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ボールを見ないで景色を覗く。

ボールを見ないで景色を覗く。

フットボールスタイリスト鬼木祐輔さん。
早いものでもう10年以上のお付き合いになった。

シュッ!とニョキ!と重心移動という自分の身体をどう動かすことがサッカーを上手くなるために引き出せるのか。

頑張らない、力まない、踏ん張らない!

鬼ごっこや「履いてますよ!」なんて事もやりながら子ども達の心を掴んでた。

ボールの蹴り方やアジリティを向上させる重心移動はとても分かりやすかった。

そして近年

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敗北からの闘争理論

敗北からの闘争理論

鎌倉インターナショナル FCの河内一馬さん、クリアソン新宿の井筒陸也さんとお会いする機会が訪れた。

河内さんは日本や世界で全ての世代が安心してサッカーを楽しめる社会支援のNPO法人「love.fútbol Japan」の理事であり私も今年9月から1%FCのメンバーとして参画させて頂いている。
また2005年から書き続けているブログタイトルが「フットボール症候群」ということもあり何かしらのご縁を感

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道徳の基本

道徳の基本

人間にとって一番大切なのは、自分より大なるもの、自分より大きいものに対する尊敬の念を持つということである。

敬ができていれば、恥じる心が生まれる。
敬するというのは、より高きものに対する人間独特の心で、敬するから、至らない自分を省みて恥じる。

恥じるから慎み、そして戒める。
これが道徳の基本である。

人間は敬うものを持たないと、驕(おご)りにつながると思うんです。

最近の政治家なんかを見て

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センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダーsense of wonder。
驚く感性、神秘さや不思議さに目を見張る感性。

この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠感と幻滅。
わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること。
つまらない人工的なものに夢中になることなどに対するかわらぬ解毒剤になる。

知ることは感じることの半分も重要ではないことに気づける大人に。

子ども達が出会う事実のひとつひとつがやがて知識や

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環境は思いから生まれるもの

環境は思いから生まれるもの

久しぶりに『原因と結果の法則』を本棚から取り出した。

人として試された2019年6月。
「自分の信念に確信と自信が持てたことが本当に運がよかった」
と思えた2021年6月。

取り組んでいることに、本当に思い入れがあるのか。
誰と、一緒に目指すのか。
誰と、一緒に人生を歩むのか。
その誰は、同じ思い入れを持っているのか。

そんな当たり前の事に今更ながら気づけた。
言葉を変えれば、今までそんな当

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自分の花を咲かせる

自分の花を咲かせる

人は昔、天からその人だけの真実を授かってこの世に生まれてくる。
その真実を発揮してこそ、全ての人に課せられた使命である。
自分の花を咲かせるとは、この天真を発揮して生きることに他ならない。

昔、オリンポスの神々が集まり、「幸せになる秘訣を何処に隠したら、人間がそれを見つけた時に最も感謝するか」を話し合った。
「高い山の方が良い」「いや、深い海の底だ」と議論百出。すると一人の神が「人間の心の奥深い

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笑顔と返事

笑顔と返事

惜しまれずして会社を辞めた人で、その後の人生、成功した人はまずいません。

~中略~

昔、家康が天下をとるまえは今川家の属国でした。今川家は敵に攻められても兵隊は出さず、徳川家から兵隊出させて戦争していました。徳川家は家康が人質にとられているから今川家に逆らえずいつも戦うけど戦いに勝っても恩賞がなかった。

普通の人は徳川家が損をしていると思うんですよね。

ところが秀吉が足軽のときにそれを聞い

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愚者は理解できないことを否定する

愚者は理解できないことを否定する

先日、日頃親しくさせていただいているご住職さんとお話しをする機会がありました。

年齢とともに、人から相談されたり、アドバイスをする事が多いのですが、
先日は、自分の思いを吐き出ささせていただける機会がありました。

その会話の中で、「人はなかなかそのレベルまでいかないと理解できないものですよ」とおっしゃっていただけました。

昔、読んだ本に、似たような事が書いてあったことを思いだし、読み返すこと

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全ては無駄の中に

全ては無駄の中に

空気が違う、景色が違う、人間が違う。
失われた何かが、意欲が沸き返ってくる。
それはきっと人と人が現実の空間で再会した時に感じるのだろう。
育成とは何か、選手の育成が大事だと人は言う。
小さいときからサッカーを教えなければ、技術をつけなければと人は言う。
認知能力を小さいときから鍛えないと間に合わないと人は言う。
まずはドリブル。足元の技術を身につけさせなければと人は言う。
スペインではと人は言う

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育成の本質

育成の本質

今日は「育成の本質」を読んだ。

将来の夢を書かせたら「ワールドカップで優勝する」とか普通は書くのに植田直道だけは違った「血を流す」ですよ。「血を流すとビビらないから」と書いているんのですよ。

ラモスさんが15歳の僕に「オーバラップしたときにパスくれたけど、俺を囮に使っていいんだ」とアドバイスをしてくれたこと。僕が取られたボールを30メートル全力で追って取り返してくれたこと。ボーッとしていると大

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ホモ・サピエンス

ホモ・サピエンス

本棚から色々と本を読み返している。
今度は「サピエンス全史」上下巻を読みかえした。

3年前に息子から奨められた本。
読みながら「息子も成長したな」と感じたものだ。

何故ならば、人類の進化や文明の発達、難しい言葉や言い回しで理解しづらい点も多々ある。
それでも単なる歴史書ではなくて面白かった。
息子もまた同様に感じていたのだろうと想像すると、嬉しかったし、成長したと感じたのだと思う。

「サピエ

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本を読む

本を読む

本棚に入りきらなくなったので古いサッカー本を整理しています。
選手達や若い指導者の方とかに結構あげてしまったけど、こうやって整理していたら想像以上にありました。

リビングの本棚はサッカーの本だけです。
書斎の本棚はサッカー関係以外の本です。

振り返ってみると、それにしても昔はサッカー関係の本をよう読みました。
今はサッカー関係の本はほぼ読まくなりました。

歳とともに、食事と一緒で本の嗜好も変

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Think different.

Think different.

クレージーな人たちがいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に丸い杭を打ちこむように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。

彼らの言葉に心をうたれる人がいる。反対する人も賞賛する人もけなす人もいる。しかし彼らを無視することは誰もできない。

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。

彼らはクレージーと言われるが、 私たちは天才

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あるレジ打ちの女性

あるレジ打ちの女性

新型コロナの影響で未だチームの活動が再開出来ない中。
こんな時だからこそ毎日、本棚から読み返しています。
新書も良いですが何度も読む中からの新たな感じ方を楽しいんでいます。

スポーツ同様に書物も人の心にエネルギーをいただけますね。

今回も心に感じました。

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「あるレジ打ちの女性」

その女性は何をしても続かない人でした

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