えちゃん

えちゃんの仏語出版翻訳日記。 フランス語と編みもののことが好きな人が書いてる文。 19…

えちゃん

えちゃんの仏語出版翻訳日記。 フランス語と編みもののことが好きな人が書いてる文。 1988年生まれ。 クールで剽軽なオットと2才ムスコとの3人住まい。 https://twitter.com/echaaaaaaan

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最近の記事

ノータイトル

今朝はムスコのイヤイヤが炸裂。 保育園に向かう10分の道のりを、ずっと顔をしばかれながら歩いた。 どうやら抱っこで保育園に行くのが嫌だったよう。 時間がかかってもいいから、家に引き返してベビーカーか自転車に乗せてやれば良かった。 イヤイヤと胸の中で暴れ回るムスコ、鼻をかめと私の頬を思い切り叩く。 右手に保育園の荷物、左手にお昼寝布団を持った状態で、ムスコの降りかかる手を防ぐ術もなく。 カッとなり、つい鼻をかんでやる手に力が入る。 どうかしたら、鼻をかんでいるこの手が、ムス

    • ムスコの遊びをまじめにやってみる

      今日はオットが仕事で不在のため、ムスコと2人実家へ。 実家へ遊びに行くと、ムスコは昼寝をしなくなる。 普段と違ってたくさん人がいるのが、テンションを上げさせてしまうみたい。 ムスコは、17時半まで遊び倒した。 最後はヤケクソみたいにコタツの上で転がりまわっていた。 意地でも、その日1日分の体力を使い切らねば床に就くことができないらしい。 1秒たりともじっとしていなかった。 ::::: ムスコの遊びに付き合っていると、2秒で飽きてしまう私。 今日は、きりっと気持ちを切り替え

      • 編みもの:三國万里子さん「アランのケーブルキャップ」完成〜

        三國万里子さんの『ミクニッツ小物編』から編んでいた「アランのケーブルキャップ」。 1週間前に完成して、すでにおとんに贈っている。 頭の大きなおとんでも、耳まですっぽり被れるゆとりのあるサイズ感になった。 輪でぐるぐる編むって、楽ちんだね。 3種類のケーブル模様が盛り込まれていて、編んでいて指が楽しく、編み終わるのが寂しくなるほどだった。 折り返した時に変わりゴム編みの模様が見えるように、折り返し部分でくるりとひっくり返して編む、というのも初めてで勉強になった。 5年間編

        • 編みもの:三國万里子さん「アランのケーブルキャップ」

          またまた三國万里子さんの『ミクニッツ小物編』より、今度は「アランのケーブルキャップ」を編んでいる。 こないだはオカンに編んだから、今度はオトンに。 アラン模様がもりもり密集しているのが堪らなく好きな私。 このニット帽は、折り返しのゴム編みにもケーブル模様が入っていて編みがいがある。 折り返しに模様の入ったニット帽って、リブを半分編んだらくるりとひっくり返して編むのね。 私はこの編み方が初めてで、勝手が分からず編み地をひっくり返した後、毛糸を切らずにそのまま編み進めてしまい

        ノータイトル

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        • 今日の編みものメモ
          4本
        • 仏語出版翻訳
          2本

        記事

          テストに浮き足立つ

          昨日の朝は、頭痛で起きられなかった。 オットがムスコの登園準備を全てしてくれる。 寝室のドア1枚隔てた向こう側で、上着を着るのを激しく拒否するムスコの声が聞こえる。 「寒いからね」「お兄さんみたいでかっこいいよ」 辛抱強く声がけをするオット。 在宅勤務の私と違って、オットは外で働いている。 始業時間に間に合わないといけない焦りもあるだろうに、この人は、こういう人なのだ。 簡単なことですぐに心がはち切れてしまう私、オットが夫で良かったとつくづく思う。 ::::: 午前中

          テストに浮き足立つ

          編みもの:「耳まで暖かい帽子」編めた

          三國万里子さんの『編みものワードローブ』より、「耳まで暖かい帽子」完成してました。 ブリティッシュエロイカの白色を2玉弱、92gで編み上がった。 太糸アランは楽しくて、さっくさっくパーツができていく。 とじはぎも、面が立体になる様が楽しくて集中して一気に仕上げてしまった。 ちなみにこちらが縁編みをする前。 縁のゴム編みを施した瞬間、見違えるようにかわいくなる。 おかんに完成品を渡すと、農業にええわ〜と大層喜んでくれた。 その次の日、母から写真付きのLINEが。 に

          編みもの:「耳まで暖かい帽子」編めた

          スマホで書いてみる:道しるべ作る:着画を残す

          オットがムスコを耳鼻科に連れて行ってくれたので、ぽっと時間ができた。 初めてスマホでnoteを書いてみている。 今までは、なんとなくパソコンでないと読みやすい文章が書けない気がしていた。 ムスコを寝かしつけた後に体力が残っていれば、机に向かってノートPCを開く。 そんな流れでいこうと思っていたのだけど、子を寝かしつけた後に体力が残っていることなんて月に2度もあればいい方。 運良く起きられたとしても、モノを考える力が残っていない。 ぼんやりと編み物をしているうちに、たちまち自

          スマホで書いてみる:道しるべ作る:着画を残す

          2才ムスコのアマノジャク

          今日は、全ての事柄に「イヤ」と答えるムスコにすっかり参ってしまった。 風呂上がり、びしょ濡れの裸のまま、風呂桶でドラムの真似事をしている。 これを無理やりやめさせたら、きっとギャースと暴れて手が付けられなくなるだろう。 あの手この手で呼びかけるも、口元でニヤリと笑って首を振る。 「そうか、この子はアマノジャクがしたいのだ」とふと思い立ち、「そっか、じゃあ裸のままでいていいよ」と声を掛けると、一瞬考える顔つきをして、またニヤリと笑って今度は「うん」。 あぁ、うちのムスコ、

