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2021年夏、父になりました。息子のこと、日々感じたことを残してみたくnoteを始めま…

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2021年夏、父になりました。息子のこと、日々感じたことを残してみたくnoteを始めました。 どうぞ宜しくお願いします。

マガジン

  • 手まり集

    手まりの記事を集めます。おもに自分の製作記録です。

最近の記事

朝食後におやつ

「おくちにおやつをいれなきゃね。」 そう言って2歳の息子は、引き出しからおっとっととお皿を取り出した。 あけた袋をひっくり返してぶちまける。 …笑ってる。

    • したり顔の私の裏へ、2歳息子はキラーパスを出した。

       息子2歳を肩車しながら散歩していた。信号の看板を見ると地蔵西とある。方角、教えてみようか。  指を指しながら「今は西に歩いてるよ、あっちは北、西、南、後ろは東。東西南北って言うんだよ。」 何度か説明した。 息子「こっちは?」 私「北だよ。」 息子「じゃあこっちは?」 私「西だね。」 息子「じゃあ下は?」 私「!」  言葉に詰まる。 「天地の地かなー、わからないや」 と答える。すぐボロが出た。

      • 年下に見られがちだった私も今では年相応になったかもしれない。

        ある夜、歯を磨いている時に鏡を見た。 ふと思った。 「年相応になってきたかな」 私は幼い頃から年齢より低く見られてきた。 若いのではなく、幼く見られてきたのだ。 嫌でも嬉しいわけでもない。 ただ周りにそう言われたから自分はそうやって見られるんだなという自己認識を持っていた。 一種のアイデンティティだ。 おそらくは、身長が高くなかったことや顔の造形が大きい。 また行動も幼かったのかもしれないし、苦労が少ないのかもしれない。 鏡を見て自己認識に一石を投じたのは、前髪にキラリと

        • 保育園の連絡帳を毎日の楽しみにしている。

          帰りの電車。いつも通りスマホを取り出す。アプリから通知が来ている。保育園の連絡帳だ。これが楽しみでたまらない。 公園でどんぐりを拾って保育士さんに見せたり、歌を歌い始めたら皆で大合唱になったり、昼食時にクラスメイトと好きなものの話をしたり。家での姿の延長と思えるものも、見たことのない姿もそこにはある。電車でニヤついてしまう。電車でスマホを見ながらニヤつく40歳の男は、気持ち悪いかもしれないけれど、どうか許してほしい。抑えられないの。 連絡帳では息子の良い姿を書いてくれてい

        朝食後におやつ

        • したり顔の私の裏へ、2歳息子はキラーパスを出した。

        • 年下に見られがちだった私も今では年相応になったかもしれない。

        • 保育園の連絡帳を毎日の楽しみにしている。

        マガジン

        • 手まり集
          8本

        記事

          月記 神無月 息子編

          都民の日 都民の日には、無料になる施設がある。せっかくなので、上野動物園に来た。息子の動物への興味は微妙だ。動物との距離感と動きによって見るかが変わるようだ。動物よりも廃線になったモノレールをずっと見ていた。私はレッサーパンダを見られて満足。息子は電車に乗れて満足。 お出迎え 家のチャイムが鳴ると息子は出たがる。夜、再配達が来た。配達員さんをお出迎え。息子はおむつ姿だった。今の年齢ならすべて許される。 速く速く! 「速くなる?」最近の息子の口癖だ。歌を歌っても、抱っ

          月記 神無月 息子編

          月記 神無月

          10月。まだまだ暑い。 都民の日 都民の日には、無料になる都内施設がある。せっかくなので、上野動物園に行った。息子の興味は微妙だ。動物との距離感と動きが興味のポイントのようだ。私は、レッサーパンダを見られて満足。息子は、電車に乗れて満足。 金木犀 金木犀が咲いている。濃い香がする。粉っぽいと思って昔は好まなかった。しかし妻が好きと知ってから不快ではなくなった。私の感覚なんてそんなものだ。 さつまいも掘り 近所の農家にさつまいも掘りのボランティアに行った。さつまいも

          月記 神無月

          信号は自由を守る戦いだ。

          信号が青になる。通りを渡る。当たり前のことだ。ただ動き出しを早くしたいのが私。 人が止まっている時に一人動き出している。優越感がある。ちょうど青に変わる瞬間に車道に足を着くとさらに気持ちいい。ずっとこう思っていたが別の理由があることに気がついた。 普通、信号が青になったら歩き出す。いや、歩き出させられている。信号に従わせられている。それに抗い、少しでも自由意志を持っていたい。これは自由を守る戦いなのだ。ただし負け戦が確定している。いくら抗っても結局は、信号の色がすべてを決

          信号は自由を守る戦いだ。

          朝食を食べるのは、言い訳がないから。

          私はオートミールが好きみたいだ。オートミール自体がおいしいかと言うと、それほどとは思わない。ご飯の方がおいしいと思う。しかし腹のおさまりがなんとなく良い感じがするのだ。毎朝、オートミールとヨーグルトと冷凍フルーツやバナナを混ぜて食べていた。これに関しては、フルーツとヨーグルトがおいしいのだけれど、こうやって私の慣習に入り込んでいった。ずっと食べているが、現在は、基本的に夜に食べている。朝食を食べなくなったからだ。ある時、「食べない」と決めたのだ。目的は2つあった。 第一は、

