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2021年夏、父になりました。息子のこと、日々感じたことを残してみたくnoteを始めま…

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2021年夏、父になりました。息子のこと、日々感じたことを残してみたくnoteを始めました。 どうぞ宜しくお願いします。

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  • 手まり集

    手まりの記事を集めます。おもに自分の製作記録です。

記事一覧

メガネが壊れてたからいっそやめてみました。

 私はメガネです。近視で乱視でついでに斜視です。しかし最近やめてみました。先日メガネが折れたからです。  2歳の息子は肩車が大好きです。ほぼ肩車で毎日保育園に登…

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2週間前

朝食後におやつ

「おくちにおやつをいれなきゃね。」 そう言って2歳の息子は、引き出しからおっとっととお皿を取り出した。 あけた袋をひっくり返してぶちまける。 …笑ってる。

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3週間前

したり顔の私の裏へ、2歳息子はキラーパスを出した。

 息子2歳を肩車しながら散歩していた。信号の看板を見ると地蔵西とある。方角、教えてみようか。  指を指しながら「今は西に歩いてるよ、あっちは北、西、南、後ろは東…

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2か月前
1

年下に見られがちだった私も今では年相応になったかもしれない。

ある夜、歯を磨いている時に鏡を見た。 ふと思った。 「年相応になってきたかな」 私は幼い頃から年齢より低く見られてきた。 若いのではなく、幼く見られてきたのだ。 嫌…

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5か月前

保育園の連絡帳を毎日の楽しみにしている。

帰りの電車。いつも通りスマホを取り出す。アプリから通知が来ている。保育園の連絡帳だ。これが楽しみでたまらない。 公園でどんぐりを拾って保育士さんに見せたり、歌を…

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5か月前
1

月記 神無月 息子編

都民の日 都民の日には、無料になる施設がある。せっかくなので、上野動物園に来た。息子の動物への興味は微妙だ。動物との距離感と動きによって見るかが変わるようだ。動…

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6か月前
1

月記 神無月

10月。まだまだ暑い。 都民の日 都民の日には、無料になる都内施設がある。せっかくなので、上野動物園に行った。息子の興味は微妙だ。動物との距離感と動きが興味のポイ…

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6か月前
1

信号は自由を守る戦いだ。

信号が青になる。通りを渡る。当たり前のことだ。ただ動き出しを早くしたいのが私。 人が止まっている時に一人動き出している。優越感がある。ちょうど青に変わる瞬間に車…

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6か月前

朝食を食べるのは、言い訳がないから。

私はオートミールが好きみたいだ。オートミール自体がおいしいかと言うと、それほどとは思わない。ご飯の方がおいしいと思う。しかし腹のおさまりがなんとなく良い感じがす…

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6か月前
1

大日如来坐像を美しいと思ったから真似したくなった。

暗がりにぼうっと輝く金色の塊。 半蔵門ミュージアムにある、運慶が作ったとされる大日如来坐像。その姿が、なんとも美しい。あまりに美しいので2度めの訪問だ。私の中の大…

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6か月前

ハロウィンが文化になっていく。

「ハロウィンのかぼちゃ!」2歳の息子はジャック・オ・ランタンを指さして言う。保育園で教わってきたのだろう。ハロウィンは根付かないなんて言われていたと記憶している…

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6か月前
3

月の魅力

月が大きい。色も赤みがかり深い。夕方六時くらいの低い位置の月が見事だ。その時は、ちょうどゴミ処理場の塔の先端に乗っていた。「線香花火を逆さにしたみたいだ。」息子…

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6か月前
1

エッセイって面白い?

人があまりにつまらない!と言ったものは、かえって気になることがある。 最近エッセイに興味を持ち始めた。 宮下奈都さんの『神さまたちが遊ぶ庭』を読んでからだ。 北海…

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6か月前
14

月記 息子編

学ばせたい、教えたい、という思いが強くなっているかもしれない。 イライラと謝罪 息子が味噌汁をソファにこぼした。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シ…

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6か月前
3

月記

心なしか精神が不安定になるのは、秋だからか。 イライラと謝罪 息子が味噌汁をソファにこぼす。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シャワーを浴びながら息…

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6か月前
1

月記 葉月

店は新装し、物は壊れ、季節は徐々に秋に移り変わってきた。 散髪 今日からリニューアルオープンだ。システムが代わり戸惑った。しかし私以上に店員が戸惑っている。こう…

