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音楽

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音楽について。音楽は私にとって、人生における精神的なパートナー。主にクラシック、管楽器とのお付き合いが長いので、そちらに傾いてはいる。好きなことについて何かを発信できるということ… もっと読む
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3密音楽活動ノススメ その1「腹を決める!」

3密音楽活動ノススメ その1「腹を決める!」

挑戦的なタイトルとも言えるかも知れない。違和感だらけのこの数ヶ月。この駄ブログでも再三伝えてきたが、コロナと上手く付き合っていくことを考える上で、ツィートしてみた。見事にいいね!がない笑

思ったことを伝えたつもりだ。タイトルと同じ趣旨だ。自粛警察さんに怒られるかも知れない。それでも、音楽を私から奪ったコロナを、許せない。ムカつく。腹が立つ。それにもう我慢の限界だ。
だから、3密音楽活動を、やる。

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リヒャルト・シュトラウス作品30 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」解説

リヒャルト・シュトラウス作品30 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」解説

リヒャルト・シュトラウスの印象

リヒャルト・シュトラウスはとても大好きな作曲家。最初にまともにライブで聴いた曲がティルだったり、管楽器アンサンブルの曲をたくさん書いていてめっちゃ良い曲だったり、ドンファンが単純に好きだったりで、大好き。

ただあまり作曲家本人についてこれまで深掘りすることはなく、ナチとのきな臭い関係や、時代遅れ感や、その他いろいろな理由で敬遠していた。あの不機嫌そうな晩年の顔だ

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楽しんだもん勝ち -関西シティフィル76回定期レポ

楽しんだもん勝ち -関西シティフィル76回定期レポ

いつものように、演奏会が終わった。
ただただ、楽しみたい一心だった。
もちろん、人間だから、いろいろある。
ゴギ先生も仰ってた。
「プロもアマも関係ない。人間が創り上げるものだから。」

今回の定期シーズンは、いろいろあった。
詳細は書かないが、人間関係と演奏技術というアマオケでは必ずといっていいほど起き得るテーマ。その両方でいろいろあった。
アマチュア音楽活動において私の考えの原点は、「残ったも

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2024年を始めるにあたり

2024年を始めるにあたり

明けましておめでとうございます。

新年早々、地震に事故にショックが大き過ぎることが起きています。これ以上のことが起きないことを祈りつつ、今、大変な目に遭っている方々に思いを馳せてみます。今より悪くならないことを、心より祈念いたします。

さてそんなめでたいとは言いにくい新年ですが、私的には恒例行事の、「昨年を振り返り今年の目標を晒す」ということにお付き合いいただきたい。新年も随分経ってしまったが

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「マエストロ: その音楽と愛と」評 -レニーは偉大だ!

「マエストロ: その音楽と愛と」評 -レニーは偉大だ!

最近映画評などを書いていない。何ならnoteすら書いていないが、書きたい衝動を抑えられず。

最初から、名作の兆し。白黒映像やヨゴシや当時の服装、髪型、タバコ。タバコの文化。指揮台で平然とタバコを吸えた時代。今やったら出禁だね。タバコがひとつのアイコンなのか。時代を象徴、女性の時代の変遷も。

映画のネタバレはしないが、クラシック好きなら絶対に楽しめる内容。音楽絡みでいえば個人的にはマーラー2番の

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仲間との至福 -関西シティフィル75回定期レポ

仲間との至福 -関西シティフィル75回定期レポ

「節目」の演奏会が無事、終演。大きな事故もなく、ゴギさんのハイパワーエネルギーと堀江恵太さんのしなやかなヴァイオリンのおかげで、また私自身初めてのパイプオルガン(それもザ・シンフォニーホールの)で、アマチュアプレーヤーとして、至福を堪能した。

終演後、公式には3年ぶりの打ち上げ!懐かしさを感じつつ、酒と会話に溢れる時間を大いに過ごした。普段あまり話をしない仲間と、演奏の共感を酒の肴に、大いに盛り

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小澤征爾音楽塾ラ・ボエームを観て聴いて

小澤征爾音楽塾ラ・ボエームを観て聴いて

そうだ、京都へ行こう笑

という訳で、19日の日曜日は京都まで行って観劇。観劇に感激!といいたいところだが、相応の感動と満足感と、いささかの物足りなさを感じつつ帰宅。

小澤征爾音楽塾のラ・ボエーム。錚々たるソリスト陣を若いオーケストラが支える。演出も美術も一流、値段も一流。会場はほぼ満席。いや、4階席は空席もチラホラ。

純粋にオペラを楽しみたい、自分の生活の音楽の糧にしたい、という意味でチケッ

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クラリネットのこと9♪ ヴェルディ「椿姫」の主題による演奏会用幻想曲

