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この7年間のこと。伝えられることを、伝えられるうちに。
一度だけ人前で語ったことがありますが、この7年間どうしても文章にはできなかったことがあります。
病のことです。
幸いにも「いまはずいぶん良くなってきている」という前提を先にお伝えしつつ、少し振り返って書いてみようと思いました。
いや、書いてみようとはずっと思ってきました。
だけど、途中で恐くなり、何度も消してきました。
それを、「書き切ろう」と決めました。
わざわざこうして公にする理由は
『星くずからもらってきたもののすべてを』
『自分の「声」で書く技術──自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』という本を作る機会に恵まれた。先月の出版以降、もたらされる恵みは増すばかり。
今日もこの本のことを好きなだけ語らせていただく時間をもらえ、この本に触れた人たちの声をたくさん聞かせてもらえて、「言葉」というものについて語り合うことが好きなんだということを思い出せた。
僕自身、この本に出会えたおかげで自己検閲が薄まり、未成熟な
時の波圧と、風の声──『風の歌を聴け』(2024年1冊目)
文字を食べて生きているんじゃないか。長年そう思っていた。
けれど近年は食べられない日々が続いていた。仕事柄、細心の注意をもって原稿の一字一句を追う日々だから、胃もたれしていたのかな。どうしても、自分のための読書に使う体力が確保できずにいた。
2024年。今年こそ、読むことも書くことも取り戻したい。
そう思って手に取った1冊目が、村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』だった。
読書疲れをし
【2023.07.11火】もう、ほんとうに真剣に未来のことを考えなければいけないタイミングなのだとあらためて。
今日は全スタッフがオフィスに集まるアールミートアップの日。お昼はつくり置きでつくったお弁当を。
全員参加のワークショップでは、バリューチェーン、ステークホルダー、そこに生み出しているインパクトを洗い出して、新規事業や今後の方向性を探るためのブレスト。
いろいろはヒントがありながらも、「未来を見据えてこうやっていきたい!」という希望以上に、「何をしていくべき/していきたいのだろう」という問いがモ
【2023.07.10月】「何読もっかな〜」ってあれこれ悩んでるうちに寝る時間が来ちゃうんだよな。
昨晩はなかなか寝付けなかった。朝起きた瞬間は身体がダルすぎて「やば……」と思ったけど、身体を引きずりながらルーティンをこなすうちに、なんとか動き出せた。
ミーティングと雑務が多めな一日で、なかなか原稿編集の時間取れず。明日早起きして挽回したいところ(早起きの誓いの脆さを知っているが……)。
夜は予定どおりゴーヤチャンプルーを作った。薄切りしたにんじんを入れると彩りがよくなる。加えて、今日は玉ね
【2023.07.09日】「癒える事ない痛みならいっそ引き連れて」とミスチルは歌うけど、癒やしたいよね、やっぱり、特に腰は。
早起きしていろいろ進めようと思っていたのに、油断して二度寝してしまった。ほとんど原稿編集をしていた一日。
作業はいいんだけど、腰がまずい。このままだとほんとにまずい。集中力に関わる。
ジムは休会にして、その分を整体に投資しようかな。筋トレは家でもできるし。マッサージやヨガだけでは一瞬の安らぎ、それ以上はもうどうにもならん。
小学校のときみたいに、身体のどこも痛くない・気にならない・ダルくない
【2023.07.07金】攻か守ではない「無防備」の力。無為の為。
今日は感じたことが多すぎる……言葉にしたいことだらけなのに、ナウシカ観たらもうこんな時間。明日言葉にしたいな。
ナウシカ、ほんとうにやばい。
攻か守ではない「無防備」の力。無為の為。
世界の自浄作用。星の意志。
これで7冊ある漫画版の1〜2巻分の話しか入ってないんだから、ほんとに原作はとんでもない大作。
これはもう一回読まないとダメだ。
積読で終わっていたこっちも。
感性がスパークした
【2023.07.03月】細かくとも繋げる、という意識を持ちたい。
牡蠣料理のおいしいレストランがあって、場所を調べるために店名を検索窓に入力しようとするのだけど、ひたすら誤字になってしまって全然調べられない──という長い夢を見た。
長かった。ほんとうにずっと打ち続けていた。
スマホのパスワードを何度も打ち間違えてアンロックできない夢なら何度か見たことがあったけれど、今回のは初のパターンだった。なにかしら、もどかしい気持ちを抱えている無意識の世界が表れているの
【2023.07.02日】家族に誇れる仕事をさせてもらえたことに感謝。
寝起きが悪い。奇妙な夢も続く。
すっきりとは起きれなかったけれど、午前中は本の編集作業を少し進め、午後は買い出しと作り置きの料理を。玉ねぎの南蛮漬け、じゃがいものサブジ(玉ねぎと一緒にカレーとクミンで炒める&蒸し焼き)、カブの浅漬け、きゅうりの塩昆布和え。
夕方は髪を切りに行き、電車での移動中は昨日から読んでいる『ラテに感謝!──転落エリートの私を救った世界最高の仕事』(マイケル・ゲイツ・ギル
【2023.07.01土】病の経験をしたことも、いまではある種の特権になっていることを忘れてはいけないと思う。
「推し本を紹介しあう」というイベントを、先月社内でおこなった。参加者の一人が紹介していた本を編集長が読み、「とてもよかった、ゆうやくんの選書候補にいいかも」と貸してくれた本を、いま読んでいる。
大手広告会社のエリート街道をひた走っていた著者が、ある日とつぜん解雇を言い渡される。高給だったとはいえ、子どもが多く学費がかさみ、貯金に余裕はない。そんななかで、出来心に負けて過ちを犯し、家族とも離別。一
他者への義務感を、自分の表現を抑え込む理由や言い訳にしてはいけないのだと思う。
最近は仕事モードばかりになっていたかもしれない。自分の表現を磨くことよりも、他者の表現を磨くことに必死になっていた。果てしない量の原稿と、自分の未熟さへの自責の念に駆られて、自身の表現は後回しにしなければならないと感じていた。
そんななか、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの評伝を読み始めた。「歩くよりも先に描くことを覚えた」という彼女の、人生を通して尽きることのない凄まじい表現欲に触れて
痛みに触れずに生きるよりも、痛みを伴ってでも深く関わる。
会社の期末は2月なので、今日は年度末(3月)以上に一区切りな感じがします。
明日からまた、新しい期が始まります。
今年に入ってから、自分の人生を出し惜しみなく全部使って向き合うべきことが降ってきています。
この2ヶ月は、それが自分の器の大きさをはみ出し、どうこの重さに耐えたらいいのかが見えず、もがくばかりでした。
3年前の3月は大きな転機で、長年の苦しみからようやく自分を取り戻していく旅路が本