敗北のスポーツ学

チームワーク

たまたま昨晩寝る前に『DEAR BOYS』を読んだのですが、ストーリーの中で次の様なセリフがありました。

『チームワークってのは個人の役割をしっかり果たした上で初めて発揮されるものだ』

このシーンを読んだ時改めて言葉の意味が響きました。

さらに付け加えると
『個人の欠点を補うだけの事を本当のチームワークとは言わない』
という事でしょう。

作中ではバスケの試合に負けたチームに対して発せられた

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ビジョンと葛藤する力。無様になってでも手に入れたい物があるか

勝利か敗北かの「結果」だけを聞かれれば、それは全員が勝利を選ぶ。

ここで思考が止まってしまえば、あなたには「勝つためなら何をしてもいい」という勝利至上主義者、あるいは「勝てばすべてが報われて幸せになれる」という勝利万能説信者になる道しか残されていない。

ドーピングも、悪質タックルも、スポーツの価値も、セカンドキャリアも、恐らく自分で考えることができないだろう。

よく議論されるのは、ここに「内

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「未来の自分ならどうできるのか」という想像を持って 今を戦う

未来の自分ならどうできるのか

先日、高校のサッカー部の同期に会いました。わざわざ大阪から2時間半かけて徳島に泊まりに来てくれて、僕の家で夜通し色々な話をしました。

宇宙、人体、植物と題材を動かしつつ 原理原則というか、アニミズムというか、メタフィジカル的な何かを 僕がほぼ一方的に教えてもらっていました(彼はまともな社会人)。

すぐに使えそうにないことばかりを話していた中で、どういう文脈だった

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なぜこんなにも読みやすく、胸に刺さるのか。今イチバン好きなマガジン「敗北のスポーツ学」

「敗北のスポーツ学」

短く、そして印象的なタイトル。

スポーツに勝ち負けは付きものだが、「敗北」と「スポーツ学」の組み合わせには意外性があって面白い。

そして、面白いのはタイトルだけではない。今回はその魅力について書いていきたいと思う。

1、敗北のスポーツ学は誰が書いているのか?
2、なぜ、敗北のスポーツ学はこんなにも読みやすいのか?
3、なぜ、敗北のスポーツ学はこんなにも胸に刺さるのか?

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悪質タックルの問題を、僕たちはどう考えるべきか

本田圭佑がこのように発言して、少し話題になっていたように思います。

だいたい、僕も同じようなことを感じました。

考え方の狭い人は、実際に起こった出来事を いつまで経っても「どこどこの組織はヤバイ」「誰々が悪い」「誰々が可哀想」「責任を取れ」という具体レベルの話を続けます。

僕の母校の学生が被害者であろうと、だからそれに憤慨してプラカードを持ってデモ行進しようと、僕はどこまでいっても この件の

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できることvsやりたいこと問題の結論と、両方ない人への救済

どのように人生の意思決定していけばよいのか。

成功者たちの意見は、いつも 二つに分かれています。

「できることからはじめろ」

もしくは

「やりたいことだけをやれ」

いずれにせよ、片方をしていればもう片方も手に入ると、口を揃えて言います。

「難しいなあ」と、いつも思います。

前者は「できるから、やりたいようになる」パターンです。

主に、他者と比較して優れている部分が、自分の「できるこ

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外の世界へ踏み出すことの必要性を、科学的に説明しよう

「セカンドキャリアのために、ビジネスを学んでいるんですか?」と よく聞かれる。

このご時世に。

既存の枠組みを横断するような仕事が生まれ、その中間に立つ人が現れ、あるいは ◯◯(職業名)2.0のようにアップデートされた形を創り出そうとする行為は 大衆のものになった。

「他分野からの学び」は「必要」ということで定説になり、もはやカオス(混沌)と言って差し支えないくらいに、世間では日々 無限通り

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プロフェッショナルとは何か (あるいは後悔しない就活のやり方)

プロフェッショナルとは何か

「プロフェッショナル」と聞くと、いつも思い出す言葉があります。

「『出来ない』っていうのは簡単なんですよ。消化器外科の専門医であれば、『これは手術でしょ』と誰が見てもいえるラインがあります。誰が見てもダメというラインもある。でも、そこの誰が見ても出来る、誰が見てもダメの間の、ここの隙間をうまくやれるかどうかというところが、専門家の専門家たるゆえんでしょう。ある意味私

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0.01秒の世界で生きていくための集中力とタスクマネジメント

スポーツと集中力

「プロアスリートに共通する能力」は 集中力というのが一つの答えになる。日々の練習から荒野行動まで使い先は多様だが、そこへ没頭する能力は極めて高い。

サッカーでは入力から出力までに0.01秒〜0.1秒(体感値だけど)ということがある。相手と味方の動きを見て その短い時間でパスの強弱、方向、質の選択と実行を繰り返す。

例えば15mのパス(よくある)は角度が3°ズレると、78.6

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スポーツ選手的 すべての人のためのメディア戦略論 (1)質問箱

自分の考えを発信する人間が増えるに越したことはないと思っています。

スポーツ選手も、チームメートとの食事をブログに書くだけでは少し勿体なく感じます(サポーターに対するファンサービスとしては十分なのですが)。

「物語のあるプレーが、誰かの生活必需品になるまで」の中でも書いた通り、競技という限られた部分だけを切り取って観せるのではなく、その背後にある物語ごと伝えていくことで 仕事の魅力に厚みが出ま

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