クラリネットのこと9♪ ヴェルディ「椿姫」の主題による演奏会用幻想曲

自分のことを、週末音楽家と表現している。もちろんプロほどの実力も覚悟もないのだが、限られた時間と能力を最大限に発揮して、勇気を持って、音楽に(私なりに)真剣に向き合っている。
離婚してからというもの、音楽活動に執着することが増えた。まあ独り者だし、付き合ってくれる人々がいるうちは、このスタンスで行く。そのうち年とって飽きられたらしょうがない、その時はその時。YouTuberでもやろう。

古い仲間

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やりたいことをやる -関西シティフィル第74回定期レポ

やりたいことをやる -関西シティフィル第74回定期レポ

またひとつの演奏会が終わった。感動した。この感動があるからこそ、嫌いな練習もするし、足りない時間もかけるし、干からびたアイディアをひねって広報活動に励む。演奏会の感動。音楽の魔法。

魔法といえば、魔術師が必要だ。今回、いつぞやとは違う、ヤニック・パジェ先生の魔術師ぶり。魔法は深く、濃く、広く、長い間かけられた。お客さまも、魔法にかかっていらしたのでは。演奏者の一体感(アンケートにも多く書かれてい

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2023年を始めるにあたり

2023年を始めるにあたり

明けましておめでとうございます。
今年の正月は、ここ数年の中では一番正月らしいかも、と三日目に思う。

ほうほう、なかなか意欲的な抱負だ。さて、昨年に続きひとつひとつ検証し、今年の抱負を据え、走る礎としたい。

全体の検証

昨年一年を振り返って良かったことと悪かったことに分けてみる。

まず良かったことは、仕事と音楽。誠実に、かつ少しずつ進んでいると思う。ペースが早いかどうかはわからない。恐らく

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クラリネットのこと8♪アルトクラリネットのケース

クラリネットのこと8♪アルトクラリネットのケース

この夏アルトクラリネットでコンクールに出場した。アルトクラリネットのみの出演だったのでとくに問題はなかったが、ケースが重い。あと、古いので匂う。ファブったり天日干ししたりを繰り返したので大分マシではあるのだが、あの古い独特の匂いが残るのだ。

そんなこんなで、夏に「ケースを作ろう!」と思い立った。要求仕様は下記。

・楽器をしっかり守れる
・背負える
・軽い
・収納はたくさんあればよい
・コンパク

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シアワセってどう書く? -関西シティフィル73回定期レポ

シアワセってどう書く? -関西シティフィル73回定期レポ

もう1週間以上も経っているのに、余韻が長い。別のアンサンブルの本番でやっと切り替えられた。オーケストラも次のスタートがまたやってくる。何ともシアワセなこと。スタートを気持ちよく切るためにも、振り返ることも大事と自分に言い聞かせて、書き始める。

関西シティフィル第73回定期演奏会、1000人越えの大盛況の中、無事終演しました。今回でコンサートマスター(女性にもこの言葉に統一していっているらしい)を

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飲まないと次の日調子が良い?

飲まないと次の日調子が良い?

当たり前ちゃあ当たり前なのだが、先週末珍しく金曜日以外は土日共にアルコールを入れなかった。不本意というか、そもそもやることが多く、酒を飲むと作業が捗らないと思ったからで、飲みたくなかったわけではない。むしろいつでも飲みたい。

オケの本番一週間前とあって、強化練習もあったので疲れもあったのは事実。それもそれだが、動画編集作業が凝り出すと時間がかかって、結構夜中までやってしまった。それもアルコールな

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夏の音楽活動

夏の音楽活動

今日から仕事復帰。といいつつ、こんなものを書いているが。なんと、一週間以上もnoteをサボっていた。連続投稿の記録が止まった。なにげに気にしていたが、残念。またリスタート。

この夏は、いつかの夏と同じように、コンクール職場・一般の部に出場した。結果は敢えて書かないが、とてもとても、楽しかった。何が楽しかったかというと、吹奏楽に久々に浸れたこと。そう、未だにメロディを口ずさむ。「いつかの夏」をまた

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