには特によく行っています。毎回必ず用事があるというわけではありませんが、そこに行けば何でもあるという安心感があります。 ヘッダーに、グランフロント大阪とJR大阪駅

          大阪・梅田を散歩「うめきた2期地区」を遠望す

          「犬も食わねどチャーリーは笑う」鑑賞記録@TOHOシネマズ梅田(2022/10/4)

          監督:市井昌秀 脚本:市井昌秀 撮影:伊集守忠 録音:反町憲人 出演:香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海 配給:キノフィルムズ/木下グループ(2022年/日本) 映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』を観ました。 劇場には、主演の香取慎吾さんを目当てに足を運んだであろうマダムたちが多くいたように見えました。一見すると、やはり女性の観客が多かったです。私は、香取慎吾さんの俳優としての一面を見たことがありませんでした。 他方、岸井ゆきのさんについては、映画「おじいちゃん、死んじゃ

          「犬も食わねどチャーリーは笑う」鑑賞記録@TOHOシネマズ梅田(2022/10/4)

          「何故学ぶのか」責任ある自己決定と他者尊重の育成という教育の理想を共有しよう

          「自分自身の人生(選択)に責任を持つこと」「人間相互の自由を尊重し合うこと」というのが、教育(具体的には「人格の育成」と言い換えても良い)が目指すべき理想だなあ、ということを再確認させられる出来事があった。 具体的には触れないけれども、自分が痛い目にあったり嫌な思いをしたりすると、どうすれば同じことが起きないようになるかについて、自ずと考えさせられる。「己の欲せざる所人に施す事勿れ」(『論語』顔淵)とは、人間の理性・知性たるを端的に表現した至言だ。 「生涯学び続けること」

          「何故学ぶのか」責任ある自己決定と他者尊重の育成という教育の理想を共有しよう

          ああ、やっぱり前に進んでいないのか、25歳の自分よ

          もうすぐ26歳になろうとしている。今、25歳。これといって人生に進展はない。何も前に進んでいないのである。いかんせん、行動する量も質も足りていないからそうなるのは必然ともいえるが、不本意ではある。 同級生の結婚報告をSNSで何度となく見た。喜ばしく思う反面、ふと自分の立場を省みると、情けなくなる。何も進んでいないのだから。婚約者はおろか、交際相手を見つけるところから始まっていない。誰のせいでもなく、他ならぬ自分のせいであるのは確かだ。 「婚活」ということばがある。SNSで

          ああ、やっぱり前に進んでいないのか、25歳の自分よ

          内示は突然に

          この春、突然の人事異動により、2年半ほど勤めた職場を離れることになった。内示が出たのは3月末のこと。4月1日には新しい職場に入ることが決まっていたので、わずか1週間弱で引き継ぎや“身辺整理”をすることになった。 私は、新卒で大阪府内の学習塾に入社したものの、環境に適応できずに、3ヶ月余りで退職した。いわば、短期離職経験者である。社会人としての経験がほとんどない中で、今の会社に「拾っていただいた」と言っても、過言ではない。 昨年、入社からちょうど2年が経った。ようやく社内の

          内示は突然に

          「ちょっと思い出しただけ」鑑賞記録(2022/2/14)

          クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」のプロモーションビデオが最近のお気に入りである。というのも、映画「ちょっと思い出しただけ」のワンシーンがまるっとプロモーションビデオとなっている。特に東京タワーが印象的だが、東京の夜の風景とクリープハイプの落ち着いた曲調と歌声が見事にマッチしている。 かくいう「ちょっと思い出しただけ」では、ある男女を中心とした人々が歩む6年間の人生の“軌跡”が描かれる。軌跡”といっても、描かれるのは、きまって"7月26日”という一日である。2021年

          「ちょっと思い出しただけ」鑑賞記録(2022/2/14)