たいせい@政治家を志す大学生

社会保障、外交政策、農林水産を中心に幅広く研究中。国会議員や地方議員への政策提案等も行…

たいせい@政治家を志す大学生

社会保障、外交政策、農林水産を中心に幅広く研究中。国会議員や地方議員への政策提案等も行っています。 ※記事の転載は自由です。お問い合わせはnoteの問い合わせまで。Twitter:https://mobile.twitter.com/jpstatesman

最近の記事

【論文】日本経済を本当に成長させるたったひとつの方法

30年近く続く、苦しい経済。賃金が伸び悩む中で、物価高の影響が私たちの生活に重くのしかかります。この長く、先の見えないトンネルを抜け出す方法はあるのでしょうか。どうすれば、もっと豊かで、将来に希望のある日本社会に変えることができるのでしょうか。 今回は論文を掲載します。というのも長らく「大学生」と称して活動をしてきたのですが、実は既に卒業しまして…他に良い名前が思い浮かばないのでペンネームとしてそのまま残そうと思うのですが、この際、その報告とあわせて、大学の成果物もここに記

    • 「森喜朗発言」は何が問題か

      「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」「私どもの組織委員会の女性はみなさん、わきまえておられて」日本オリンピック委員会の評議員会で、東京五輪大会組織委員会会長で元首相の森善朗氏が行った一連の発言が物議を醸しています。(発言詳細は記事参照) ネットは大荒れ。朝からTwitterは女性ユーザーと思われるアカウントを中心に怒りの声で溢れている。しかし、そこに私は強い違和感を感じました。 「あれ、なんで男の人はあまり声をあげないのかな?」 問題の本質私は、この問

      • 保守主義を建て直せ-保守の私がネット右翼に感じる違和感-

        大層な題名を立ててしまったが、別に攻撃的な記事を書くつもりなどないし、難しい話をするつもりもない。ましてや炎上する気もない。ただ私が日々持っている違和感を、酔った勢いで徒然なるままに書こうと思っているだけの話だ。 しかし、この徒然なる記事は、自分を保守と思っている人、そして保守や革新やリベラルという言葉に、難しさや疑問や漠然とした違和感を抱いている人にこそ読んでほしい。あるいは、日本の政治の空虚さに辟易としている人にこそ読んでほしい。 題名で私は「保守の私」と書いた。しか

        • 対馬旅行記

          長崎県対馬(つしま)。言わずと知れた韓国との国境の島である。2019年春、日韓関係が悪化するなかで、私はこの島に興味を持った。それはひとつに、異世界を見る好奇心であり、もうひとつは島がいかに隣国と向き合っているのかという好奇心であった。 運の良いことに、大学の友人に対馬出身の方がいる。島での生活や案内を助けてくれるというので、遠方の島に赴く不安やハードルをかなり下げることができた。自分の唯一の取り柄は行動力だ。対馬行きはすぐに決まった。 そこでの旅は想像を上回った。対馬で

        【論文】日本経済を本当に成長させるたったひとつの方法

          コロナとネット中傷…問われる「自由」のあり方

          大切な命が失われた。守れたはずの命である。それはひとつに、SNSやネット掲示板での誹謗中傷に悲しみ、心をえぐられ、生きていられないほどの苦しみや痛みを受け、亡くなってしまった、ある女性である。そして、もうひとつは、新型コロナウイルス感染症への政府の対応が後手にまわる中で感染し、命を落とされた千人弱の男性や女性である。 その共通点は「自由」の結果に起きた悲劇であり、私たちに「自由」のあり方を問いているということである。 「自由」の副作用インターネットの登場以来、ネット空間は

          コロナとネット中傷…問われる「自由」のあり方

          「政治的発言」との正しい向き合いかたを考えよう

          「政治的発言」をする前に見てほしい。私たちはどのような気持ちで政治的発言と向き合うべきなのか。 最近、ツイッターが政治の話で騒がしい。 どれも言葉が悪くて、見ていて気持ちの良いものではない。 中には「歌手のくせに」とか「マスク姿が気持ち悪い」とか「○○のスパイだ」といったような個人攻撃も少なくはない。 こうした個人攻撃は論外だが、そうでなければどんな政治的発言も自由だ。どんな発言をしたからって、社会的制裁を受けるべきではない。でも、だったらどのように発言をしても良いの

          「政治的発言」との正しい向き合いかたを考えよう

          コロナをチャンスに変えようじゃないか 「私の日本改革案」

          「スクラップ・アンド・ビルドでこの国はのしあがってきた。」 映画『シン・ゴジラ』の最後、破壊された東京を前に、官房長官代理の赤坂が主人公の矢口に投げかける言葉だ。確かにそうだろう。この国は自己浄化・自己革新が苦手であり、いつも、外からの破壊によって更新されてきた。 7世紀には朝鮮半島で百済が滅亡。白村江の戦いにも敗れて危機に陥ったことで列島に天皇中心の律令国家が成立した。8世紀には天然痘の流行が公地公民の制度を終わらせ、徐々に各地に武士が誕生。政権は武士へと移った。19世

          コロナをチャンスに変えようじゃないか 「私の日本改革案」

          文化・芸術・教養はなぜコロナから守るべきなのか。

          新型コロナウイルスが私たちに突きつけた問いは政治や経済の分野にとどまりません。 アーティスト保護不要論に代表されるように「文化や芸術や教養は私たちにとって本当に重要なのか?」という問いが投げ掛けられているのです。 もともと、俳優や画家などのアーティストの方々は不安定な立場にあります。一度コロナショックのようなことが起きてしまえば、たちまち経済的苦境に立たされます。この場合、活動をコロナ後も続けてもらうためには、何らかの支援が必要になるのです。が…そうした支援に否定的な声は少な

          文化・芸術・教養はなぜコロナから守るべきなのか。

          競争社会ってそんなに素晴らしいですか?