          朝食を食べるのは、言い訳がないから。

          大日如来坐像を美しいと思ったから真似したくなった。

          暗がりにぼうっと輝く金色の塊。 半蔵門ミュージアムにある、運慶が作ったとされる大日如来坐像。その姿が、なんとも美しい。あまりに美しいので2度めの訪問だ。私の中の大日如来坐像が薄れてきたため補充しにきた。 私は、趣味で瞑想をしている。特別仏教徒でもないし、瞑想がうまくもない。瞑想の定番といえば、呼吸を数えるのだが、五回も数えられないことが大半だ。メンタルも弱く、怒りや迷いや煩悩に日々明け暮れている。ただ結跏趺坐は苦しくなくなった。自覚している収穫はこれぐらいだが、何かの役に立

          大日如来坐像を美しいと思ったから真似したくなった。

          ハロウィンが文化になっていく。

          「ハロウィンのかぼちゃ!」2歳の息子はジャック・オ・ランタンを指さして言う。保育園で教わってきたのだろう。ハロウィンは根付かないなんて言われていたと記憶しているが、着実に根付いている気がする。世代交代。常識が切り替わっていく瞬間を見られている気がする。 私のイメージは、ハロウィンとはかぼちゃのランタンで子どもたちがお化けや怪物の格好をしてお菓子をもらうお祭りだ。先日、女の子が王女様の格好をしていた。それは、違うのでは?と思った。まぁ子どもたちがだからまだしも、大人たちのコス

          ハロウィンが文化になっていく。

          月の魅力

          月が大きい。色も赤みがかり深い。夕方六時くらいの低い位置の月が見事だ。その時は、ちょうどゴミ処理場の塔の先端に乗っていた。「線香花火を逆さにしたみたいだ。」息子と妻にはスルーされる。いとあはれ。 青空に白い月。朝の月を見ると得した気分になる。登園時には、息子が「ムーン!」と言って出ていることを教えてくれた。さらに嬉しくなる。 最近は、夜のうちにゴミ捨てに外に出ている。息子も一緒に出て、月を探すのが日課になっている。息子の名前には月にちなんだ漢字をあてている。それもあって意

          月の魅力

          エッセイって面白い?

          人があまりにつまらない!と言ったものは、かえって気になることがある。 最近エッセイに興味を持ち始めた。 宮下奈都さんの『神さまたちが遊ぶ庭』を読んでからだ。 北海道のトムラウシという山の集落に一年間移住体験をした際の話だ。 ご本人はもちろん、登場人物たちが生き生きと描かれている。 特に子どもたちの会話がにやにやさせられる。 この本の中で、こんな話があった。 移住した話をしたところ「田舎での生活は、エッセイや小説のネタに困らないでしょう?」と言われたそうだ。著者はそれは根本

          エッセイって面白い?

          月記 息子編

          学ばせたい、教えたい、という思いが強くなっているかもしれない。 イライラと謝罪 息子が味噌汁をソファにこぼした。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シャワーを浴びながら息子に謝る。こんなことを繰り返してしまうのだろうな。 月明かり 夜の散歩。息子と月を見る。ほぼ満月。雲もなく煌煌としていた。息子は眠たそうだったが私は満足だ。 雨と歌 雨。個人的には濡れるので好きではない。しかし息子は私に抱っこされながら陽気に雨の歌を歌っている。 登園と月 「ムーン!

          月記 息子編

          月記

          心なしか精神が不安定になるのは、秋だからか。 イライラと謝罪 息子が味噌汁をソファにこぼす。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シャワーを浴びながら息子に謝る。こんなことを繰り返してしまうのだろうな。 停電? 「すごいなぁ、豪雨と雷。」と思っていたら1秒ほど電気が消えた。おぉ! 私も成長した。 近所の商業施設のイベントに行く。すごい行列だ。並ぶか妻に聞くと、「並びたくないけど行きたい。だから早く家を出たかった。」なんか嫌味を言われたように感じた。確かに出

          月記 葉月

          店は新装し、物は壊れ、季節は徐々に秋に移り変わってきた。 散髪 今日からリニューアルオープンだ。システムが代わり戸惑った。しかし私以上に店員が戸惑っている。こういったわちゃわちゃは好きだ。 洗浄機から異音 洗浄機のスイッチを押したら、低音で今までで聞いたことのない音がする。数回繰り返し、ピー!と音が変わり止まった。説明書を見てもわからない。10年経つし、ガタが来ているのだろう。修理をお願いすることにした。 保留 洗浄機修理。どうやらポンプ交換が必要らしい。5万円位

          月記 葉月

          月記 葉月 息子編

          帰省し歳を重ねコロナになった。 トンボのメガネ 息子とトンボを見つける。息子はトンボのメガネを歌い出す。見つけたものを歌に結びつける。そんな思考方法を編み出したようだ。 寝起きはお迎え 息子を寝室に迎えに行く。今までは出てくるまで待っていたが、この方がスムーズだな。 ボール遊び 手まりを蹴って息子と遊ぶ。足裏を使ってコントロールして見せた。すると見事にマネして踏んづける。目指せ、ロナウジーニョ。 絵本 アンパンマンの絵本を借りて読んでいた。息子がキャラを指さし

          月記 葉月 息子編