          2才ムスコのアマノジャク

          オット、風邪を引く

          重い腰を上げてノートPCを開く。 もう少し、書くという行為が普通になればいいな、と思いながらこれを書いている。 オットが風邪を引かせて帰ってきた。 昨夜、布団の中で冷え切った手を私に差し出しながら、「あっためてよぅ」と弱気だった。 私の両手でオットの手をほかっと包むと、ムスコの小さな手がペチペチと加勢してくる。 普段、あまり弱ったところを見せないオットの、甘えた仕草は珍しい。 差し詰め仕事で何かあったのだろうと思っていたら、単なる体調不良だった。 オットには一人でゆっく

          オット、風邪を引く

          ローラのとうさんの言うこと:自由のはなし

          ムスコを保育園から連れて帰る頃にはもう、なんだか疲れ果てていた。 ムスコをお風呂に入れる気力もなく、身体を拭いてやる。 ピカチュウの動画を与えられてご機嫌だったムスコも、どうやら今夜はパパの帰りが遅いらしいと気がついてぐずり始める。 「ぱぱいい、ぱぱいい」とひとしきり玄関に向かって泣くと、人差し指を吸いながら眠ってしまった、かわいい。 このまま私も一緒に眠ってしまっても良かったのだけど、エスさんが帰宅した音を認めて布団から這い出す。 勝手に鍋のシチューを温めて食べる猫背のエ

          ローラのとうさんの言うこと:自由のはなし

          心のうちっかわ

          さてまた間が空いてしまった。 なんか書きたいな〜でもそれって何かな〜う〜んと思いあぐねているうちに、あっという間に師走、ヒィ。 ライターという職業柄、何か役に立つことを言わなくちゃと思いがちなのだけど、そんなもん一介のパンピー主婦にはそうそう思い浮かばんもんで。 いや、探せば自分の内側から掘り当てることもできるんだろうけど、自分自身が「タメになりまっせ〜」な情報に食傷気味というか。 そういうの、なんか違うよなぁと、悶々としとったわけです。 ::: 今年はなんだか、そう

          心のうちっかわ

          ボタンを買いたかった私のはなし

          ヘンリーネックベストの襟元に付けるボタンが欲しくて、商店街の中程にある毛糸屋に来た。 1.5mmのやつが、4ついる。 一生続くかと思われた夏の厳しい暑さは、まるで最初から存在していなかったかのように音もなく姿を消してしまった。 秋のはいりくちは、いつも急だ。 去年パーツを編むだけ編んで、ほったらかしにしておいたベストを、私は急いで仕上げる必要があった。 その毛糸屋の前は、何度も通ったことがある。 商店街はまっすぐ街中まで伸びていて、コンビニやスーパーに行くのに必ず使う道

          ボタンを買いたかった私のはなし

          心ふたぐ日、その処方箋

          今日は苦しかった。 家で仕事をしていると、胸の辺りがグッと詰まったようになってしまう。 パソコンの画面をみながら、目の淵までざんぶらと涙が込み上げてくる。 キーボードを叩くはずだった指は、力なくそこにじっとして動かない。 ::: 今日はもう仕事は無理だと諦め、苦しさの原因を紐解いてみる。 1日がかりだった。 どうやら、「やらなきゃ」で頭がいっぱいだったのがまずかったらしい。 苦しい時の私は大抵、できていないことばかりに目がいっている。 とりあえず、日々の仏語の勉強は

          心ふたぐ日、その処方箋

          出版翻訳したくて

          あ、 っという間に10月。 私の夏どこいった? 前回の投稿から2ヶ月半も間が空いている。 その間、私はずっとうろうろ考えていた。 どう考えてもフランス語で食えるようになりたいんだよなあ、私。 そう心で認めてしまってからは、自分の日々の行動を整理するのに勤しんだ。 ・FP2級の勉強をやめる ・仕事を半分に減らす ・いつも楽しみにしているYouTubeチャンネルを登録解除する ・朝ドラ見るのをやめる ・ダラダラスマホをやめる なんでって、何かを減らさないととてもフラン

          出版翻訳したくて

          自分のことで忙しい月間

          ちょいとホッとしたくてnoteを開いた。 7月前半は心がずっと大波にさらわれていて忙しかった。 私は双極性障害II型ってやつらしく、過去に3度ほど別々の病院でそんな診断を受けているので多分間違いないんだろうけど、ここ数年は大波ありきの自分のことがちょっとわかってきたんで特に通院することなく暮らしていけている。 とにかく凪でいられるよう、疲れすぎない環境に身を置くことだけを考えて生きている。 ここでいう「疲れる」というのは、身体的疲労ではなく精神的な方。 だから、毎日の子育

          自分のことで忙しい月間

          絵本翻訳コンテストだって

          翻訳の求人を紹介しているアメリアから、絵本翻訳コンテストに参加してみませんかというメルマガが届いた。 ちょっと前までこういうコンテスト的なものにはかなり消極的だったのだけど、今回はなぜなか「おっ」と目に止まった。 翻訳をやってみたいという思いをずっと抱えつつ、妊娠してから生活がガラリと変わって、それどころじゃね〜と気持ちに蓋をし続けていた。 子も1歳半を過ぎ、夜の1人時間が取れるようになってきたところで、ふと、仏語で仕事をしたいっちゅー思いとちゃんと向き合ってもいいんで

          絵本翻訳コンテストだって