          経済の停滞が叫ばれて久しい昨今。「がんばろう日本」「絆」「助け合い」は死語になってしまったのでしょうか。私たちの社会の暖かさは、どこへ行ってしまったのでしょうか。 2011年3月、困難を抱えた人に共感し、助け合うことによって、この社会は大きな困難を乗り越え、より良くなるのだということを、私たちは知りました。あれから9年、今日、コロナショックの中で苦しむ私たちの仲間にかけられる声は、大変冷たいものです。 非正規の方々が派遣切りにあっているというニュースが出れば「非正規に甘ん

          競争社会ってそんなに素晴らしいですか?

          コロナショックの影で。非正規という日本の「闇」

          「派遣切り」「雇い止め」「契約解除」何年も昔に聞いたような単語が、最近のニュースにも並ぶようになりました。このコロナショックと呼ばれる経済の混乱のなかで、多くの非正規雇用者が被害を受けています。 私自身、幼い頃に父が失業し、家族5人で10年近くを、父のアルバイトの給料で過ごしました。大変厳しい生活でしたが、それすらも失っている家族が今、多くいるのだと思うと、とても他人事とは思えないのです。 でも、他人事でないのは私たちみんなも同じはずです。非正規雇用は私たちの4割を占めて

          コロナショックの影で。非正規という日本の「闇」

          「雇用調整助成金」ってなに?わかりやすく解説してみた!

          新型コロナウイルスの感染拡大によって経済や雇用に重大な危機が迫るなか、「布マスク2枚配布」ほどのインパクトは無いものの、注目を集めているのが、政府の打ち出した「雇用調整助成金の補助率を9割にする」という方針です。 わかりにくい。。。 私も、まったく初見の時は難しすぎて意味がわかりませんでした。 「給料の9割を政府がくれるんですか?」という声が多くありますが、それは正しくありません。なので、わかりやすく説明します。 雇用調整助成金とは?「助成率9割」という言葉が独り歩きし

          「雇用調整助成金」ってなに?わかりやすく解説してみた!

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          やっぱり消費税減税をオススメできない理由

          新型コロナウイルスが猛威を振るう中、昨今、経済対策として求める声が多くなってきたように感じるものが「消費税減税」です。ここまで支持する声が聞こえるようになってきたのも初めてのことで私自身、大変驚いています。あらかじめ結論を述べてしまえば私は大反対です。その理由をこれから軽く書こうと思います。 あらかじめ確認しておきますが、新型コロナウイルスの感染拡大による問題に対して行う、生活保障策と経済対策とでは分けて考えていただきたいと思います。これを混ぜて考えてしまっている人が本当に

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          マスク不足は防げる? 新型コロナの感染拡大を予知していた民主党政権

          今回は短めに。 新型コロナウイルスの感染拡大が大きな問題になっています。そんな中、マスクや消毒用アルコールの不足が深刻化していますね。花粉症の時期とも重なり、困っている人も多いでしょう。感染拡大にも繋がりかねない問題です。 実は、2009〜12年の民主党政権はこうした事態を予見していました。そして2012年に制定された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の中に、混乱による物資不足への対応策を盛り込んでいたのです。 現在のマスク等の不足は、主として、不安による買い占めと

          マスク不足は防げる? 新型コロナの感染拡大を予知していた民主党政権

          電気は輸出入すればいい!?-自然エネルギー100%を可能にする画期的方法-

          皆さんに、100%関わっているお話をします。 皆さんにとって、有益で、ハッとさせられるであろう新しいアイデアを提供します。 テーマはタイトルの通り、電気についてです。想像するに「使ってないぞ」という人は居ないのではないでしょうか?この記事を見るのに電気は必須なはずなんです笑。 当然ですが、私たちが毎日使うような膨大な電気は自然に沸いたのではありません。誰かが作っているわけです。この「電気の作り方」(発電方法)を巡って、日本では様々な議論があります。そして、その議論に参加し

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          野党は「消費税 ”実質ゼロ” 」でまとまれる

          年明けとも、オリンピック後とも言われる衆議院解散総選挙。 政治的選択の時が迫るにつれて自民党長期政権のデメリットが大きく姿を表しつつある一方で、野党が一枚岩でないのも事実です。 まずは政治の現実を直視しよう政治は国民の意思を示す手段とも言えます。よって、国民にとって多くの選択肢が用意されるのが理想的です。しかし、我が国では小選挙区制が取られており「似ている政党同士」はできる限りまとまって、1対1の構造(二大政党制や選挙協力体制)を作らなければ政治に緊張感が生まれず、与党長期

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