フィギュアスケートの男子シングル2連覇元世界チャンピオンの宇野昌磨選手が現役引退。

2024年5月9日大安の衝撃ニュース。

まだやれると思うのに、燃え尽きてしまったのかな？

2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックまでは続けると思って、毎年の目覚ましい成長を楽しみにしていたのに。

競技会での宇野昌磨選手をもう見られないなんて。

復帰という道があるかもしれないけれど、条件の整った状態での宇野昌磨選手はもう見られない。

気が変わらないかな。

現役引退を撤回してくれないかな。

だってまだ、今の宇野昌磨選手に現役引退は早いでしょう。

体が動く、心身の成長を続けられている、そんなふうに見えます。

指先までエネルギーの通った、音質の細かいところまで体の動きの一致した、人の心を動かす演技。

ギターの細かい音のひとつひとつを表現できた宇野昌磨選手、どんな曲でも上手に表現したけれど、特に、滑らかで音の多い、クラシック音楽の曲を使った時の表現が素晴らしく、クラシック音楽好きの私には堪らなく心地良い演技でした。

YouTube動画で、宇野昌磨選手の子どもの頃の演技を観て、天才だと思いました。

宇野昌磨選手の尊敬する、男子シングルのトリノオリンピック銀メダリストで2連覇元世界チャンピオンの、ステファン・ランビエールさんのもとに弟子入り（2020年）してからの、2022年のショートプログラム、2023年のフリー、2024年のショートプログラムは、私はとても気に入っていて、繰り返し何度も観ました。

こんなに美しく繊細な音の並びを、これほどまでに身体で表わすことができるというのは、どんな気持ちになるものなのでしょう。

もっと、いろいろなクラシック音楽の表現を見たかったです。

いえ、プロになって、見せてくれるかな。

ジャンプのある競技会では、大変だったかもしれないですね。

でも、アマチュアの競技会で見たかったです。

私は宇野昌磨選手の現役引退のニュースには残念な気持ちでいっぱいだけど、素晴らしい戦績でしたね。

2016年国際スケート連盟公認大会初の4回転フリップ成功・2016年コンビネーションスピン満点・2023年ステップシークエンス満点・たくさんの金銀銅メダル・平昌オリンピックと北京オリンピックの2大会連続メダリスト・2022年キャリアグランドスラム・全日本選手権6度の優勝・2022年と2023年日本選手初の世界選手権2連覇・日本選手最多の3個のオリンピックメダル（Wikipedia参照）、おめでとうございます。

そして、ありがとうございました。

現役引退の発表が大安の日（私には悲しい日になりましたが）ということで、宇野昌磨選手には、これからの未来にも明るいものが見えているのでしょう。

その点にも、おめでとうございます。

素晴らしく素敵な第2の人生となりますように！

心からお祈りしています。

そして、これからも応援しています。

21年の輝かしい競技生活、本当にお疲れさまでした。

天野マユミ