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8か月前
3
メガネが壊れてたからいっそやめてみました。

メガネが壊れてたからいっそやめてみました。

 私はメガネです。近視で乱視でついでに斜視です。しかし最近やめてみました。先日メガネが折れたからです。

 2歳の息子は肩車が大好きです。ほぼ肩車で毎日保育園に登園しています。先日ゴミ捨て後に肩車しようとした時に、息子の足がメガネにひっかかりました。落ちたメガネは、パーツが二つになっていました。柄が折れているようです。あーっと叫び困る私。叫ぶのが楽しかったのか笑っている息子。よくある光景です。

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朝食後におやつ

朝食後におやつ

「おくちにおやつをいれなきゃね。」
そう言って2歳の息子は、引き出しからおっとっととお皿を取り出した。
あけた袋をひっくり返してぶちまける。
…笑ってる。

したり顔の私の裏へ、2歳息子はキラーパスを出した。

したり顔の私の裏へ、2歳息子はキラーパスを出した。

 息子2歳を肩車しながら散歩していた。信号の看板を見ると地蔵西とある。方角、教えてみようか。

 指を指しながら「今は西に歩いてるよ、あっちは北、西、南、後ろは東。東西南北って言うんだよ。」
何度か説明した。

息子「こっちは?」
私「北だよ。」
息子「じゃあこっちは?」
私「西だね。」
息子「じゃあ下は?」
私「!」

 言葉に詰まる。
「天地の地かなー、わからないや」
と答える。すぐボロが出た

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年下に見られがちだった私も今では年相応になったかもしれない。

年下に見られがちだった私も今では年相応になったかもしれない。

ある夜、歯を磨いている時に鏡を見た。
ふと思った。
「年相応になってきたかな」

私は幼い頃から年齢より低く見られてきた。
若いのではなく、幼く見られてきたのだ。
嫌でも嬉しいわけでもない。
ただ周りにそう言われたから自分はそうやって見られるんだなという自己認識を持っていた。
一種のアイデンティティだ。
おそらくは、身長が高くなかったことや顔の造形が大きい。
また行動も幼かったのかもしれないし、苦

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保育園の連絡帳を毎日の楽しみにしている。

保育園の連絡帳を毎日の楽しみにしている。

帰りの電車。いつも通りスマホを取り出す。アプリから通知が来ている。保育園の連絡帳だ。これが楽しみでたまらない。

公園でどんぐりを拾って保育士さんに見せたり、歌を歌い始めたら皆で大合唱になったり、昼食時にクラスメイトと好きなものの話をしたり。家での姿の延長と思えるものも、見たことのない姿もそこにはある。電車でニヤついてしまう。電車でスマホを見ながらニヤつく40歳の男は、気持ち悪いかもしれないけれど

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月記 神無月 息子編

月記 神無月 息子編

都民の日

都民の日には、無料になる施設がある。せっかくなので、上野動物園に来た。息子の動物への興味は微妙だ。動物との距離感と動きによって見るかが変わるようだ。動物よりも廃線になったモノレールをずっと見ていた。私はレッサーパンダを見られて満足。息子は電車に乗れて満足。

お出迎え

家のチャイムが鳴ると息子は出たがる。夜、再配達が来た。配達員さんをお出迎え。息子はおむつ姿だった。今の年齢ならすべて

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月記 神無月

月記 神無月

10月。まだまだ暑い。

都民の日

都民の日には、無料になる都内施設がある。せっかくなので、上野動物園に行った。息子の興味は微妙だ。動物との距離感と動きが興味のポイントのようだ。私は、レッサーパンダを見られて満足。息子は、電車に乗れて満足。

金木犀

金木犀が咲いている。濃い香がする。粉っぽいと思って昔は好まなかった。しかし妻が好きと知ってから不快ではなくなった。私の感覚なんてそんなものだ。

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信号は自由を守る戦いだ。

信号は自由を守る戦いだ。

信号が青になる。通りを渡る。当たり前のことだ。ただ動き出しを早くしたいのが私。

人が止まっている時に一人動き出している。優越感がある。ちょうど青に変わる瞬間に車道に足を着くとさらに気持ちいい。ずっとこう思っていたが別の理由があることに気がついた。

