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未完フレンズ〜18年前の約束〜
小学校1年生の時の話。遠い記憶だが、何故かふと思い出したので書いてみる。
6歳の僕にとっては、その時に抱いた感情をまだ言葉に出来なかった。同い年の、そんなにクラスでも目立たない女の子。キャラクターが渋滞する文房具なんて使わず、無印良品で買い揃えたような淡白な筆記用具を使う子だった。
当時の女性おばちゃん担任が僕達に指令を出した。「みんなに図工の宿題を出したいと思います〜何か1つ自分で作品を作っ
「脳」へじゃなくて「脳天」まで響かせろ
たとえが上手い人になりたい。
この前こじるりが〝自分の 芸能人生はここから持久戦だと思うんですよね。今までは色んな仕事を請け負って、必死に働いて何でもやってやるぞという感じだったんですけど~例えるなら、20代前半は色んな部品を集めて必死に車を作り上げてた。これからはその作り上げてみた車がどこまで走るかだと思ってます〟
おおおぉぉと思った(笑)
こじるりの言っていることは前半部分でも伝わる。そ
10年間の親友だったベンチ
行きつけのカフェの一番端の席、昔よく遊んだ駐車場、家の近くの芝生、海が見える屋上。見渡してみれば、誰にでもお気に入りの場所はあるのかもしれない。
家の近くにある大きな公園。そこの砂場に一番近いベンチが僕にとっての特別な場所だ。このベンチに腰を掛けるときはいつも夜だった。夜空を見上げながら、時にカップラーメンをすすりながら沢山の感情を共にした。なんだかんだこのベンチとは中学3年生から今までの10年
ラジオはガストで聞くのが最高
ラジオは面白い。
僕は佐久間さんのANN0や、ファーストサマーウイカANN0、オードリーANN、霜降りANN0、不毛な議論、メガネびいきを中心に聞いている。周囲の友達は全くラジオを聞かない。映像がないのに何が楽しいのと問われることがある。それについて、ちょっとだけ書いてみる。
僕はラジオの面白さは、スターとダチになって談笑できることだと思う。ファミレスでだべってる感じ。
こう考える理由を、ラ
ものまね番組はテンポと保険が命?
フジテレビ「爆笑ものまね紅白歌合戦」を観た。微力であるが、自分が他のものまね番組に携わった経験があったので、こんな演出があるのか、演者さんの自由度が広いな、など勉強になり、あらためて「ものまね番組」について考えてみたくなった。
まず、大前提として「ものまね」を行うには、演者と客の間に〝本家のイメージを掴んでいる〟という基礎共通認識が必要になる。さもないと、〝誰、よくわからない〟と速攻で客の関心を
ワンバウンドを挟んだコミュニケーション
キャッチャーにボールを投球するのではなく、観客にそれとなく投げている
例えばラインの会話。グループラインで先輩から「以上の点、よろしくお願いします」なんて来た時、他の人が〝かしこまりました。よろしくお願いします〟と返信していたら、〝確認いたしました。よろしくお願いします〟〝承知しました、よろしくお願いします〟なんて言葉をスライドさせて返信する。
例えば誰かがグループラインで「○○誕生日おめでと
『あざとい』の価値観が変わった
後輩に〝『あざとくて何が悪いの?』明日放送なの~観て!〟と言われた。どうやらその番組を観て、あざとさを学び、実践させていくらしい。
若い世代の中で、あざといという概念が変化しつつある。
今まではあざとさは「何あの女」「ぶりっこじゃん、キモ」など否定的な見解が多く、まさに女性の敵であったと思う。でも今はどうだろう。後輩の発言もそうであるが、この番組が今放送される意味、そして田中みな実氏の芸能界で
3つの顔を創り出せる総合演出
今日から社会人。
世の中では新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っている。入社式も延期になり、自宅待機が命じられる弊社。先の見えない不安や、次々に中止になるイベント行事。都立学校はゴールデンウィーク(5月6日)まで休みらしい。大学の新歓も中止。あーあ、新入生はあのしつこいビラ配りやドキドキの新歓イベントに行けないのか、可哀想に。
と、いつまでも学生の立場を推し量っていてはいけないんだよなぁ。
〝しんがり〟って魅力的
皆さん、〝しんがり〟って知ってますか?
しんがりとは、
戦国時代、撤退する際に、追撃してくる敵を残って迎え撃つ役割です。つまり、殿様など本隊を逃すために、自らの命を張って敵を食い止める、トカゲの切り捨てられたシッポ的な存在でしょうか。
恩田陸の「夜のピクニック」を読んでいて同じ精神を感じました。歩行際も終わりにかかり、貴子は融となかなか話せずにいました。そこに、融のことを片思いする亮子がガツ
高3女子に言われたこと。僕は別に天才でも秀才でもないよ。
「先生は元々勉強出来る人間だからそう言うんだよー、何年かかっても、私が〇〇大学合格するの無理っしょ」
今は夏期講習の時期。塾の高3が何の躊躇いも無く、僕に言ってきた。こんなダメダメな僕だが、多少の勉強はしてきた。そのため、偉そうにスーツを纏って、塾講師のバイトに励んでいる。
そんなある日、「先生は元々勉強出来る人間だからそう言うんだよー、何年かかっても私が〇〇大学合格するの無理っしょ」
「ん