想定外を歓迎する
2024年4月12日(金)朝の6:00になりました。
もう誰の言うことでも予想つくくらい、長いあいだ悩んだんだもんね。
どうも、高倉大希です。
学校の先生は、トラブルを嫌います。
子どもの喧嘩がはじまれば、すぐに仲裁に入ります。
自分のクラスで喧嘩が多いと、指導力が足りていないと思われてしまうからです。
対応に時間を取られて、当初の予定が狂ってしまうこともよくあります。
先生からしてみれば、トラブルなんて起こらないに越したことはありません。
出てこようとしている芽は、速やかに摘むのがいちばんなのです。
しかし、どれだけ注意深く先まわりしようとも100%予防することはできません。
それでも起こるのが、トラブルです。
起こること自体が悪いことだと思っていると、いざ起こったときに慌てます。
なんとしてでも沈静化しなければならないと、思い込んでしまうのです。
くり返しになりますが、トラブルは起こるものです。
起こることが悪いのではなく、起こって当たり前だと思っておかねばなりません。
いざ起こってしまえば、あとはいかに上手く活用するかを考えるだけです。
トラブルから学べることは、案外たくさんあるはずです。
現状に慣れて先まわりする力がつくと、トラブルは起こりづらくなります。
目の前で展開されるほとんどすべてのできごとが、想定内に収まります。
たしかに、安心することはできるのかもしれません。
しかしそれは、現状が変わることを怖れるようになるという意味でもあります。
想定内に収まることが増えるほど、想定外のことを怖く感じるようになります。
多くの学校の先生が、トラブルを嫌う理由も同じです。
ドラゴンボールの主人公、孫悟空はこう言います。
「オラ、もっと強いやつと戦いてぇ」
想定外を歓迎する。
じつはこれがいちばんの、想定外対策なのかもしれません。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。