普通、信号が青になったら歩き出す。いや、歩き出させられている。信号に従わせられている。それに抗い、少しでも自由意志を持っていたい。これは自由を守る戦

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朝食を食べるのは、言い訳がないから。

朝食を食べるのは、言い訳がないから。

私はオートミールが好きみたいだ。オートミール自体がおいしいかと言うと、それほどとは思わない。ご飯の方がおいしいと思う。しかし腹のおさまりがなんとなく良い感じがするのだ。毎朝、オートミールとヨーグルトと冷凍フルーツやバナナを混ぜて食べていた。これに関しては、フルーツとヨーグルトがおいしいのだけれど、こうやって私の慣習に入り込んでいった。ずっと食べているが、現在は、基本的に夜に食べている。朝食を食べな

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大日如来坐像を美しいと思ったから真似したくなった。

大日如来坐像を美しいと思ったから真似したくなった。

暗がりにぼうっと輝く金色の塊。
半蔵門ミュージアムにある、運慶が作ったとされる大日如来坐像。その姿が、なんとも美しい。あまりに美しいので2度めの訪問だ。私の中の大日如来坐像が薄れてきたため補充しにきた。

私は、趣味で瞑想をしている。特別仏教徒でもないし、瞑想がうまくもない。瞑想の定番といえば、呼吸を数えるのだが、五回も数えられないことが大半だ。メンタルも弱く、怒りや迷いや煩悩に日々明け暮れている

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ハロウィンが文化になっていく。

ハロウィンが文化になっていく。

「ハロウィンのかぼちゃ!」2歳の息子はジャック・オ・ランタンを指さして言う。保育園で教わってきたのだろう。ハロウィンは根付かないなんて言われていたと記憶しているが、着実に根付いている気がする。世代交代。常識が切り替わっていく瞬間を見られている気がする。

私のイメージは、ハロウィンとはかぼちゃのランタンで子どもたちがお化けや怪物の格好をしてお菓子をもらうお祭りだ。先日、女の子が王女様の格好をしてい

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月の魅力

月の魅力

月が大きい。色も赤みがかり深い。夕方六時くらいの低い位置の月が見事だ。その時は、ちょうどゴミ処理場の塔の先端に乗っていた。「線香花火を逆さにしたみたいだ。」息子と妻にはスルーされる。いとあはれ。

青空に白い月。朝の月を見ると得した気分になる。登園時には、息子が「ムーン!」と言って出ていることを教えてくれた。さらに嬉しくなる。

最近は、夜のうちにゴミ捨てに外に出ている。息子も一緒に出て、月を探す

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エッセイって面白い?

エッセイって面白い?

人があまりにつまらない!と言ったものは、かえって気になることがある。

最近エッセイに興味を持ち始めた。
宮下奈都さんの『神さまたちが遊ぶ庭』を読んでからだ。
北海道のトムラウシという山の集落に一年間移住体験をした際の話だ。
ご本人はもちろん、登場人物たちが生き生きと描かれている。
特に子どもたちの会話がにやにやさせられる。

この本の中で、こんな話があった。
移住した話をしたところ「田舎での生活

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月記 息子編

月記 息子編

学ばせたい、教えたい、という思いが強くなっているかもしれない。

イライラと謝罪

息子が味噌汁をソファにこぼした。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シャワーを浴びながら息子に謝る。こんなことを繰り返してしまうのだろうな。

月明かり

夜の散歩。息子と月を見る。ほぼ満月。雲もなく煌煌としていた。息子は眠たそうだったが私は満足だ。

雨と歌

雨。個人的には濡れるので好きではない。しか

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月記

月記

心なしか精神が不安定になるのは、秋だからか。

イライラと謝罪

息子が味噌汁をソファにこぼす。私のイライラマックス。冷たくあたってしまった。シャワーを浴びながら息子に謝る。こんなことを繰り返してしまうのだろうな。

停電?

「すごいなぁ、豪雨と雷。」と思っていたら1秒ほど電気が消えた。おぉ!

私も成長した。

近所の商業施設のイベントに行く。すごい行列だ。並ぶか妻に聞くと、「並びたくないけど

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月記 葉月

月記 葉月

店は新装し、物は壊れ、季節は徐々に秋に移り変わってきた。

散髪

今日からリニューアルオープンだ。システムが代わり戸惑った。しかし私以上に店員が戸惑っている。こういったわちゃわちゃは好きだ。

洗浄機から異音

洗浄機のスイッチを押したら、低音で今までで聞いたことのない音がする。数回繰り返し、ピー!と音が変わり止まった。説明書を見てもわからない。10年経つし、ガタが来ているのだろう。修理をお願い

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